ぐんま県境稜線トレイル⛰️   三坂峠分岐~白砂山

2020.05.23(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 39
休憩時間
1 時間 33
距離
12.7 km
のぼり / くだり
1334 / 368 m
DAY 2
合計時間
10 時間 29
休憩時間
17
距離
24.2 km
のぼり / くだり
1455 / 2428 m
23
43
37
2
1
36
59
25
19
28
1 28
49
41

活動詳細

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ぐんま県境稜線トレイル⛰️ その総距離は100キロとも127キロとも言われ、2018年8月11日の『山の日』に群馬県の肝入り事業として全線開通した国内屈指のロングトレイルだ。 このトレイル開通日である山の日は、当初、お盆休みと連動させやすいなどとして、8月12日に制定する動きがあったようだが、1985年8月12日にJAL123便が群馬県上野村にある御巣鷹の尾根に墜落した日と同日であり、疑問符が投げかけられたため、その前日の8月11日が宛がわれたようだ。 奇しくも、この稜線トレイルが全線開通する前日である2018年8月10日、群馬県の防災ヘリJA200G(通称はるな)がトレイル視察の過程で群馬県吾妻郡中之条町地内の横手山山麓に墜落し、山岳遭難等に対応する吾妻広域消防の職員や群馬県防災航空隊員ら搭乗者9名全員が鬼籍に入る痛ましい事故が発生。 遺族の悲しみは未だに癒えない。 トレイル開通に命を懸けた先人の魂を弔うと共に、痛ましい事故を風化させないためにも、ぐんま県境稜線トレイルに挑む。 この稜線トレイルのうち、谷川馬蹄形縦走や谷川連峰主脈縦走などメジャーなコースは人気で、私自身も既に踏破済みだが、アクセスの悪さや情報の少なさなどから、谷川エリアを除くと、この稜線トレイルに挑む者は少ない。 そんな難コースの三国・野反湖エリアに、昨年12月、待望のムジナ平避難小屋が完成した。 そして、三国峠の雪が溶け始めるこの時を待っていた。 白砂山までの山旅の始まりだ。 ムジナ平方面に登るには、バリエーションを除いた一般道では   ①三国トンネルからのルート   ②稲包山南方の鉄塔管理道からのルート   ③三国スキー場跡からのルート の3コースが考えられたが、避難小屋泊するための60Lザックの重みに耐え得る最短コースとして、三国スキー場跡からのルートを選択する。 5月23日の早朝、三国スキー場跡に向かうと、国道353号線が手前約3キロの地点から車両通行止めとなっていた。 仕方なく、車両通行止め箇所手前に車を停め、想定外のアスファルト道を登山靴で1時間ほど歩く。 三国スキー場跡からは、雪解け水でぬかるんだ登山道を進み、何度か渡渉を繰り返して三坂峠分岐に至る。 ここからブナやダケカンバの新緑の香りを感じつつ、笹藪のトンネルを抜けて、セバトノ頭に差し掛かる。 この付近は残雪と樹林帯で真っ直ぐに進めないばかりか、ピンクリボン等の目印の設置は僅かで、いつの間にか別の尾根を下っているのに気が付き、軌道修正。 なんとか午前11時前にはムジナ平避難小屋に到着した。 しかし、スタート地点での車両通行止めの影響等で、避難小屋への到着が目論んでいた時刻よりも遅れ、午後から天気が崩れる予報だったことも相まって、その日はムジナ平避難小屋に駐留し、翌日に白砂山へ挑むこととする。 山肌に残る雪渓を眺めながら昼食を摂った後、懸案事項の1つだった避難小屋から片道15分ほどの水場へ水量の確認に向かう。 石走る垂水の水は手の切れるように冷たく、汗ばんだ身体を潤してくれる。 小屋に戻り、ルビーのローブを口に含みつつ、緑釉の香炉に思いを馳せながら闇に包まれ、浅い眠りにつく。 漆黒の中、時折、小屋を叩く雨音が聞こえ、このまま下山することも頭を過る。 翌朝午前3時半に起床し、朝食を摂っていると、窓の外からウグイスの鳴き声が聞こえる。 秀吉が鳴かせた訳でもあるまいと扉を開くと、雲海の中で旭暉を受けた山が緋色に輝いていた。 今日という新しい1日が始まる。 時は、来たり。

