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天狗の踊り場👺の写真

2020.04.29(水) 13:49

これも何?

この写真を含む活動日記

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08:46

14.5 km

1926 m

天狗の踊り場👺

大熊山・クズバ山・中山 (富山)

2020.04.29(水) 日帰り

※このルートは5/15までの間富山県登山届出条例により20日前までの登山届が必須となります。 http://police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/kj00018432.html 皆さんの中山レポを見るたび積雪期の中山への思いが強くなっていた。 どうせ行くならヤマップ始める1週間前に登ったきりのクズバ山へも行こうと調べていたところ、 さらに先に積雪期限定の西大谷山と、天狗の踊り場という素敵な名前のついた場所があるとのこと。 地図を見る限りクズバ山は急だが、あとはたいしたことはなく危険箇所もなさそうだ。 中山は1100m辺りから残雪。いかにも残雪期といった感じで、わずか数日で随分雰囲気が違う。山頂の休憩もそこそこに、本日の本命クズバ山へ向かう。日が差してきたので、往路はマスクを着用するが、なんとも異様な姿で他人には見られたくない(コロナ対策ではなく、バラクラバを持っていないため日焼け対策として。大日岳で、唯一日焼け止めを塗っていなかった唇に大ダメージを受けていたことが判明。)。 鞍部からは初めてアイゼン&ピッケルを使ってみる。斜面の雪は比較的締まっておりアイゼンで進みやすいが、急登がふくらはぎを刺激する。4日前に来ていたら相当なラッセルで苦労したと思うが、山頂までは先週末のものと思われるトレースが続いていた。すごいなぁ。 心配していた細尾根もそんなに怖いところはなく、安全にクズバ山に到着。劔~立山、大日連山の眺めを楽しむ。西大谷山へ続く尾根は多少のアップダウンはあるものの比較的歩きやすそうだ。何よりもノートレースに意欲を掻き立てられる。 クズバ山の山頂を降りたところに出番のなかったスノーシュー&ストックをデポし、西大谷山へ向かうが、日の当たる斜度になったことで急に雪が緩くなり、ところどころで踏み抜きが発生。雪もべとつき沈み込む。今こそスノーシューの出番だったのかもしれないと、選択ミスを後悔しながら先へ進む。それでも、劔岳と奥大日岳は進むたびに表情を変え、楽しませてくれる。そして1時間半弱で西大谷山へ到着。 西大谷山からはより劔岳の凛々しい姿を拝むことができる。ここまでこれば、天狗の踊り場はもう目と鼻の先で、余裕を持って天狗の踊り場へ到着。だだっ広い雪原を高く跳躍する天狗たちの姿を思い浮かべてみる。目の前には迫力ある奥大日岳が迫り、劔御前眺めも最高にカッコいい。 雪原歩きを満喫した後は、2138の小ピークへ。ここからの劔岳の眺めが一番好みだった。奥大日に繋がる稜線が周回コースの誘惑をしてくるが、荷物をデポしてあったおかげで、誘いに乗ることはなく帰路へ。 クズバ山への帰りは緩んだ雪で踏み抜きが頻発し、また、表層の雪が滑るため、アイゼンとピッケルに助けられながらやや苦労して戻る。クズバ山以降は、後から来た登山者のトレースがあったので、安心して進めるが、急な斜面は念のためバックステップで降りる。最後は東小糸谷で花々を楽しんで帰った。結局、先週に続き山では誰とも会うことはなかったが、馬場島の人の多さにビックリ(しかもマスクをつけない人が多い・・・)。 心が満ち足りたので、どれだけ持つかわかりませんがしばらく山歩きは自粛予定(最近回数が多いので、家庭内不和を避けるため)。