活動データ
タイム
06:47
距離
19.6km
のぼり
731m
くだり
729m
活動詳細
すべて見る今回のブナ山は十方山林道。 十方山林道は恐羅漢山の麓、二軒小屋から廿日市市吉和の県道488号線に繋がる14kmの未舗装の林道です。 山という定義ではありませんが、林道沿いの渓谷には原生林に近い形で残ったブナ林があり、広島ブナ59山のひとつに数えられています。 特にその中間部分は細見谷渓畔林と呼ばれる林が広がっています。 渓畔林というのは、沢沿いに林が帯状に広がっているもので、細見谷渓畔林においては、細見川沿いに幅100m~200m、長さ5kmに渡りブナやイヌブナ、トチノキ、ミズナラ等の広葉樹で構成された林が広がっています。 残念ながら渓畔林以外の両側の斜面のブナ等は全て伐採され、代わりにスギやヒノキの針葉樹が植えられました。その後、この渓畔林も伐採の危機に瀕しましたが、自然保護活動の成果により、それを免れ、さらにその後の十方山林道を拡張、全線舗装する大規模林道計画も沢山の人の努力により計画は中止になっています。 このことはニュースとかでも取り上げられ私も知っていましたが、今回実際この林道を歩くことでこの谷の貴重さ、素晴らしさを知り、保護とか、そういった問題にも関心を持っていきたいと思いました。 この自然がいつまでも残って欲しいと強く感じるとともに、初めて見る美しい渓畔林の風景に感動した山歩きでした。
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