白砂山・堂岩山・八間山 三国スキー場跡の手前約3キロの地点から車両通行止め措置🚫
仕方なく、苗場プリンス近くから三国スキー場跡まで約1時間の車道歩きを追加💦
三国スキー場跡の手前約3キロの地点から車両通行止め措置🚫 仕方なく、苗場プリンス近くから三国スキー場跡まで約1時間の車道歩きを追加💦
白砂山・堂岩山・八間山 ミツバツツジもそろそろ終盤かな🌺
ミツバツツジもそろそろ終盤かな🌺
白砂山・堂岩山・八間山 何ヵ所か渡渉箇所あり🚰
何ヵ所か渡渉箇所あり🚰
白砂山・堂岩山・八間山 ショウジョウバカマ🌸
ショウジョウバカマ🌸
白砂山・堂岩山・八間山 こごみかな⁉️
こごみかな⁉️
白砂山・堂岩山・八間山 三坂峠分岐に到着。
ここから白砂山まで11キロ、三坂峠分岐までが約5キロだったから、ピストンすると、約32キロといったところですね😆
三坂峠分岐に到着。 ここから白砂山まで11キロ、三坂峠分岐までが約5キロだったから、ピストンすると、約32キロといったところですね😆
白砂山・堂岩山・八間山 注意事項にある避難小屋、昨年12月にムジナ平避難小屋が完成。
これを待っていました❗
注意事項にある避難小屋、昨年12月にムジナ平避難小屋が完成。 これを待っていました❗
白砂山・堂岩山・八間山 奥四万湖方面の眺望⛰️
奥四万湖方面の眺望⛰️
白砂山・堂岩山・八間山 石楠花が出迎えてくれます🌸
石楠花が出迎えてくれます🌸
白砂山・堂岩山・八間山 苗場山方面の眺望⛰️
やや雲隠れしていますが、平らな山頂が特徴的です。
苗場山方面の眺望⛰️ やや雲隠れしていますが、平らな山頂が特徴的です。
白砂山・堂岩山・八間山 緊急連絡用で所々に位置番号がかかれていますが、電波は通じるところと通じないところがあるようです⚠️
緊急連絡用で所々に位置番号がかかれていますが、電波は通じるところと通じないところがあるようです⚠️
白砂山・堂岩山・八間山 笹藪もしっかり刈り払いされていています。
笹藪もしっかり刈り払いされていています。
白砂山・堂岩山・八間山 ガスがかかり、残雪も出てきました❄️
まだ坪足で行けます👣
ガスがかかり、残雪も出てきました❄️ まだ坪足で行けます👣
白砂山・堂岩山・八間山 花はニリンソウやハクサンイチゲに似てるけど、何かなぁ🤔
花はニリンソウやハクサンイチゲに似てるけど、何かなぁ🤔
白砂山・堂岩山・八間山 ムジナ平避難小屋に到着。
予定では1日目に白砂山までピストンする予定でいたが、午後は天気が崩れる予報だし、三国スキー場跡までのロード1時間分の遅れがあったので、ちょっと早いが1日目はここに駐留🏡
翌日の好天予報に期待☀️
スタートからここまで約10キロ。
ムジナ平避難小屋に到着。 予定では1日目に白砂山までピストンする予定でいたが、午後は天気が崩れる予報だし、三国スキー場跡までのロード1時間分の遅れがあったので、ちょっと早いが1日目はここに駐留🏡 翌日の好天予報に期待☀️ スタートからここまで約10キロ。
白砂山・堂岩山・八間山 ムジナ平から上ノ倉山方面の眺望🏔️
残雪と山のコントラストが綺麗👍
ムジナ平から上ノ倉山方面の眺望🏔️ 残雪と山のコントラストが綺麗👍
白砂山・堂岩山・八間山 こちらは大黒の頭⛰️
手前のプラスチック製の道標、雪の重みでか、壊れてますね😵
この後に出てくる約半数の道標が壊れていた🙅‍♂️🆖⤵️
こちらは大黒の頭⛰️ 手前のプラスチック製の道標、雪の重みでか、壊れてますね😵 この後に出てくる約半数の道標が壊れていた🙅‍♂️🆖⤵️
