茶臼岳☀️/☀️(テン泊のつもりが避難小屋泊)

2020.06.02(火) 2 DAYS

活動データ

タイム

17:09

距離

20.5km

のぼり

2450m

くだり

2447m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 28
休憩時間
1 時間 40
距離
8.9 km
のぼり / くだり
1816 / 351 m
40
39
1
1 46
3 19
DAY 2
合計時間
8 時間 41
休憩時間
2 時間 49
距離
11.5 km
のぼり / くだり
618 / 2095 m

活動詳細

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「雪解けした南アルプスに行きませんか?」と相方。 例年なら山小屋も開け賑わいをみせたであろう時期だが、昨今のコロナ騒ぎで多くの山小屋は閉鎖となった。 お天気はコロコロ変わるが諸々の条件も良さげなので荷物を纏めて『茶臼岳』へGo!! 畑薙第一ダムを越え沼平に車を駐車🅿️。駐車スペースは10台程かな。 朝早く無人のゲートを越えて工事中の車道をテクテク歩いて行くと、なが〜い吊橋が見えてきた。  (*꒪꒫꒪)ゑ?コレを渡るの…!!?? 湖面から遙かに高い位置の吊橋を横目に見ながら茶臼岳登山口となる大吊橋の元へ。 山登りの前に最初は長さ181mの『畑薙大吊橋』の試練だ。高度感が普通に怖いので前だけ見て歩きました。(笑) 吊橋を無事過ぎたら急登がお出迎え。今回テント泊装備一式とカメラ📷を入れたザックの重さは20kg💦流石に詰め過ぎたか。 素直にストックを出し長い行程に脚を残す為にロースタートに努めます。 『ヤレヤレ峠』までのルートはザレ場もチョイチョイ有るので、危険では無いですが少し注意⚠が必要と思いました。 『ヤレヤレ峠』から『ウソッコ沢小屋』までは荒ぶる自然が破壊した橋跡に仮設の橋が架けられています。 前日の雨に増水を心配してましたが杞憂に終わりました。段差を乗り越える時に、頭上を通る橋の残骸ワイヤーにザックの頭を引っ掛けてコケました。💦 (俺だけかもしれませんが(泣笑))縦長のザックを背負って行かれる方はご注意下さい。⚠ 橋が流された付近は沢筋を歩いて行くのですが、少し分かりづらかったり山肌に作られた階段を頼りに歩く箇所も有ったりと緊張する場面も。 長い年月が経過し強度も落ちている様子です。 ザレた岩の中に眼鏡の落とし物も有りましたので充分注意して行きましょう。 『ウソッコ沢小屋』は通年無人の山小屋。焚火の跡を眺めながら休憩したら、沢の流れる音を聞きながら『中の段』へ出発。 この辺りから斜度を益していく登山道。階段が5基待ち構えています。 『中の段』迄でも充分応えましたが、まだまだ道半ば。休憩しながら峠に出ると赤い屋根の『横窪沢小屋』が眼下に見えて来ます。 無人と分かっていてもホッとするものですね。 『横窪沢小屋』は避難小屋として開放してくれて有り、東側から入れました。ヘリ🚁も降りれそうな位広い前庭も擁しています。ベンチに腰掛け一休み。 見える新緑は色を濃くし初夏の様子を感じさせてくれる。風は冷たく気温も16℃と上気した身体に気持ちが良い。 『横窪沢小屋』で休憩したら行程もあと半分。中途ポイントの『展望ベンチ』迄ひたすら登ります。 『展望ベンチ』は南側を臨めるように木々が切り払われていました。 高度を増した景色を眺めながら一休みしたら、まだまだもう少しと一歩々々を進めて『樺段』へ。 この頃には流石に疲れも出て来て、キツイ💦長い💦重い💦ザックの重さが肩に食い込む。💦 長丁場の行程でしたが『樺段』まで着いたら『茶臼小屋』迄はあともう少し。 重くなってきた脚に気力を奮い立たせて登りきると『茶臼小屋』にやっと到着出来ました。 『茶臼小屋』にはテント泊⛺のつもりで来ましたが、なんと完全に無人!!完全に貸切状態!! こんな幸運は稀と思い避難小屋泊未経験なので、急遽避難小屋泊に変更です。 綺麗で手入れの行き届いた小屋の開放された2階部分にお邪魔します。 2段ベットの様に上下に仕切られた部屋に荷物を下しホッと一息。 閉め切られた天窓をガラリと開けると富士山🗻を正面に景色を一望出来る素敵なロケーション。 水場も確認をすると、ちゃんと水がサラサラと流れ一安心。 ε-(´∀`*) トイレ🚻は両端が開放してくれてありました。 陽が山陰に隠れる頃には瓦斯も出て来て冷え込みます。麓は夏日でも此処はまだ雪渓も残る気温。ダウンの上下を持ってきておいて良かった。 