初寅詣の初ヤブ漕ぎ「堺道~信貴山~天川山」

2017.01.03(火) 08:43 - 2017.01.03(火) 16:46
新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。 今年最初の山歩きは、初寅の日に初詣と初ヤブ漕ぎを兼ねて信貴山へ行ってまいりました。今回チョイスしたルート(堺道)は、昭和初期まで信貴山参詣道として、主に大阪市内や堺周辺の方(それも商人中心)が頻繁に利用されていました。 昭和52年(1976)に堅下北中学校の開校により、山の井町のため池から谷筋を遡上する道筋に変更になったと考えられます。かつては平野町に登り口があったと推測されます。(探せば残ってるかも)この辺りの柏原市には、大阪市内にある町名を付しているのが興味深いです。参詣道は「堺道」と呼ばれており、当て字の「左海(さかい)」が使われているのは、洒落っ気の多い大坂商人ならではですね。 石碑に残されている「初寅講」とは、月初の「寅の日」に信貴山を参詣する講中のことで、主に大阪・堺の商人が商売繁盛を願って加盟されていたと云います。2017.01.03はまさに年初の「寅の日」にあたり、この日の未明から「初寅大法要」の行事が本堂で行われました。参加するためには前日からの泊まり込みが必要です。 廃道となり酷いヤブの中で倒壊した電柱を何本も見かけました。もしかすると、かつては山道を照らす街灯が立っていたのかもしれません。早朝の暗闇を歩いて「初寅大法要」に参加する講中さんがおられたのかも知れませんね。 theta.360 https://theta360.com/s/l783nlgo97sYMSntpevQIBXIS さて、活動日記の写真の内、前半はヤブ漕ぎ道を写したもの。何が何やら分かりませぬ。そこで、後半の信貴山到着後は、RICOH THETA SCで撮影した全天球画像から平面画像に切り出してみました。画質はイマイチですが、広範囲に切り取るので面白いです。上掲のリンク先には、いつものようにグリグリ回せる360°画像を年賀状代わりにアップしました。 興味のある方は、以下の画像もどうぞ。活動日記で使用した元画像です。リンク先はGoogle Photosのアルバムとなっており、各画像をクリックすると360度に回転します。(通信環境の良い場所でご覧ください) 初寅大法要の信貴山(2017.01.03) https://goo.gl/photos/MQbdSPdf5Wa81G8M6

写真

近鉄大阪線・法善寺駅から出発します。本年も超ドマイナーな活動日記ですが、よろしくお願いします。

近鉄大阪線・法善寺駅から出発します。本年も超ドマイナーな活動日記ですが、よろしくお願いします。

堅下北中学校近くにある「ため池」の土手から突入します。

堅下北中学校近くにある「ため池」の土手から突入します。

スイセンが見送ってくれました。

スイセンが見送ってくれました。

目指すは地点「7」です。かつては整備されたルートですが、今は完全なる廃道です。最高難度のヤブ漕ぎが待ち受けているでしょう。(はよ行けよ)

目指すは地点「7」です。かつては整備されたルートですが、今は完全なる廃道です。最高難度のヤブ漕ぎが待ち受けているでしょう。(はよ行けよ)