白砂山・堂岩山・八間山 雪渓を見ながら、昼食にします😋🍴
雪渓を見ながら、昼食にします😋🍴
白砂山・堂岩山・八間山 今回のルートの懸案事項の1つ、避難小屋から片道15分程度の所にある水場の様子を確認します🚰
今回のルートの懸案事項の1つ、避難小屋から片道15分程度の所にある水場の様子を確認します🚰
白砂山・堂岩山・八間山 水量はバッチリです👍
水量はバッチリです👍
白砂山・堂岩山・八間山 今晩宿泊する、ホテルムジナ平🏨
避難小屋内は板張りで詰めれば最大11人が利用可能との事。
シュラフとマットの間にはセルフエアタイプのスリーピングマットが敷いてあります😪💤💤
今晩宿泊する、ホテルムジナ平🏨 避難小屋内は板張りで詰めれば最大11人が利用可能との事。 シュラフとマットの間にはセルフエアタイプのスリーピングマットが敷いてあります😪💤💤
白砂山・堂岩山・八間山 翌朝まで時間があるので、読書をして過ごします📖
午後3時頃になると、金属製の屋根に雨音☔
翌朝まで時間があるので、読書をして過ごします📖 午後3時頃になると、金属製の屋根に雨音☔
白砂山・堂岩山・八間山 夕食はパスタとウインナーとワイン🍷
読書をしながらチビチビやっていたので、既にワインは半分以下💦
アルコール度数の高いウイスキーをペットボトルに詰め替えてくれば良かった🤔
次回への教訓とします。
夕食はパスタとウインナーとワイン🍷 読書をしながらチビチビやっていたので、既にワインは半分以下💦 アルコール度数の高いウイスキーをペットボトルに詰め替えてくれば良かった🤔 次回への教訓とします。
白砂山・堂岩山・八間山 午前3時半に起床して、朝食です。
これでは足りず、さらにパスタを追加🍝
午前3時半に起床して、朝食です。 これでは足りず、さらにパスタを追加🍝
白砂山・堂岩山・八間山 モルゲン大黒ノ頭🌄
モルゲン大黒ノ頭🌄
白砂山・堂岩山・八間山 今日縦走する山々が緋色に照らされています😲
今日縦走する山々が緋色に照らされています😲
白砂山・堂岩山・八間山 笹の葉に朝日が当たり、黄金色に輝いています🌿
笹の葉に朝日が当たり、黄金色に輝いています🌿
白砂山・堂岩山・八間山 昨晩に降った雨で、一面雲海が広がり、雲の上に谷川連峰が広がる絶景⛰️
昨晩に降った雨で、一面雲海が広がり、雲の上に谷川連峰が広がる絶景⛰️
白砂山・堂岩山・八間山 大黒ノ頭のピーク⛰️
ムジナ平からここまで急登です💦
大黒ノ頭のピーク⛰️ ムジナ平からここまで急登です💦
白砂山・堂岩山・八間山 苗場山方面も雲一つない晴天🌄
苗場山方面も雲一つない晴天🌄
白砂山・堂岩山・八間山 上ノ倉山山頂⛰️
ここから先は、稜線に残雪があるので、最低でもチェーンアイゼンは必須です❄️
上ノ倉山山頂⛰️ ここから先は、稜線に残雪があるので、最低でもチェーンアイゼンは必須です❄️
白砂山・堂岩山・八間山 赤沢山までの稜線⛰️
赤沢山までの稜線⛰️
白砂山・堂岩山・八間山 雲が岩壁を打ち付ける波のようにうねり、何度も足が止まってしまいます😃
雲が岩壁を打ち付ける波のようにうねり、何度も足が止まってしまいます😃
白砂山・堂岩山・八間山 縹色の空の下、上ノ倉山の稜線と残雪が映える⛰️
縹色の空の下、上ノ倉山の稜線と残雪が映える⛰️
白砂山・堂岩山・八間山 赤沢山山頂⛰️
ここの道標は根本から倒れています😵
赤沢山山頂⛰️ ここの道標は根本から倒れています😵
白砂山・堂岩山・八間山 上ノ間山山頂⛰️
