活動データ
タイム
09:42
距離
16.0km
のぼり
1524m
くだり
1523m
活動詳細
すべて見る雁戸山は 1 秀麗な山容で登高意欲をそそる 2 山頂からの360度の展望が素晴らしい 3 白い木肌のブナの美林で癒される 4 雁戸山から1410mピークの鞍部や南雁戸山の岩場の花々が美しい 5 象ヶ沢清水は清涼感満点で、その湧水はとてもおいしい という、魅力満載の山です。 コースはいくつかありますが、私が好んで歩くのは笹雁新道コースです。距離が長く、累積標高差も多いため、歩く人は多くはありません。しかし、笹谷峠からの往復では上記の魅力を全て味わうことはできず、やはり、笹雁新道を歩くより方法はありません。 今日は快晴です。風が強いものの、絶好の登山日和となりました。 今回も笹雁新道を歩き、雁戸山・南雁戸山の山頂を踏む予定ですが、ちょっと趣向を変えて、往復ではなく、蟻ノ戸渡からカケスガ峰を経て、笹谷古道を歩くという周回コースにしました。このコースは約16kmと長く、歩き甲斐があります。 いつもの杉林の駐車スペースに車を止めて、6時13分に出発しました。 春の花は終わり、今はタニウツギが満開です。最初は杉林の林道を50分ほど歩きます。 崩落箇所が三つほどありました。通行に支障はありません。 象ヶ沢清水で朝食を摂りました。 この清水周辺は空気が清涼で、マイナスイオンがたくさん出ているようです。 ここで水を補給して、再び歩き始めました。 砂防ダムの先は、ブナの美林帯になります。 あまり太くはないのですが、白い木肌が美しく、私の好きな場所です。 ここを抜けると急な登りになり、登りきって風衝地帯に出ます。一気に展望が広がる爽快な瞬間です。ここからは二口山塊、船形連峰、月山、葉山、鳥海山などを見ることができます。 さらに登って、台地状の稜線に出ると、雁戸山や南雁戸山の頭が見えてきます。 稜線をゆっくり歩いて1410mピークに着くと、目の前に雁戸山がどんと聳えています。左手に南雁戸山、奥に熊野岳、屏風岳と、まさにここは絶景ポイントです。 いったん下って鞍部に至ります。ここは花の宝庫で、キクザキイチゲ、ツバメオモト、シラネアオイ、ミネザクラ、オオバキスミレなどが咲いています。サンカヨウはまだ蕾でした。 鞍部からの登り返しは100mほどあって、ここがきつい。登り切ると、目の前に南雁戸山が大きくなります。雁戸山山頂へは、もうわずかの距離です。 南雁戸山は岩の山で、岩場を登っていきます。この岩場に一カ所、ミヤマキンバイが咲いているところがあります。そこを過ぎると、アズマシャクナゲやミネザクラが現れます。アズマシャクナゲはまだ咲き始めでした。 南雁戸山山頂で昼食を摂り、雁戸山へ戻ります。登ったり、下りたりと、足に負担がかかります。今日は、比較的快調で、それほど疲れません。自転車通勤に変えたのがよかったのでしょうか。 雁戸山からは笹谷峠に向かい、そこから笹谷古道を下って、出発点に戻りました。 夏を思わせる青空と白い雲を見ながら、笹谷の集落を過ぎました。集落の庭先には夏の花が咲き始め、一瞬、夏休みの匂いを嗅いだような気がしました。
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