雁戸山・南雁戸山(笹雁新道・笹谷古道周回)

2020.05.29(金) 日帰り

活動データ

タイム

09:42

距離

16.0km

のぼり

1524m

くだり

1523m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 42
休憩時間
3 時間 50
距離
16.0 km
のぼり / くだり
1524 / 1523 m
4 10
41
35
43
1 27
37

活動詳細

すべて見る

 雁戸山は    1 秀麗な山容で登高意欲をそそる  2 山頂からの360度の展望が素晴らしい  3 白い木肌のブナの美林で癒される  4 雁戸山から1410mピークの鞍部や南雁戸山の岩場の花々が美しい  5 象ヶ沢清水は清涼感満点で、その湧水はとてもおいしい という、魅力満載の山です。  コースはいくつかありますが、私が好んで歩くのは笹雁新道コースです。距離が長く、累積標高差も多いため、歩く人は多くはありません。しかし、笹谷峠からの往復では上記の魅力を全て味わうことはできず、やはり、笹雁新道を歩くより方法はありません。  今日は快晴です。風が強いものの、絶好の登山日和となりました。  今回も笹雁新道を歩き、雁戸山・南雁戸山の山頂を踏む予定ですが、ちょっと趣向を変えて、往復ではなく、蟻ノ戸渡からカケスガ峰を経て、笹谷古道を歩くという周回コースにしました。このコースは約16kmと長く、歩き甲斐があります。    いつもの杉林の駐車スペースに車を止めて、6時13分に出発しました。  春の花は終わり、今はタニウツギが満開です。最初は杉林の林道を50分ほど歩きます。  崩落箇所が三つほどありました。通行に支障はありません。  象ヶ沢清水で朝食を摂りました。  この清水周辺は空気が清涼で、マイナスイオンがたくさん出ているようです。  ここで水を補給して、再び歩き始めました。  砂防ダムの先は、ブナの美林帯になります。  あまり太くはないのですが、白い木肌が美しく、私の好きな場所です。  ここを抜けると急な登りになり、登りきって風衝地帯に出ます。一気に展望が広がる爽快な瞬間です。ここからは二口山塊、船形連峰、月山、葉山、鳥海山などを見ることができます。  さらに登って、台地状の稜線に出ると、雁戸山や南雁戸山の頭が見えてきます。  稜線をゆっくり歩いて1410mピークに着くと、目の前に雁戸山がどんと聳えています。左手に南雁戸山、奥に熊野岳、屏風岳と、まさにここは絶景ポイントです。  いったん下って鞍部に至ります。ここは花の宝庫で、キクザキイチゲ、ツバメオモト、シラネアオイ、ミネザクラ、オオバキスミレなどが咲いています。サンカヨウはまだ蕾でした。  鞍部からの登り返しは100mほどあって、ここがきつい。登り切ると、目の前に南雁戸山が大きくなります。雁戸山山頂へは、もうわずかの距離です。  南雁戸山は岩の山で、岩場を登っていきます。この岩場に一カ所、ミヤマキンバイが咲いているところがあります。そこを過ぎると、アズマシャクナゲやミネザクラが現れます。アズマシャクナゲはまだ咲き始めでした。    南雁戸山山頂で昼食を摂り、雁戸山へ戻ります。登ったり、下りたりと、足に負担がかかります。今日は、比較的快調で、それほど疲れません。自転車通勤に変えたのがよかったのでしょうか。    雁戸山からは笹谷峠に向かい、そこから笹谷古道を下って、出発点に戻りました。  夏を思わせる青空と白い雲を見ながら、笹谷の集落を過ぎました。集落の庭先には夏の花が咲き始め、一瞬、夏休みの匂いを嗅いだような気がしました。

