甲武信ケ岳~雁坂峠

2020.05.30(土) 2 DAYS

活動データ

タイム

14:50

距離

23.6km

のぼり

2498m

くだり

2507m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 12
休憩時間
12
距離
9.0 km
のぼり / くだり
1784 / 533 m
35
17
DAY 2
合計時間
7 時間 37
休憩時間
12
距離
14.3 km
のぼり / くだり
705 / 1974 m
23
45
32
3 2

活動詳細

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●一日目 《食事》 ・朝…おにぎり、ゆで卵、卵サンドイッチ、コーヒー牛乳、ドーナツ ・行動食…カントリーマーム、ドライフルーツ、塩タブレット ・夜…マジックライス、麻婆どんぶり、牛とじ丼、豚汁 ・夜食…えいようかん、緑茶 《服装&持ち物》 ・服装・・・半袖Tシャツ、アームカバー、短パン、スパッツ、幅広帽子、雨具上下、(テント内)ソフトシェルパーカ、薄手のダウン、ダウンパンツ ・寝具・・・夏用半身用シュラフ、クローズドセル 西沢渓谷バス停に到着、一軒土産物屋さんが営業してます。バス停から登山道入り口まで20分くらい。きれいなトイレと東屋が見えてきます。西沢渓谷は周遊コースがあるので、家族連れも数組いました。 登山口からは、「近丸新道」が荒れているというので「徳ちゃん新道」をひたすら登ります。展望がない登山道ですか、春ゼミが鳴き新緑が清々しく気持ちがよい。 しかし、序盤の急登は自粛で萎えた体力ではきついものがありました。戸渡り尾根は両側が切れ落ちているらしいのですが、樹木が生えているため全く気がつかず。途中までは快晴。木々の鮮やかさに励まされながら登っていたのですが、昼過ぎに雨が降り始め、しまいには東西左右から雲が接近してきて雷が。 雷は怖い方ではないのですが、真上で鳴ったときは心臓が破れるかと思いました。しばし低空姿勢をとりやり過ごします。方向的にずっと雲取山や奥多摩の方が鳴っていたのですが、大丈夫だったのか。奥多摩も候補に入れていたので、行かなくて良かったと胸をなで下ろしました。 木賊山まで残雪がちょこちょこあったのですが、霰と雨で一瞬でぬかるみに。上まで行くと気温は4℃近く。小屋の外は屋根付き東屋があったり、ベンチやテーブルが豊富で便利ですね。雨が降っていたので、ザックを仮置きしてテントを張りにいけたのが楽でした。トイレも自動で電気がつき、大だけ水洗するシステムで清潔でした。 ●二日目 《食事》 ・朝…まるたい棒ラーメン、ランチパック(ジャム、ピーナツ) ・行動食…カントリーマーム、ランチパック(ツナ) 本当は大弛峠経由で金峰山まで行き、富士見平で一泊しようかと思いましたが、前夜のぬかるみとこの日の天気も午後雨ということで、雁坂峠から下山し一泊切り上げることにしました。 と、その前に山頂へピストン。そのログをつけ忘れるという痛恨のミス! しかし山頂についたときだけ展望が開け、富士山の姿が拝めました。そういえばご来光も雲と雲の隙間から太陽が顔を出してくれたし、ここぞという要所で雲が晴れてくれて幸運でした。 はっきりいって雁坂峠は期待していなかったのですが、思ったよりバラエティーに富んだ楽しい登山道でした。 甲武信ケ岳から破風山までは、苔むした樹林帯から縞枯れに変化し、避難小屋から破風山に入ると瑞牆山のような岩山へ植生が低木に変化。 雁坂嶺から雁坂峠に入り、峠沢までは笹が生い茂り米栂や松が立ち並ぶ草原に。山梨県側は山火事のため山地草原に変容し、埼玉県側は亜高山針葉樹林帯だそう。 峠沢からは沢沿いに歩き、新緑の鮮やかな中を散歩気分で歩く。 ただ、沢沿いの道は去年の台風の影響か、渡渉箇所が3・4カ所、倒木で登山道が遮られている箇所もいくつかあり下山に時間がかかりました。昨日の雷よりも、ぬめりのある石に滑って、どぶんと川に落ちることの方が恐怖でした(笑) そのため、終バスに間に合わせるため林道は小走り。コースタイム1時間10分(ヤマップ)の所、40分で到着。林道は落石と枝が散乱し廃墟も薄暗く、トンネル内から変な低音も響いてきて、よほど山中より不気味でした。 ●破風山避難小屋 破風山避難小屋はとてもしっかりした造りで、中にハンガーもあり薪ストーブも完備され、薪もたっぷり外に積んであります。ここで逃げる鹿の白いお尻が垣間見えました(笑。 ●「日本最大峠」雁坂峠 雁坂峠は日本三大峠。なんと歴史を遡るとヤマトタケルノミコトが東北平定のために越え、戦国では武田信玄も頻繁に利用し、江戸時代は旧秩父街道として庶民も商人も利用したという。幾人もの人がどんな思いで歩いたのかと、感慨深いものがありました。

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