下ホロカメットク山(1668m)-2020-04-17

2020.04.17(金) 日帰り

活動データ

タイム

13:04

距離

28.0km

のぼり

1328m

くだり

1325m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 4
休憩時間
1 時間 8
距離
28.0 km
のぼり / くだり
1328 / 1325 m
8 19

活動詳細

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本当は、日高のピリカヌプリ計画があり準備をしていた。ピリカは10年越し6度目の挑戦だったが、ことごとく失敗しつつも思い出多き愛しの山になって来た。今年も計画していた日程の天候が思わしくなく、悪天の苦行ではテンションが上がらず中止にしていた。 そこに飛び込んで来たのが、YAMAP山友のみなみんみんさんの下ホロカメットク山である。 なんと日帰り、往復27㎞、11時間の山行だった・・。10㎞に及ぶ林道歩き、急斜度の登り・・でも快晴の絶景と下りのスキー・・・。ううん・・・と頷きながらどんどん引き込まれていった。 その僅か5日後、私たちも快晴の予報を聞いて決行する事を決めた。 前日は、登山口となる林道で車中泊とした。 そして、お約束の快晴下、夜明けと同時に出発である。 報告通りすぐに林道の崩壊地があり大きく高巻くもしっかりフィックスロープが張られていて助かった。林道の残雪はまだ数十センチあり早朝は冷えて固く歩き易かった。そして何よりトレースも微かに残され、山頂直下まで導いてくれた。林道のほぼ9割にオヤジの足跡が続き、時々笛を吹きながら緊張の登行だったが、最後まで会わずに安堵した。 林道10㎞強に4時間20分程要し、ようやく登山のスタートだ。 シートカチ第6支線林道に入り標高約890m地点から林道を離れて下ホロカメットク山に向かい始める。ちょっと複雑な地形の中を登り始めるが、疲れが出始めたのか足取りは重い。 陽が昇り雪面が融け始めるとシールも濡れて来る。木陰の雪はまだ乾いていて濡れたシールに良くくっ付く。すぐに団子と化し重くてスキーが上がらない。スキーワックスも忘れて悔しいだけだが後の祭りだ。我慢出来ずスキーをデポ。まだ1170m付近である。相方はまだ行けるとどんどん登り離れ始めた・・。ツボ足の登行もやっぱり団子。増々登れず息絶え絶えである。 余りに遅い私を見かねたのか、1310m付近で相方もスキーをデポすると言ってアイゼンを付けた。頂上は1668m、まだ300m以上登らなくてはならないのに時間だけが押し迫って来る。 登行タイムアウトは12:00だったが、1500m地点だった。 でも今日は一日約束された快晴である事を信じてあと1時間延ばすことにした。 そして、12:40 苦しくもなんとか登頂し感動の涙を抱き合って喜んだ・・・。 もう時間は無かったのでゆっくり眺望は楽しめなかったが、写真だけ撮ってぐるりと眺め下山となった。 スキーデポ地点からスキーモードに切り替えると、やっぱり下りは早い。 林道から頂上まで4時間も下りでは1時間半、10㎞の林道も2時間半で帰って来た。 トータル13時間も早出と天候が功を奏した山行だった。 もし失敗していたら二度と来る気にはなれなかった辛いイメージの山に終わっていたかも知れないが、今は感動の良き山に変わって思い出の一座になった。 みなみんみんさんに感謝である。 また一つ未踏の1000m超峰に登れ今シーズン6座目となった。 加齢が身に染みた山行でもあり体力の無さは痛感して反省だった・・・。

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