イノシシの捕獲檻を避けて、斜面をトラバースしました。

イノシシの捕獲檻を避けて、斜面をトラバースしました。

ついでに入り口付近のヤブもすり抜けました。目前には落ち葉が降り積もった山道が出現。

ついでに入り口付近のヤブもすり抜けました。目前には落ち葉が降り積もった山道が出現。

巨大堰堤の右岸側を通過します。ここが、"point of no return" 生きて帰れるでしょうか。

巨大堰堤の右岸側を通過します。ここが、"point of no return" 生きて帰れるでしょうか。

振り返りの図、ここのヤブも斜面側から迂回しました。最初からまともに戦ったのでは勝ち目がありません。

振り返りの図、ここのヤブも斜面側から迂回しました。最初からまともに戦ったのでは勝ち目がありません。

登り方向の左手に古墳がありました。片袖式横穴古墳で、玄室の開口部は南向き、かなり立派な古墳です

登り方向の左手に古墳がありました。片袖式横穴古墳で、玄室の開口部は南向き、かなり立派な古墳です

右手前方には巨大な岩塊が屹立していました。

右手前方には巨大な岩塊が屹立していました。

谷筋を回り込むように進みます。ここまで路盤はしっかりしており、ヒトの歩いた形跡もチラホラ残っていました。

谷筋を回り込むように進みます。ここまで路盤はしっかりしており、ヒトの歩いた形跡もチラホラ残っていました。

落ち葉の下に人工的な構造物を発見。雨水を谷へ逃がすための溝ですね。

落ち葉の下に人工的な構造物を発見。雨水を谷へ逃がすための溝ですね。

半円筒に窪んだ感じから、恐らくこれが本道だと思うけど、よくわかりません。この先、徐々にヤブが深く濃くなって写真を撮る余裕がなくなりました。

半円筒に窪んだ感じから、恐らくこれが本道だと思うけど、よくわかりません。この先、徐々にヤブが深く濃くなって写真を撮る余裕がなくなりました。

頑強なスズタケが折り重なった谷筋を必死でかき分けている内に、ルートを見失いました。前方に古墳が現れて立ち往生。

頑強なスズタケが折り重なった谷筋を必死でかき分けている内に、ルートを見失いました。前方に古墳が現れて立ち往生。

何とか引き返して、左岸側に踏み跡を発見。写真の中央、ヤブの下をウサギ歩きで進んでいました。イノシシもびっくりです。

何とか引き返して、左岸側に踏み跡を発見。写真の中央、ヤブの下をウサギ歩きで進んでいました。イノシシもびっくりです。

踏み跡は明瞭ですが、ここからは背より高い笹ヤブが待ち構えていました。

踏み跡は明瞭ですが、ここからは背より高い笹ヤブが待ち構えていました。

やっとこさで尾根道に合流でけた。ここからは旧道と思われる区間です。地形図にある破線道と合流しました。

やっとこさで尾根道に合流でけた。ここからは旧道と思われる区間です。地形図にある破線道と合流しました。

堅下北中学校へまっすぐ下るルートは消失しています。あるいは、残っているかも知れませんが、ヤブに埋もれているでしょう。

堅下北中学校へまっすぐ下るルートは消失しています。あるいは、残っているかも知れませんが、ヤブに埋もれているでしょう。

かつては信貴参詣道の一つとしてよく利用されていました。古道の雰囲気を味わえる区間がたくさん残っています。

かつては信貴参詣道の一つとしてよく利用されていました。古道の雰囲気を味わえる区間がたくさん残っています。

90%笹ヤブに覆われていますが、時折、ヤブが消えて路盤が出現します。

90%笹ヤブに覆われていますが、時折、ヤブが消えて路盤が出現します。

尾根筋を歩いていますが、古道らしく左右にカーブしながら緩やかに登っていきます。全く疲れを感じません。素晴らしいです。

尾根筋を歩いていますが、古道らしく左右にカーブしながら緩やかに登っていきます。全く疲れを感じません。素晴らしいです。

振り返って古道を惜しむの図、この瞬間だけは、過酷なヤブ漕ぎを忘れさせてくれますね。

振り返って古道を惜しむの図、この瞬間だけは、過酷なヤブ漕ぎを忘れさせてくれますね。

笹ヤブで一瞬、道を見失いました。ルートは山腹沿いを進みます。

笹ヤブで一瞬、道を見失いました。ルートは山腹沿いを進みます。

キタ――(゚∀゚)――!! 自然石に「初寅」と刻された石碑が二基残されています。信貴参詣道であった、何よりの証拠です。

キタ――(゚∀゚)――!! 自然石に「初寅」と刻された石碑が二基残されています。信貴参詣道であった、何よりの証拠です。

左の石碑裏側に紀年が刻されているのですが読めません。正面側の字体から、比較的最近のモノと思います。「明治」でしょうか。

左の石碑裏側に紀年が刻されているのですが読めません。正面側の字体から、比較的最近のモノと思います。「明治」でしょうか。

右側の石碑は、江戸期以前と推測。その根拠は、「初寅」の上にある「左」の字体です。「左海」とは「堺」の意味

右側の石碑は、江戸期以前と推測。その根拠は、「初寅」の上にある「左」の字体です。「左海」とは「堺」の意味

さて、道の続きはどこなんだ?

