私が登山を始めた当時ハイマツの南限は光岳だった ある時、信濃俣岳でハイマツが発見されたとの記事を読み登山計画を立てた (その後、南アルプスのもう少し南の山でも発見されたらしいがWikipediaではいまだに光岳を南限にしている・・・ 温暖化の影響で枯れてしまったのか?) 運動不足のためか、40K近い荷物のためか、アルコールのためか分からないが寸又峡温泉から大根沢の登山口まで二日もかかってしまった (南アルプス南部の林道には良い思い出は全くない) 信濃俣岳~光岳~聖岳と進み、当初計画では赤石岳までだったが、大沢岳からみた赤石岳の大きさと大沢岳から進むルートの難易度から判断して今の私には無理だと思い、不本意いながら大沢渡し経由の下山ルートを選択して、しらびそ峠へと登り返した 苦労して登った割には信濃俣岳でハイマツを見た記憶が残っていない・・・ もしかして雪に埋もれていたのか? 結論から言うと、そんな貴重なものが登山道沿いにあるわけがない・・・ その道の研究者が必死になって調査して、やっと見つけて、そのレポートの内容が当時愛読していた岳人か山渓に記載されていたんだろう いずれにしても私の歩いた登山道の付近には無かったと思う 😄信濃俣岳のハイマツに関する論文がありました(京都大学農学研究科の等々力政彦氏)興味のある方はどうぞ URL:http://fujiwara-nh.or.jp/archives/fuji_gakujyutsu_hokoku-2017-1-10.pdf 光岳: 赤石山脈(南アルプス)南部の標高2,592 mの山 富士山南斜面の同じ標高の地点(富士宮口六合目付近)よりも緯度にしてわずか10 秒、距離に換算して300 mほど南に位置し、2,500 mを超える山としては日本の最南端にある。国内には光岳より南にそれより高い地点はない。山頂部がわずかに森林限界を超えており、ハイマツおよび高山帯植生の分布の南限(ハイマツは世界最南端の自生地)及びライチョウの生息地の南限に当たることでも知られている 聖岳: 赤石山脈南部の静岡市葵区と長野県飯田市の境界に位置する標高3,013 mの山である 山頂周辺とその南側の標高2,300 m ほどに位置する聖平に、大規模な高山植物の群生地がある。山名は、南東を流れる聖沢が肘(ひじ)を曲げたような形で、その「ひじ折る」や「へずり」が転化したのとされている 南面にはカール地形がある。南西斜面には大規模な崩落地があり、赤色チャート(ラジオラリア盤岩)の露出地がある 兎岳: 赤石山脈(南アルプス)南部の長野県飯田市と静岡市葵区の境界に位置する標高2,818 mの山 赤石山脈の主稜線上、聖岳から西北西に伸びた尾根が、北北東に屈曲する点に位置する。兎岳の北には中盛丸山、大沢岳、そして赤石岳が連なる 大沢岳: 長野県飯田市と静岡県静岡市葵区にまたがる赤石山脈(南アルプス)南部の標高2,820 mの山 登路は長野県側からの大沢渡からのコースと南アルプス縦走路の登山道が開設されている。北又沢から大沢渡山荘に至る登山道が開設されていたが、廃道となっている 大沢岳からしらびそ峠へのコース: 大沢岳-唐松峠-唐松山-林道跡合流点-大沢渡山荘-北又沢渡渉点-大沢渡下降点-林道-しらびそ峠 北又沢渡渉点には、荷物渡しのための篭が設置されていて、唐松峠の上部ではダケカンバなどが自生している
大根沢の登山口にて 友人からはポチの家と言われたツェルトテント
聖岳頂上にて
聖岳頂上
大沢岳頂上 ここから大沢渡まで下り、しらびそ峠まで登り返した 当時は馬力だけで山歩きをしていた
今見ると、随分頼りなさそうに見える吊り橋
無事、しらびそ峠に着きました
しらびそ峠にて