風を遮れる炊事場も開放されており快適に料理を作り、ビール🍺で今日の山行に乾杯🍻!! 21時には視界も取れぬ位の濃いガスと風が雨戸を揺らす音も。避難小屋の宿泊をさせて貰って本当に良かったと感じました。多分、テントなら寒い寒いと言っていた事でしょう。山小屋の有り難みが良く分かりますね。感謝の寄付金をちゃんと入れさせて頂きました。(。-人-。) 寝袋に入ったら、おやすみなさい。 ◦<(¦3[▓▓] 日が変わる頃。少し開けておいた雨戸の隙間から星空が撮れぬかと外を眺めてみる。 高いびきの相方には悪いが窓を開けカメラ📷で星空撮影🌠。 粘ってみたが残念ながらガスが掛かり綺麗な星空は撮ることは出来なかった。 条件が良ければ光の少ないこの場所は嘸かし綺麗な星空が見えるのだろうな。と思いながら再び寝袋に潜り微睡みの中へ。 光が射し込むこの時期の日の出🌄は0430時頃。 昨日疲れて登らなかった『茶臼岳山頂』へ朝食前にアプローチ。 雪渓の為にチェーンアイゼンを持ってきたが、装備しなくても緩んだ雪はキックステップで登っていける。 稜線に出ると西から吹き付ける風に乗った雲が、足早に身体を舐めながら通り過ぎていく。 雲の切れ間で時々顔を覗かせる茶臼岳山頂。 高度を上げながら振り返ると『上河内岳』も頭を覗かせていた。 自然の織り成す景観を楽しみながら、あっという間に『茶臼岳山頂』へ到着。 時間と共に雲が様相を変えていく。 自然が作り出す美しさにカメラ📷のシャッターをきる。自然の織り成す演出に心奪われ大変満足。が思ったより時間も取ってしまったので足早に山頂を後にした。 『茶臼小屋』で朝食。今回相方が準備してくれたのはサンドイッチ。 相変わらず器用な奴だ。 冷たいトマト🍅とレタスに焼いたスパムを載せて美味しく頂きお腹を満たしたら、お世話になった小屋に別れを告げて気温も10℃と涼しい中で下山開始。 昨日と違い高度と反比例して気温も上がる中、長々と登ってきた急登をサクサク降りて行くと、下からガツガツ登って来た登山者と擦れ違う。 下山の間に出会った人はこの方と、横窪沢小屋で1人。 小屋で休憩している時に静岡県警のヘリコプター🚁が頭上を3回周遊していった。きっと警邏していたのだろう。頭が下がります。<(*_ _)>お疲れ様です。 最後に河原で出会った年配の方が1人。この方なんと『茶臼小屋』の小屋番の方だった。 小屋の様子と設備点検に登って来られたそうだ。 無人開放となっていても、こうして管理してくれている方がいる事で、我々が無事に快適に使わせて貰っている事にも感謝でした。 御礼を言わせて頂きました。 (*-ω人)ありがとう御座います。 気温も26℃迄上がり長い行程にやはり脚がキツかったので『ヤレヤレ峠』で「本当にヤレヤレだよ!!」と1人ツッコミを入れ、名前の由来はきっと下山時だな。と勝手に納得しながら無事下山する事が出来ました。 今回も良い経験が出来た素敵な山行ありがとう御座いました。 《備忘録》 ○装備 テント、グランドシート、マット、シュラフ、シュラフカバー、ダウン(上下)、レインウェア(上下)、チェーンアイゼン、着替え(サーマルウェア・靴下)、食器、バーナー、燃料、一眼カメラ、予備電池、ヘッデン、ランプ、ファーストエイド、ザックカバー、テムレス、ストック ○行動食(おにぎり2個・お菓子類)、食料(一部)、非常食(インスタント2個)、飲料水(お茶2本・DAKARA2本・水筒1L・ビール1本)、パン2個 ○ウェア ドライレイヤー(上下)、サーマルウェア、バーブパンツ、c3fit、フーディーニジャケット、ダンタフ(厚手)、手袋、ビーニー(未使用)、帽子、ナノエア 《感想》 ○行動食のお菓子は最低限で良い。 意外と食べない。が、塩気のあるものは長い行程の中で欲しくなる。水だけだとバテる。梅タブレットは美味しかった。 ラムネが良い。らしいが…試してみよう。 ○元々テント泊予定だったので結果論だが、小屋泊装備ならもっと楽だったと思われる。行程が長い計画時は素直に小屋にお世話になった方が身体が楽で良い。 ○今回テント類一式、テムレス、アイゼン、シュラフカバーは不要でした。 ○麓は夏日を数えても山はまだ寒い。停滞時ダウン(上下)は役にたった。 朝イチのアプローチ時にナノエアは優秀な着心地。 ○今回は水が採れたので、水筒のお湯1Lは余分だったが、保温が出来るのはやはり優秀なので水筒は持参しよう。

活動の装備

  • その他(Other)
    MEINDL(マインドル)ジョラスgtx

メンバー

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