さて、道の続きはどこなんだ?

笹ヤブの中に木製の電柱が倒れていました。かつては街灯が灯されていたようです。

笹ヤブの中に木製の電柱が倒れていました。かつては街灯が灯されていたようです。

道が完全にヤブで覆われているので、テキトーに突入。途中でケモノ道を発見、再びウサギ歩きで前進しました。

道が完全にヤブで覆われているので、テキトーに突入。途中でケモノ道を発見、再びウサギ歩きで前進しました。

脱出して振り返りの図。写真の左に微かな窪みが分かるでしょうか。歩いたのはその右側の隙間です。

脱出して振り返りの図。写真の左に微かな窪みが分かるでしょうか。歩いたのはその右側の隙間です。

電柱の根元が残っていました。かなり最近まで使われていたことが分かります。

電柱の根元が残っていました。かなり最近まで使われていたことが分かります。

ここも振り返り。古道の面影に思いを馳せる。(おおげさな)

ここも振り返り。古道の面影に思いを馳せる。(おおげさな)

突然、草刈りされた箇所に出ました。頭上を見ると送電線が、、、ここ最近流行っている「アレ」ですね。「アレ」

突然、草刈りされた箇所に出ました。頭上を見ると送電線が、、、ここ最近流行っている「アレ」ですね。「アレ」

地点7に到着。2017年最初のヤブ漕ぎは無事に終了しました。菱尾池で休憩しようかと、向かいかけましたが、何か忘れてると思い後戻り。

地点7に到着。2017年最初のヤブ漕ぎは無事に終了しました。菱尾池で休憩しようかと、向かいかけましたが、何か忘れてると思い後戻り。

コレですね。信貴参詣道の丁石です。「十三丁」と刻されています。

コレですね。信貴参詣道の丁石です。「十三丁」と刻されています。

ショートカットしようとして高安山霊園に迷い込みました。一時はどうなることかと。。。フェンスには鍵がかかってるし。

ショートカットしようとして高安山霊園に迷い込みました。一時はどうなることかと。。。フェンスには鍵がかかってるし。

ここにも江戸期の道標が立っています。

ここにも江戸期の道標が立っています。

のどか村の駐車場でランチタイム。ここ最近、失敗続きだった茹でタマゴ。今日はどうかな?

のどか村の駐車場でランチタイム。ここ最近、失敗続きだった茹でタマゴ。今日はどうかな?

