活動データ
タイム
01:17
距離
2.8km
のぼり
257m
くだり
256m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る真言宗近長谷寺(きんちょうこくじ)は平安時代初頭に建立されたとされる古刹。 娘が幼い頃に、散歩がてら家族で訪れたこともあったが、それも15年以上前になろうか。当時はすこし奥まったのどかな山里といった感じの村だったが、多気町の中心地から直通道路が開通し、ずいぶんちかくなったように思う。近長谷寺の参道入り口には駐車場とちょっとした休憩スペースがあったように記憶するが、いまは治山工事の仮設事務所になってしまい、なにか雰囲気も変わってしまった。近辺の道路も広くなり、生活圏としては便利になったのだろうが、静かながら生活感のある山里の雰囲気を期待する訪問者にとって、すこし残念ではある。それとも今日の曇り空や、昨今の塞ぎがちな気分がそう思わせるのだろうか? 文政9年に建てられた道標から裏参道を登り、近長谷寺裏の近津長谷城(ちかつはせじょう)跡がある城山のピークを踏む。南北朝時代に度会家行か築いたものという。すこし石積みが残るものの中世城郭としてのさしたる遺構が残されているわけではない。以前訪れた際は、もう少し展望が開け、ベンチも整備されていたように思われるが、いまは荒れた暗い山頂だ。 近長谷寺本堂正面から表参道の石段を降る。こちらは少し降ったところまで広い車道が整備されている。長谷の部落の手前から左手に結構な規模の治水ダム(?)が建設されていた。このあたりも去年、おととしと水害に見舞われたようで、そんなこんなで全体に荒れた感じになっているのだろう。かつては地元の有志でで維持されていた村おこしの車田も今は役目を終えてレンゲ畑になっていた。
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