どこにいても、どんな時でも、温かい思いやり83.

🔶GWに入ると間もなくのこと、福岡に住む友人からふわふわした封書が届いた。何だろう？と思いながら開封してみると、そこには短い手紙と一緒に「10枚のマスク」が同封されていた。 今から30年程前に同じ職場で働いていた先輩で、訳あって退職し、故郷の福岡で希望に満ちた新たな人生を歩んでいた。そんな矢先に彼を襲った「パーキンソン病」。健康で、人並みに残された人生を平凡に過ごせると思っていたところ、右手の震えに気が付いたと言う。 近年、発病増でありながら原因も治療法も解明出来ていない「パーキンソン病」。最終的には手足も利かなくなってしまう難病です。それからというもの、一日も長く、両手足が使えるようにとリハビリトレーニング(「大人の塗り絵」)を始めて、コンテストにも入賞する腕前に。現在は、通所している施設で「塗り絵の先生」と呼ばれているそうです。残された人生を塗り絵を生涯の友として難病と共生して頑張る姿に私もバワーをもらいます。それでも、一日の時間帯で体調に変化が現れるとか。そんな中で自分(家族)用だったのではと思われる貴重な「10枚のマスク」を、奥様の代筆で送って下さった。インターネットで高くても購入出来るし、無くて困っていると伝えた覚えもない。自身の体調と戦いながら、私のことまで按じてくれているんだと思うとジーンと胸が熱くなってきた。 「有難うございます。大切に使わせて頂きます。」 🔶中国(広州)の友達(shi yinqiu 施 銀秋さん)からも、メッセージと「100枚のマスク」が。 当初は日本も大勢の人が早朝からマスクを求めて薬局の前に長蛇の列を作っていた。ネット販売でも１箱6,000円という価格も珍しくなかった。そんなマスクも最近では、あちこちの店頭に出始め、まだ高いが誰もが手に出来るようになってきた。 それだけに多くの面倒な手続きや、通関等の厳しい状況下にも関わらず、きっと困っているだろうと届けてくれた「100枚のマスク」には感謝以外に何もない。 こんな時だからこそ、友達のその温かい思いやりに、心から有難う‼️を伝えたい。