やったー。成功した!ツルンと剥けました。たっぷり塩をつけていただきます。おいしゅうございました。

やったー。成功した!ツルンと剥けました。たっぷり塩をつけていただきます。おいしゅうございました。

四等三角点(点名:南畑、標高:362.53m)にタッチ。草刈りされて見つけやすくなっています。

四等三角点(点名:南畑、標高:362.53m)にタッチ。草刈りされて見つけやすくなっています。

二本の鉄塔の間に埋設されており、かつてはとても見つけにくい三角点でした。

二本の鉄塔の間に埋設されており、かつてはとても見つけにくい三角点でした。

車道と並走する旧道を歩きます。静かで歩きやすいし、とても安全です。

車道と並走する旧道を歩きます。静かで歩きやすいし、とても安全です。

とっくり池の吊り橋を渡る。ここは揺れます。左右に揺れます。

とっくり池の吊り橋を渡る。ここは揺れます。左右に揺れます。

さすが、お正月ですね~。屋台店が賑やかです。

さすが、お正月ですね~。屋台店が賑やかです。

雲が厚くて残念な天気です。シータはこんな天候は苦手なんですよね。

雲が厚くて残念な天気です。シータはこんな天候は苦手なんですよね。

観光センター前も人だかりができていました。

観光センター前も人だかりができていました。

納経所横の休憩所は閉鎖されていました。

納経所横の休憩所は閉鎖されていました。

ガォーーーー。子供に人気のあるトラ。今日はイキイキして見えますね。

ガォーーーー。子供に人気のあるトラ。今日はイキイキして見えますね。

山門から中へ

山門から中へ

千手院はとてもたくさんの参拝客で賑わっていました。

千手院はとてもたくさんの参拝客で賑わっていました。

お目当ては初寅講が寄進した立派な十三重石塔です。両側の石燈籠も立派ですね。

お目当ては初寅講が寄進した立派な十三重石塔です。両側の石燈籠も立派ですね。

長蛇の列ができていました。

長蛇の列ができていました。

本堂下は意外に人が少なかった。三日だからでしょうか。

本堂下は意外に人が少なかった。三日だからでしょうか。

うーん。残念な天気ですね。ここのテラスは見晴らしが良いのに。ちょっと雨がパラついてきました。

うーん。残念な天気ですね。ここのテラスは見晴らしが良いのに。ちょっと雨がパラついてきました。

日中なのに夕暮れのような暗さです。

日中なのに夕暮れのような暗さです。

空鉢さんにお水を持ってあがりました。どんよりしています。

空鉢さんにお水を持ってあがりました。どんよりしています。

信貴山の山頂で、「今年も元気に歩けますように」とお祈りしました。ここにはたくさんの神さんが祀られているので、一人ぐらいは聞き入れてくださるでしょう。

信貴山の山頂で、「今年も元気に歩けますように」とお祈りしました。ここにはたくさんの神さんが祀られているので、一人ぐらいは聞き入れてくださるでしょう。

いつもの場所でチョコ休憩。黄色の軍手が真っ黒でした。

いつもの場所でチョコ休憩。黄色の軍手が真っ黒でした。

今頃、太陽が出てきた。おせえーんだよ。と、喉が渇いたなと思ったら、ボトルホルダーがないっ!

今頃、太陽が出てきた。おせえーんだよ。と、喉が渇いたなと思ったら、ボトルホルダーがないっ!

というワケで、予定の分岐を見送って、長年苦楽を共にしたボトルホルダーの捜索に向かいます。

というワケで、予定の分岐を見送って、長年苦楽を共にしたボトルホルダーの捜索に向かいます。

ここと思った場所になかった。。。諦めて恩智峠から天川(あまかわ)道で帰りましょ。

ここと思った場所になかった。。。諦めて恩智峠から天川(あまかわ)道で帰りましょ。

「あまかわ、あまかわ」とつぶやている内に、天川(あまかわ)山へ行ってみたくなりました。引き返します。

「あまかわ、あまかわ」とつぶやている内に、天川(あまかわ)山へ行ってみたくなりました。引き返します。

ここから斜面を下って、天川(あまかわ)山の尾根道へアプローチします。

ここから斜面を下って、天川(あまかわ)山の尾根道へアプローチします。

激坂を下ると良さげな尾根道の鞍部に着きました。

激坂を下ると良さげな尾根道の鞍部に着きました。

落ち葉を踏みしめながら登り返します。

落ち葉を踏みしめながら登り返します。

着いた~。恩智神社の奥宮とされる天川(あまかわ)神社です。こんもりとした山頂部です。ここが天川(あまかわ)山です。(しつこいな)

着いた~。恩智神社の奥宮とされる天川(あまかわ)神社です。こんもりとした山頂部です。ここが天川(あまかわ)山です。(しつこいな)

この石碑は意外に新しい。いつ頃まで社地が残っていたのでしょうか。

この石碑は意外に新しい。いつ頃まで社地が残っていたのでしょうか。

本来歩く予定だった恩智信貴道の展望台へ立ち寄りました。曇っとるやんけ(=「曇ってるじゃないか」という意味の河内弁)

本来歩く予定だった恩智信貴道の展望台へ立ち寄りました。曇っとるやんけ(=「曇ってるじゃないか」という意味の河内弁)

旧道の延長で惣池へ下ります。

旧道の延長で惣池へ下ります。

ロープに助けられて、無事に惣池へ着地。

ロープに助けられて、無事に惣池へ着地。

また晴れてきた。「舐めとるんかいワレ!」(失礼しました)

また晴れてきた。「舐めとるんかいワレ!」(失礼しました)

お天気に翻弄された一日でした。しばらくはダイソーのボトルホルダーで辛抱します。

お天気に翻弄された一日でした。しばらくはダイソーのボトルホルダーで辛抱します。

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