枝尾根迷路はマシになりますが細々した小ピークにはまだまだ付き合わされる。

赤倉山付近は森の雰囲気が独特で、近付いてくるとなんとなくわかります。 戻る 次へ

まつさか香肌 馬蹄型南部縦走 DAY.1 / 入道ヶ塚~桧塚~池木屋山 の写真

2020.06.06(土) 14:55

枝尾根迷路はマシになりますが細々した小ピークにはまだまだ付き合わされる。 赤倉山付近は森の雰囲気が独特で、近付いてくるとなんとなくわかります。

この写真を含む活動日記

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10:05

21.0 km

2383 m

まつさか香肌 馬蹄型南部縦走 DAY.1 / 入道ヶ塚~桧塚~池木屋山

桧塚奥峰・明神岳・薊岳 (三重, 奈良)

2020.06.06(土) 日帰り

台高山脈~支稜をツェルト泊縦走。 蓮ダムを起点に、反時計回りで周回😊 ※Vルートのため、ざっくりレポ。 2日目のレポはこちら。 【まつさか香肌 馬蹄型南部縦走 DAY.2】 https://yamap.com/activities/6604004 今回の縦走プランは、 ① 蓮ダム辻堂橋から伸びる西尾根を辿り桧塚へ、 ②台高縦走路を南下し、池木屋山を経て、 ③池木屋山東尾根を辿り、白倉山と迷岳を踏みホテルスメールへ降りて蓮ダム辻堂橋まで。 戻ってくる周回縦走プラン。 こちらを一泊二日で歩いてきました😊 ・1日目 蓮ダム🅿️~桧塚~池木屋山~P1332直下で幕営⛺ ・2日目 ~江野股ノ頭~白倉山~迷岳~スメール~蓮ダム🅿️ 活動距離18:00 活動距離40km 累計標高 上り3883m 下り3876m 短くまとめるため、1日目と2日目を分けて記載。 今回の縦走は地図に無いVルート区間が多く、コースについての説明がしにくいのですが、各区間の注意点ぐらいはお伝え出来たらと思いレポを綴ります。 一泊二日で歩きましたが時間的、体力的にも二泊三日がおすすめ😊 ■ 1日目スケジュール 行動時間10:00 移動距離21km 主要ピーク 13峰 (YAMAP掲載分) ① 蓮ダム辻堂橋から西尾根を辿り桧塚へ、 ② 桧塚から台高縦走路を南下し池木屋山へ、 ③ 東尾根を辿りP1332水場近くで幕営。 水枯渇問題が発生し、池木屋山あたりに幕営するはずが、水を求めて池木屋山東尾根P1332付近に幕営しております。 レポ✏️では各区間の大まかな特徴、 写真📷ではポイントの雰囲気と今回起きた水不足問題を個人的に綴っています。 暇潰しにお読みいただけると幸いです😌 ■ ルート概要 ①蓮ダム辻堂橋から西尾根を辿り桧塚まで。 この区間は取り付きすぐの序盤、 ・辻堂橋から入道ヶ塚までが一番わかり辛く道もよくありませんでした。 辻堂橋を渡りすぐ右手にある“入道ヶ塚”への登山口、ここから取り付いて高い尾根を目指して登れば辿り着くんですが、道は脆く斜度も急でコースサインも少ない。 私の軌跡も合ってるかわからず、登山口はあるけど登山道は無いような感じ。 踏み跡もテープもほぼありませんが、目指すポイントはわかりやすいのが救い😊 入道ヶ塚を越え、尾根が広くなると踏み跡とテープも増えかなりわかりやすい親切な道に、トガ尾出合(青田側からの直登ルート)・池杉山からは桧塚までなだらかで歩きやすい道が続きます。 ② 台高縦走路を南下し池木屋山まで。 桧塚からは明神岳手前(明神平方面)へ向かい、北部台高縦走路に合流し南下します。 この区間の注意点は、 ・東に伸びる大きな尾根に引き込まれない事 道なりに登るとほぼ東へルートを外れます。 特に 笹ヶ峰~千石山 あたりは要注意。 台高縦走路だけあって道にはテープは多いんですが、尾根分岐には明瞭なテープはありません。 ・アップダウンが細かく、距離以上に時間がかかる 技術的に難しい道ではないんですが、とにかく登ったり降ったり、想像より時間がかかる区間。 意外と水場が少ないのも注意するポイント。 ③ 東尾根からP1332直下。 この区間のイメージは、 ・少し道が険しめ って事くらいですね、道も徐々に狭まってくるので、登山道の雰囲気は南部台高縦走路っぽさもありました😊 距離も短いので、東尾根については2日目のレポで触れようと思います。 ■ ルート上の水場について(渇水期) 本当は池木屋山手前で幕営する予定でしたが、台高主稜線付近の水場、ルート上にある水場が全滅。 水を求めて先へ進み、P1332付近にあった唯一生きてる水場あたりでビバークする事に。 笹ヶ峰から持ち水が無くなり、すぐ先にあるはずの千石山直下の水場もほぼ涸れてて、もう1ヶ所の谷筋、更に奥ノ平峰あたりの谷へ降りてみましたがそこも不発。 日照り、雨不足が続いて谷水を求めるには相当下らないといけないタフなコンディションでした。 あまりに水の気配が無いので池木屋山からのエスケープも頭をよぎりました。 結果的にP1332直下の谷筋へ降り、水を確保出来ましたが時間的にキツくここでビバーク。 ※1日目・2日目合わせて、今ルート上の水場は全て涸れていました。(渇水期) 基本的に谷筋へ100mほど下れば確保出来るのですが、直近の日照りによる影響でかなり下らなければならず、どこまで下れば水があるかもわからない状態です。 今回生きてたP1332直下の水場も、距離は短いものの道なき谷筋を無理矢理下ってます。(山と高原地図には【谷筋を下れば水場有り】と書かれています。 千石山直下の水場は潤沢な印象があるので、ここが涸れていたら小さな谷筋の水は望み薄だと思いますので一つの参考に。 ■ 反時計回りを選んだ理由 ・晴天の稜線を歩いて景色を堪能したい 土曜日は天気が微妙で、日曜は好天予報。 池木屋山東尾根~迷岳は、台高山脈には珍しく稜線の展望に恵まれた区間です。 森の美しさ、稜線美は感動しちゃいました😳 取りつきに辿り着くまですら大変なので、まさに台高の中でも特別な秘境にすら思えます。 ・1日目は体力的、2日目は難易度的にキツい 明神平~池木屋山区間のアップダウンは何度か経験し時間がかかる事も理解してます。 1日目に出来るだけ歩いて2日目に余裕を持たせ、2日目の核心部になるであろう“野江股の頭”を元気な状態で挑みたかったという理由もあります。 【あとがき】 県境を跨いでるのでレポを記載するか迷いました。 山行2日目、登山道整備をされている方とお話していて、『こちら側(三重)は登山道が険しく、少しでも遭難を減らしたい』と言いながら、台高で馴染み深い“黄色い登山道テープ”を巻いている山岳関係者。 今回のルートは情報が非常に少なく、一筆で周回している軌跡はネットに上がっていないので、情報共有としてレポを残す事に。 テープは貼れないけど、この素晴らしい山域に違った形で貢献出来たら嬉しいです😊