赤岳(撤退)-2020-05-30

2020.05.30(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 26
休憩時間
48
距離
10.4 km
のぼり / くだり
1066 / 1065 m
9 17
19

活動詳細

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甲府盆地から眺める八ヶ岳、もう雪も少ないし甲武信ケ岳も登れたので行くことにした。 県界尾根ルートのうち、南牧村側の登山口からスタート、十五台ほどの駐車スペース有り。 防火線の頭までは防火帯だが、踏み跡が途切れることもある深い熊笹で鬱陶しい。 その後は樹林の尾根登りとなり、小天狗を過ぎると八ヶ岳が姿を現す。 間近で見る姿は迫力、最後の急登も凄そうだと思う。 大天狗を過ぎると、日影にはかなりの深さで残雪がある。しかし、坪足で対応できた。 この付近から勾配が増すが、ここまでの道は楽な勾配であった。 やがて砦のような岩山が出現し、道はその下を北側に避けて行く、鎖場はそれが無いと登れない急斜面であり、ハシゴは付け根が折れた物を番線で補修してあり、緊張感が半端無い。 間もなく雪渓が出現、鎖があるので雪から引き出そうとするが、中は凍結していて出てこない。 雪渓の長さは百メートルくらいあろうか、ピッケルが無いので滑落したら止まることは不可能だ。 しかしスパイクを履いて挑戦するとこにした。ここさえ抜ければ道が開けると思ってしまったのである。 表面付近は緩くなっており、足先手先を打ち込めるので、完全三点支持でゆっくりと登って行く。 ズルっと行けばアウトだ、その緊張感で心臓の鼓動が早くなっているのを感じる。 雪に打ち込む指先の感覚が無くなって来るが、登り切らないと余計に時間が嵩むので耐える。 勾配が変わり見通せない部分があり、30m×二区間を登り切った。 するとまた雪渓があり、その先には小屋が見える。山頂小屋をそれと勘違いしたのか その地点から真上に向かう道があったのを見落とし、雪渓をトラバースしてしまった。 ココの雪渓は、一つ目より斜度が大きく幅20mくらい、逡巡したがまたも勝負に出てしまった。 斜面に貼り付き、数分かけて渡り切った。 ココでヤマップを見ると、雪渓の手前から山頂に伸びる道があり、ミスコースに愕然とする・・・ 命懸けで渡ったのに無意味であった。 何とか戻り、上を見ると分岐した山頂行きの長い鎖場があった。 あと標高で200m、距離で500mほどだが、大天狗から上の雪で疲労したのと 二度の雪渓渡りで著しく身体も精神も疲労しており、あと一時間で登り切れると思えなかった。 また、この上にも雪渓渡りがある可能性もあり(帰宅後調べるとあったようだ) 撤退を決めた。 もう余力がほぼ無いので、ゆっくりとストック頼りで下山。 雪渓を這いつくばったので、足だけでなく、肩や腕もつらい・・・ 遂に駐車場に戻ると誰もおらず、踏み跡も無かったので、このルートはしばらく誰も来ていなかったのかも。 結果論で無事下山出来たが、賭けをしてはいけないと反省 博打は繰り返すほど結果は、理論上の確率に収斂するのである。 登頂出来なかったので、山梨百名山は88座で変わらず。

活動の装備

  • その他(Other)
    メンズ登山用パンツアウトドアスポーツストレッチパンツ通気吸汗速乾撥水アーミーグリーンXL
  • コールマン(Coleman)
    ファンスタンドポンチョネイビー2000026969
  • その他(Other)
    キューアンドキューQ&QデジタルDIGITALソーラーメンズ腕時計mhs7-300ブラック[時計][時計]
  • アディダス(adidas)
    アディダスta ax3 mid gtx
  • コールマン(Coleman)
    トレックモーション35
  • その他(Other)
    ヘッドライト Litom HP3A-S1
  • キヤノン(Canon)
    デジタルカメラPowerShotG7XMarkII光学4.2倍ズーム1.0型センサーPSG7XMarkII

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