蔵王山・雁戸山・不忘山 今日は笹雁新道コースを歩きます。杉林の駐車スペースに車を止めました。
今日は笹雁新道コースを歩きます。杉林の駐車スペースに車を止めました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 タニウツギが咲いています。ピンクが鮮やかです。
タニウツギが咲いています。ピンクが鮮やかです。
蔵王山・雁戸山・不忘山 50分ほど歩くと、象ヶ沢清水に着きます。伏流水が一気に地表に吹き出しています。
50分ほど歩くと、象ヶ沢清水に着きます。伏流水が一気に地表に吹き出しています。
蔵王山・雁戸山・不忘山 これが象ヶ沢清水です。物凄い水量に圧倒されます。
これが象ヶ沢清水です。物凄い水量に圧倒されます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 冷たくておいしい水を水筒に詰めました。ここから先には水場はありません。
冷たくておいしい水を水筒に詰めました。ここから先には水場はありません。
蔵王山・雁戸山・不忘山 林道から登山道に入りました。ブナの木が目立ってきました。この周辺のブナ林は美しく、大好きな場所です。古い標識を見て登ります。
林道から登山道に入りました。ブナの木が目立ってきました。この周辺のブナ林は美しく、大好きな場所です。古い標識を見て登ります。
蔵王山・雁戸山・不忘山 ブナからカラマツ、またブナと森の中を歩きに歩いて、ようやく稜線上に乗り上げました。月山が目に飛び込んできました。
ブナからカラマツ、またブナと森の中を歩きに歩いて、ようやく稜線上に乗り上げました。月山が目に飛び込んできました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 振り返ると山形神室、仙台神室、大東岳と続く山並みが見えます。船形連峰も遠くに見えます。ここは風の通り道になっていて、今日も風が強い。
振り返ると山形神室、仙台神室、大東岳と続く山並みが見えます。船形連峰も遠くに見えます。ここは風の通り道になっていて、今日も風が強い。
蔵王山・雁戸山・不忘山 また登って台地状の稜線に出ました。遠くに雁戸山が姿を現しました。
また登って台地状の稜線に出ました。遠くに雁戸山が姿を現しました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 茶畑のような台地状の稜線をしばらく歩くと、目の前に雁戸山が見えてきます。左手の尖った頂は南雁戸山です。
茶畑のような台地状の稜線をしばらく歩くと、目の前に雁戸山が見えてきます。左手の尖った頂は南雁戸山です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 稜線の向こうに朝日連峰が浮かんでいます。左の三角錐が大朝日岳です。
稜線の向こうに朝日連峰が浮かんでいます。左の三角錐が大朝日岳です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 右には以東岳がどっしりとした山容を見せています。
右には以東岳がどっしりとした山容を見せています。
蔵王山・雁戸山・不忘山 振り返ると、歩いてきた台地状の稜線が見えます。その先には仙台神室岳、大東岳が鎮座しています。
振り返ると、歩いてきた台地状の稜線が見えます。その先には仙台神室岳、大東岳が鎮座しています。
蔵王山・雁戸山・不忘山 1410mピークから正面に雁戸山を眺めます。凄い迫力です。
1410mピークから正面に雁戸山を眺めます。凄い迫力です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 右が雁戸山、左が南雁戸山、その間に熊野岳が見えます。
右が雁戸山、左が南雁戸山、その間に熊野岳が見えます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 南雁戸山の両脇に蔵王連峰が横たわります。右が熊野岳、左が屏風岳です。
南雁戸山の両脇に蔵王連峰が横たわります。右が熊野岳、左が屏風岳です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 屏風岳のアップです。左の尖った山は後烏帽子岳です。
屏風岳のアップです。左の尖った山は後烏帽子岳です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 1410mピークからは、いったん鞍部に下り、そして登り返します。ミネザクラの向こうに雁戸山が見えます。
1410mピークからは、いったん鞍部に下り、そして登り返します。ミネザクラの向こうに雁戸山が見えます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 鞍部は花の多い場所です。これはツバメオモト。団子状になっているのは珍しい。
鞍部は花の多い場所です。これはツバメオモト。団子状になっているのは珍しい。
蔵王山・雁戸山・不忘山 これが団子になったツバメオモトを拡大したものです。
これが団子になったツバメオモトを拡大したものです。
蔵王山・雁戸山・不忘山 ミネザクラは今が盛りです。
ミネザクラは今が盛りです。
蔵王山・雁戸山・不忘山 春に咲くキクザキイチゲも満開でした。紫や白、ピンクなど、色とりどりです。
春に咲くキクザキイチゲも満開でした。紫や白、ピンクなど、色とりどりです。
蔵王山・雁戸山・不忘山 白のキクザキイチゲ。
白のキクザキイチゲ。
蔵王山・雁戸山・不忘山 黄色はオオバキスミレです。この花も群生していました。
黄色はオオバキスミレです。この花も群生していました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 シラネアオイ。これも見頃です。今日は、サンカヨウを見るのを楽しみにしていましたが、まだ時期が早く、ここには咲いていませんでした。
シラネアオイ。これも見頃です。今日は、サンカヨウを見るのを楽しみにしていましたが、まだ時期が早く、ここには咲いていませんでした。
蔵王山・雁戸山・不忘山 100mほど登り返して稜線に乗り上げました。ここから山頂はすぐです。向こうに南雁戸山、遠くに熊野岳が見えます。絶景です。
100mほど登り返して稜線に乗り上げました。ここから山頂はすぐです。向こうに南雁戸山、遠くに熊野岳が見えます。絶景です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 今日は山形市街もはっきりと見えます。
