アサギマダラのロマン、“初もの”と“お初”の象山・擬宝珠山

2020.06.06(土) 日帰り

活動データ

タイム

03:30

距離

4.2km

のぼり

365m

くだり

367m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 30
休憩時間
1 時間 12
距離
4.2 km
のぼり / くだり
365 / 367 m
12
50
43
24

活動詳細

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《梅雨入り前の清々しい頃の記録です》 ⛰「大山」に行くには時間が遅いので、「大山」大山塊の南東に位置する烏ヶ山を見て、久しぶりの象山(笹ヶ峰)と初めての擬宝珠山花ハイキングにする。擬宝珠山は今回初めてなので楽しみだ。 🌸しかし、目当てのイワカガミは見つけられず、カタクリもとうに終わっている。それでも、初めてのギンリョウソウ(銀竜草)に遂に逢うことが出来た😄 ギンリョウソウは“お初”だから目出度いことこの上ない。寿命にも良い影響があるかもしれない )^o^( 🐲🐉ギンリョウソウは一見柔らかくて脆そうだが、ネットで見た食べた(噛んだ?)人の話では大変固くコリコリしていると書いてあったようだ。毒はなさそうだが、トライする人はよくよく調べてからの方が良い。自分も試す勇気は毛頭ない🤣 それにしても銀白の色と透明感、生き物のような形(竜、タツノオトシゴ・・)は妖精のようでもあり、また精霊の現れのようでもあり、スリーピー・ホロウ(Sleepy Hollow、Johnny Depp)みたいなちょっとダークな世界に引き込まれて行きそうで興味が尽きない。暗闇で出遭うと間抜けな想像力が働いて腰を抜かしてしまうかもしれない! 🐲 🐉ギンリョウソウは腐生植物に分類される。葉緑素を持たず腐土中の栄養分を摂取することで生きているとされてきたが、実はそうではなく共生する菌経由で栄養を得ているというのが最近の知見らしい。であれば腐生植物ではない。誰にも迷惑を掛けずに生きているようだ。「腐生植物」という呼び名はちょっと可哀そうな気がする。 🦋象山では、今年の“初物”!アサギマダラがかなり飛游(造語💦)していた。アサギマダラは明るいアサギ色(極く薄い藍色)が目立つ綺麗な中型の蝶だから気付きやすい。登山道に留まってることも多く、歩いて行くと足もとから飛び立つので地面から湧き上がって来るようでとても心地よい。飛び方も、人を怖れている風もなくふわふわしていて、飛び立ってもそれ程遠くに行くでもなく、視界の範囲でまたどこかに留まってはそれなりの用を足している風だ。こんな立派な宝石のような蝶を周りに数匹侍らせながら歩くなんてとても豪華な話だ。 🦋🦋大山界隈ではアサギマダラを良く見かけるが、特にここ奥大山は密度が少し濃いような気がする。蜜を取るヒヨドリソウ(鵯草)が多いとか、幼虫が餌にするガガイモ科の植物が多いなど住みやすい要素が揃っているのかも知れない。また他に水や気候などの影響もあるかもしれない。その幼虫が食するガガイモ科植物には毒(アルカロイド)が含まれているので、それを恐れてか、この蝶は鳥などに捕食されることがほとんどないとのことだ!これは捕食動物を経由して毒 (TTX) を溜め込み、自家中毒しないフグ🐡に少し似ているかもしれない。無防備にふわふわ、高く低く飛んでいるのはおそれを知らぬ者の風格の顕れなのかとも。 🦋🦋🦋この早い時期(6月初旬)にアサギマダラに逢うことが出来たのは想定外だった。ふわふわ飛んでいると言ったが、この蝶は信じられない飛翔力を持っていることが知られている。遠くは香港、台湾、沖縄等から春に北上し、秋・冬に南下し、今まで記録された最長飛距離は2,500㎞に及ぶというから、それを知ると感嘆すると同時に畏れ入る。ふわふわ目の前で飛び交うアサギマダラと昼夜兼行で猛烈に飛翔する(海の上では多分休むことが出来ないのでは?)アサギマダラが全く一致しない❗️あのアサギ色の膜と黒と茶の縁取りのフレーム(トラスフレーム⁉️)には強風強雨にも粉砕されない素晴らしく強靭な未知のマテリアルが鋳込んであるに違いない❗️ 🍁秋に逢いに行くと、別れ際に一緒に飛んで行かないかと誘われるかもしれない✨一緒に夜間飛行が出来たら蝶になるのも悪くない🤗

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