前から気になっていた高塚山以北の尾根に、門桁から入山した。 コロナ禍で登山を含め外出自粛が求められている中だが、マイカーで登山口に出かけて、林中一人だから勘弁してもらうこととした。 ゲートから600m程で登山口に。画栃山まではキツイ登りが続く。道も有るようで無いような判りづらい状況で、赤や黄色のテープやペンキを頼りに歩いた。画栃山からイロウ山を経て三本栃山、都沢山までは広い尾根を進む。ここも道ははっきりしないが、とにかく少しでも高い方向に進めば良い感じだ。 時折、東斜面の展望が開け、京丸山から高塚山、鋸山に続く稜線の木々のシルエットが見える。 都沢山から再び急登を登り詰めると背の低い笹原が現れ、目指していた尾根に到着したことがわかる。そこが鋸山方面と房小山方面との分岐点となる。 鋸山へは痩せ尾根を進まなければならない。危険箇所では有るが、慎重に進めば大丈夫だ。足元には小さくて清楚なバイカオウレンの花があちこちに咲いている。 鋸山の先の千石平で、笹原の開放感を暫し味わう。 千石平には笹原の中にポツンとブロック積みの建築物があった。近づいてよく見たら、木枠の中に白い便器が!トイレ跡だった。この場所にトイレとは!?かつては大勢の人が訪れていたのだろうか。(現在は使えない。) 予定時間より早く千石平に着いたので、欲を出して北側の房小山方面も散策した。こちらも、気持ち良い尾根歩きだった。 若草色に光り輝く笹原の房小山に心惹かれたが、帰りの体力を考慮して踵を返すことに。房小山はまた今度。 しかし、心配した帰りは意外に快速で、3時前に登り口についてしまった。とはいえ、画栃山からの下りは、松葉の敷き詰められた滑りやすい道なので、スベるスベる。要注意。荷が重いと手強い下りかも。
写真では見たことがあったが、初くぐり。路面が汚れているので、手も汚れてしまった。
登り口は、この分岐点を真っ直ぐ登る感じ。
画栃山までは急登 中電の関係なのか黄色いペンキやテープが見られ、それに従って進めば良い。
ここまで1時間12分
倒木や枯れ枝が行手を阻む
姫沙羅の森
ここからは広い稜線歩き。とにかく高い場所を目指して歩けば良い。
東斜面のガレ
歩く前、このコースには薄暗い印象を持っていたが、いい意味、大外れ。広くて明るい☺️
実生から生えた苗のブッシュ
うーん広い。気持ち良い!
お見事
三本の栃の木があったのかな?
ここからも広い尾根を行く。
笹原が出てきた。
高塚山から京丸山への稜線だ。
房子山方面と鋸山方面への分岐点
気持ち良い笹尾根
遠くに房小山
麻布山と前黒法師山らしい。
西方向
鋸山への痩せ尾根。慎重に歩けば大丈夫
東側の展望
房小山、バラ谷の頭、黒法師岳
房小山。あの笹原を歩きたい。
バイカオウレンがあちこちに。
花の大きさは5ミリ程度
鋸山山頂はダケカンバが多い。
尾根上の檜 よくぞ真っ直ぐに伸びたものだ。
千石平の広い笹原
ダケカンバの巨木
苔生した巨木に蔓が。
帰路
この木々に葉が茂ると見通しは聞かないだろう。
帰路最後のピーク
ひたすら下る。
登山口帰着
門桁ゲート