活動データ
タイム
07:17
距離
11.4km
のぼり
1170m
くだり
1169m
活動詳細
すべて見る(★6.16追記 下の入山料の件、次週改めて「登山者は入山料不要と聞いたが?」と聞く→無料でOK と現地で確認して下さった方の山行記を拝見しました。まんまと支払ってしまった僕のせいで混乱を招きました旨、お詫び致しますですm(__)m) 珍しく明け方に目が覚めたため、粟ヶ岳へのリベンジはちょっと横に置いておいて 前から気になってた御神楽岳の室谷コース。 ちなみに蝉ケ平コースの方はたとえ10年後だろうと挑戦できる気すらしません。 R49を津川へ → 津川の街中から上川方面へがっつり潜る。高速なしで水原から登山口までざっと1.5h弱、新潟市内からだと2hってとこでしょうか。 米山とか守門岳とかこことか、のんきに7時8時起きだと厳しいんですよね。 途中、ツナギ姿のお父さんが道端に座っており その脇には「入山者は一人1000円払って許可証もらってね」と大書された看板。何年か前に室谷洞窟に行った時は見なかった気がするが、山菜の時期だからかしら。 家族連れとかだとけっこうキツい出費だよなと思いつつ笑顔でお支払い。ご苦労さまです。 室谷川を渡り、未舗装だが整備された林道の最奥が登山口。 滑落者がけっこう出るから気をつけなさいよ、の看板を横目に登山道へ。 草に埋もれそうな道を数百m歩いたのち、沢と並走するブナの森へ入ると ・・すげえ。 視界いっぱいの新緑と、木漏れ日が作る強烈なコントラスト。 鳥と競うように空間を満たす、春セミ(エゾハルゼミ? やる気のあるヒグラシみたいな感じ)の声。 スギ林とは明らかに違う、緑と土と水の匂い。 もう気持ち良すぎて、一息吸い込むごとに笑いが出るデブ。さっきまで寝不足と関所のお父さんとのやり取りで微妙にモヤモヤしていたが、もうぜんぜんいいです。吹っ飛びました。 ずっと森の中でもいいやとか思ってたら、標高700m過ぎまでホントにずっと森だった。すいませんウソでしたそろそろお腹いっぱいです許してください。 「御神楽岳まで2h40m」の標識から少し様子が変わって、陽の当たる道へ。勾配は緩く、デブ汗こそ出るものの息が切れるような場所は無し。 この調子だと後半よっぽどキツいんじゃね?と怯えながら、前週の失敗を踏まえてスポーツドリンクを飲み飲み、さらに水場でガブガブ。いつかおかしな寄生虫とか腹に入れてしまうんだろうなあ。 1100m前後くらい? の少し開けてきたところで、視界にズドンと飯豊山。 ここまでほとんど左右は木だったので、しばしすげえと見入る。 これ以後はずっと左手に飯豊山を見ながらの行程。 そして雨乞峰少し手前で、視界は左手下方向にも一気に開ける。 周囲の山はどこもかしこも、転がり始めたら全く引っかかりどころの無さそうな岩肌が山頂からずっと下まで続いており、もう見てるだけで足がザワザワ。 へっぴり腰で先へ。 雨乞峰(標示なし)からのヤブがちな道を抜け、ラストの登り。 頂上直前には、諸先輩の日記でも「ちょっと怖い」と定評のあった岩場が。たしかに切れ落ちてるけど、わりとすぐ下に緩い斜面があるので大したこと無さそう ・・・なんてことはまったく無く、視界が大パノラマなのでくっそ怖い^^; 高所恐怖症が全開で発動。右手の草を必死につかみ、下だけ見つめてよちよち歩き。おしっこもれそう。 と言ってもせいぜい20〜30mかそこらなので、念仏も唱え終わらないうちに登頂。 改めましてすごいパノラマ。北は二王子から始まって飯豊山〜はるか東に磐梯山、南側は浅草岳に守門岳〜背後に越後三山、西には矢筈岳に粟ヶ岳。なんかのチェックリスト作れそう。 そしてこちらのコース、結局登頂まで急登と呼ぶような登りはいっさい無し。そんなに人気ある感じの山ではないのが不思議。 ブユがまたわんわか飛んでるので、粟ヶ岳でさんざ食われた恨みを晴らすべく作ってきたハッカ油スプレーを投入したところ、圧倒的すぎる効果。これだけ居るブユが、ほとんど寄ってすら来ない。 先週の苦労はなんだったんだ とボヤきながら快適に昼メシを頂く。 登りに輪をかけて怖い岩場を、あわあわ言いながら降りて帰路へ。 あれほど鳴いていたセミの声はすっかり消え、ときおり鳴くウグイスの声と沢の音だけを聴きながら森を歩く。 あんまりヒマなので、熊よけのつもりで昔100均で買った火薬鉄砲を鳴らしてみる。半分がた火薬がシケってて不発。 歩行距離としては二王子・粟ヶ岳より短いはずが、なにせ森が長いため「いつまでたっても着かない感」はこちらの方がぜんぜん上。 動物(クマ除く)にでも出会えば楽しいのに、ってついさっき盛大に追い払ったばかりじゃありませんか。いやですわ奥様おほほ。 登山口到着。自分の車がラストなのはまあお約束として、 先ほどからぽつぽつ来てた雨が、車に乗り込んだとたんに大降り。これはおかしい。いつものパターンと真逆ではありませんか。 ・・・という話を帰って嫁にしたら、「入山料のご利益じゃね?」とのコメント。上川民おそるべし。
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