今日は山形市街もはっきりと見えます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 雁戸山山頂から蟻ノ戸渡を見下ろします。今日は南雁戸山の山頂を踏んだ後、引き返してあの尖った尾根道を歩きます。
雁戸山山頂から蟻ノ戸渡を見下ろします。今日は南雁戸山の山頂を踏んだ後、引き返してあの尖った尾根道を歩きます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 雁戸山山頂です。山名板の新しいものが地面に置いてありました。山頂では男性3名と会いました。
雁戸山山頂です。山名板の新しいものが地面に置いてありました。山頂では男性3名と会いました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 南雁戸山へ向かいます。雁戸山から鞍部へ下る途中、飯豊連峰が姿を見せてくれました。
南雁戸山へ向かいます。雁戸山から鞍部へ下る途中、飯豊連峰が姿を見せてくれました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 南雁戸山への登りです。あの岩場の辺りを登ります。南雁戸山は、このピークの奥にある頂です。
南雁戸山への登りです。あの岩場の辺りを登ります。南雁戸山は、このピークの奥にある頂です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 岩場を登って振り返りました。雁戸山が大きく見えます。1410mピークからとは違った山容です。
岩場を登って振り返りました。雁戸山が大きく見えます。1410mピークからとは違った山容です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 南雁戸山山頂ではミネザクラが出迎えてくれました。向こうには熊野岳が見えています。
南雁戸山山頂ではミネザクラが出迎えてくれました。向こうには熊野岳が見えています。
蔵王山・雁戸山・不忘山 アズマシャクナゲはまだ蕾の状態です。満開の時に、ここから熊野岳を眺めたいですね。
アズマシャクナゲはまだ蕾の状態です。満開の時に、ここから熊野岳を眺めたいですね。
蔵王山・雁戸山・不忘山 南雁戸山山頂直下のミネザクラ。山頂の山名碑が見えています。
南雁戸山山頂直下のミネザクラ。山頂の山名碑が見えています。
蔵王山・雁戸山・不忘山 山頂から蔵王ダムを見下ろします。
山頂から蔵王ダムを見下ろします。
蔵王山・雁戸山・不忘山 南雁戸山山頂です。こちらにも新しい山名板がありました。大き過ぎて、強風に耐えられるのか心配です。
南雁戸山山頂です。こちらにも新しい山名板がありました。大き過ぎて、強風に耐えられるのか心配です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 雁戸山へ向かいます。アズマシャクナゲが数輪咲いていました。
雁戸山へ向かいます。アズマシャクナゲが数輪咲いていました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 雁戸山へ登り返します。南雁戸山と雁戸山の間の登り下りはかなり厳しいのですが、今日は快調です。
雁戸山へ登り返します。南雁戸山と雁戸山の間の登り下りはかなり厳しいのですが、今日は快調です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 ミヤマキンバイが咲いています。雁戸山周辺では、南雁戸山の岩場でしか目にしません。
ミヤマキンバイが咲いています。雁戸山周辺では、南雁戸山の岩場でしか目にしません。
蔵王山・雁戸山・不忘山 雁戸山に戻りました。ここから蟻ノ戸渡に下って行きます。切り立った岩場ですが、風がなければ怖くはありません。
雁戸山に戻りました。ここから蟻ノ戸渡に下って行きます。切り立った岩場ですが、風がなければ怖くはありません。
蔵王山・雁戸山・不忘山 雁戸山を振り返ります。右手に熊野岳が見えます。
雁戸山を振り返ります。右手に熊野岳が見えます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 サンカヨウ。前山を巻く道筋に、2株だけ咲いていました。諦めていたのに目にすることができて感激です。
サンカヨウ。前山を巻く道筋に、2株だけ咲いていました。諦めていたのに目にすることができて感激です。
蔵王山・雁戸山・不忘山 ダケカンバの白い木肌が美しい。
ダケカンバの白い木肌が美しい。
蔵王山・雁戸山・不忘山 カケスガ峰から雁戸山を眺めます。右が前山、左が1410mピークです。
カケスガ峰から雁戸山を眺めます。右が前山、左が1410mピークです。
蔵王山・雁戸山・不忘山 カケスガ峰からはブナの森を下っていきます。涸れた沢を歩くため、岩がゴロゴロして歩きにくく、展望もありません。
カケスガ峰からはブナの森を下っていきます。涸れた沢を歩くため、岩がゴロゴロして歩きにくく、展望もありません。
蔵王山・雁戸山・不忘山 エゾハルゼミが鳴いています。木の幹に抜け殻がありました。
エゾハルゼミが鳴いています。木の幹に抜け殻がありました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 笹谷古道に入ると、ズダヤクシュが咲いていました。目立たない花ですが、群生していると見応えがあります。
笹谷古道に入ると、ズダヤクシュが咲いていました。目立たない花ですが、群生していると見応えがあります。
蔵王山・雁戸山・不忘山 笹谷古道はよく手入れされた歩きやすい道ですが、所々に急な坂や岩の転がったところがあります。ブナの林が美しく癒されます。
笹谷古道はよく手入れされた歩きやすい道ですが、所々に急な坂や岩の転がったところがあります。ブナの林が美しく癒されます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 マイヅルソウがあちこちに咲いていました。
マイヅルソウがあちこちに咲いていました。
蔵王山・雁戸山・不忘山 ブナの林を下っていきます。
ブナの林を下っていきます。
蔵王山・雁戸山・不忘山 杉林の中を歩いて笹谷古道入り口に着きました。ここから30分ほど車道を歩いて車に戻ります。
杉林の中を歩いて笹谷古道入り口に着きました。ここから30分ほど車道を歩いて車に戻ります。

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