赤沢山から上ノ間山までの岩尾根や、やや急登の残雪が今回のルートの核心部ですかね。
上ノ間山山頂⛰️ 赤沢山から上ノ間山までの岩尾根や、やや急登の残雪が今回のルートの核心部ですかね。
白砂山・堂岩山・八間山 上ノ間山と雲海⛰️☁️
左奥は苗場山🗻
上ノ間山と雲海⛰️☁️ 左奥は苗場山🗻
白砂山・堂岩山・八間山 沖ノ西沢ノ頭から赤土居山の稜線🗻
この先に未踏の佐武流山🗻
沖ノ西沢ノ頭から赤土居山の稜線🗻 この先に未踏の佐武流山🗻
白砂山・堂岩山・八間山 約1年ぶりの白砂山登頂🗻
約1年ぶりの白砂山登頂🗻
白砂山・堂岩山・八間山 目の前に佐武流山⛰️
まだ時間も早いし残雪があるので、藪漕ぎせずに片道2時間ほどで行けちゃうんじゃないかという誘惑🤔
でも冷静に考えて、往復4時間、プラス復路に約16キロ・・・うん、無理😖
目の前に佐武流山⛰️ まだ時間も早いし残雪があるので、藪漕ぎせずに片道2時間ほどで行けちゃうんじゃないかという誘惑🤔 でも冷静に考えて、往復4時間、プラス復路に約16キロ・・・うん、無理😖
白砂山・堂岩山・八間山 雲海の中に浮かび上がる八ヶ岳と北アルプスの山々🗻
雲海の中に浮かび上がる八ヶ岳と北アルプスの山々🗻
白砂山・堂岩山・八間山 白砂山から上ノ間山までの稜線を望む⛰️
白砂山から上ノ間山までの稜線を望む⛰️
白砂山・堂岩山・八間山 ガスが龍の如く稜線を呑み込んでいきます🐲
ガスが龍の如く稜線を呑み込んでいきます🐲
白砂山・堂岩山・八間山 往路には見つからなかった忠次郎山山頂の道標。
雪の重みに耐えられなかったのか、見るも無惨な姿になっています。
往路には見つからなかった忠次郎山山頂の道標。 雪の重みに耐えられなかったのか、見るも無惨な姿になっています。
白砂山・堂岩山・八間山 イワカガミに似てるけど、イワナシかな🌸
イワカガミに似てるけど、イワナシかな🌸
白砂山・堂岩山・八間山 上ノ倉山からムジナ平を見下ろす🌲
画面左上に、昨晩泊まったホテルムジナ平が見える🏨
上ノ倉山からムジナ平を見下ろす🌲 画面左上に、昨晩泊まったホテルムジナ平が見える🏨
白砂山・堂岩山・八間山 ムジナ平で昼食タイム😋🍴
ムジナ平で昼食タイム😋🍴
白砂山・堂岩山・八間山 セバトノ頭付近、残雪や樹林帯で眺望もなく、ピンクリボンも少な目で、往路も復路も、ちょっとルートロス😵
セバトノ頭付近、残雪や樹林帯で眺望もなく、ピンクリボンも少な目で、往路も復路も、ちょっとルートロス😵
白砂山・堂岩山・八間山 三坂峠分岐の近くの登山道上に帽子が落ちていました。
三坂峠分岐の近くの登山道上に帽子が落ちていました。
白砂山・堂岩山・八間山 新潟県警南魚沼警察署苗場交番に帽子を届けました。
お心当たりのある方は、南魚沼警察署のTEL.025-770-0110までお問い合わせを。
新潟県警南魚沼警察署苗場交番に帽子を届けました。 お心当たりのある方は、南魚沼警察署のTEL.025-770-0110までお問い合わせを。

活動の装備

  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    コブラ60
  • モンベル(mont-bell)
    アルパイン サーモボトル 0.5L
  • プリムス(PRIMUS)
    153ウルトラバーナー
  • モンベル(mont-bell)
    プルトップ アクティブボトル 0.7L

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