活動データ
タイム
09:01
距離
24.9km
のぼり
2355m
くだり
2355m
活動詳細
すべて見る脇道、坂道、迷い道 人生には様々な岐路がある。 夜明け前の国道17号線を北へ走る。 漆黒の闇夜は徐々に明るくなる。 駐車場に車を滑り込ませ、靴紐を結んでザックを背負えば、今日という1日が始まる。 今回は仙手清水を入手でき、水の心配が要らないことから、いつものmont-bellの38Lザックではなく、ファストハイク用のマムートの12Lザックを選択する。 また、残雪の心配もなさそうなことから、靴もトレランシューズに足を通す。 三国トンネルのブラックホール脇を右に折れ、山の斜面を一歩ずつ登り上げる。 湿気を含んだ森の空気により、額から汗がじんわりと吹き出す。 今日は、ぐんま県境稜線トレイルの未踏部分である三国峠から平標山の家までの区間を歩き、三国山、三角山、大源太山を踏破した後、YAMAPを始めた記念の山である平標山頂まで足を伸ばしてピストンする計画だ。 ただ、平標山までのピストンだけでは時間も中途半端で勿体ない。 あわよくば、さらに未踏区間の三国峠から稲包山を経て三坂峠まで行きたいなと、事前に確認していた登山ルートを頭に思い浮かべる。 ふと見上げると、目線の先には『中部北陸自然歩道』と書かれた木製の道標が目の前に現れた。 道標には、右に進むと大般若塚まで約3キロ、左に進むと三国峠まで約0.5キロと書かれている。 そう、そのとおり書かれていたのだ。 ここで山高地図やYAMAPの地図でも確認して左折すれば良かったものの、既にCPUの足りない脳が『右折』のENTERキーをタップし、足が自然と大般若塚方向へと向かう。 初めはそれに気付かず、所々に石像の立ち並ぶ峠道を歩く。 平坦に近いモフモフの峠道は快適で、やや小走りになる。 次第に峠道は下り坂となり、体感方位に注意を促す黄色信号が灯る。 何かがおかしい。 そう気付いた時には時既に遅く、分岐から誤った道を10分程度は下ってしまっていた。 またやってしまった。 去年も日帰りで挑んだ谷川馬蹄形時計回り、清水峠の先で道標に気が付かず、大源太山方向に歩を進めてしまい、最後の白毛門からの下りで肉体的にも精神的にもかなり削り取られた苦い思い出がある。 当時から全く成長していないなと思うと、このまま来た道をただ引き返すのは悔しい。 地図を確認すると、このまま進むと法師温泉前を通るルートがある。 三国街道散歩道、行ってみよう。 思っていたのと全然違う方向であっても、回り道はたぶん、人生の一番の近道だ。 逆に近道だと思って選んだ道は、実はつまらない道だったり、最短で行けると思って行ったのに成功しないこともある。 Turn away and slam the door. let it go!
活動の装備
- モンベル(mont-bell)プルトップ アクティブボトル 0.7L
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