天狗小屋からの周回縦走 毒矢峰~余市岳~長尾山

2020.04.12(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 59
休憩時間
1 時間 4
距離
32.9 km
のぼり / くだり
2111 / 2109 m
59
11
2 3
1 38
46
29
57
21
16
16
1 42

活動詳細

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2月に毒矢峰、3月に美比内山に行き、今回かねてより興味があった毒矢峰~余市岳~美比内山ラインをつなげました。 新型コロナ対策で公共交通機関の利用は控える必要があり、登山では初めて乗用車(レンタカー)を利用し、天狗小屋からの周回を目指しました。大物の縦走コースなので車を試すにはいい機会です。 昨年は定山渓より南岳~余市岳~国際スキー場の1Wayでしたが、今回はそれよりもさらに厳しい行程。 移動距離と標高差を使った机上のシミュレーションでは、長尾山まで繋げきった場合の所要時間は11時間前後。途中の美比内山(所要7時間程度)で大きく遅れていた場合はそこで下山とします。 夜明けとともにスタート。気温が低いので、かんじきは使わずつぼ足で歩きます。 毒矢峰から少し先までは、前日までの踏み跡があったのと前回の経験からすんなり。 その先も基本的には北西方向に進めばよく、沢地形をうまくやり過ごしながら標高を上げていきます。 きれいなダケカンバの霧氷地帯を通り過ぎ、定山渓側の縦走路分岐でこの先に備えて輪かんじきを投入しましたが、余市岳山頂付近はガスがかかった状態。 丁度山頂に着いた時間帯以外は、好条件だったようです^^; 余市岳~美比内山までは9kmほどの長丁場。 途中で札幌150峰の大江山(1172P)や中の沢(1086P)を通過します。 余市岳からいきなりの大下り、まっさらに近い雪原や時折見られる岩場、ちょっとした尾根や細かいアップダウンなど、バリエーションに富んだルートで、美比内山近くでかなり疲れましたが、なんとかお昼頃に到着し、引き続き大沼山~長尾山へ。 この先も細かいアップダウンはありますが、もう迷いやすいところはなく、 千尺高地あたりでは無意根山方面からの下山者とのすれ違いも増え、ちょっとした安心感が出てきました。 美比内山から2時間弱で長尾山に到着し、メインの縦走区間は完了。 千尺高地からの下りはトレースをたどればよかったはずですが、下山直前で変なところに入ってしまい、目の前に深い谷が。今思えば冷静に北に進めばよかったのですが、動揺し変な軌跡を作成しながらの下山となりました。 今回のスタート地点には、いつものやり方では早くても9時着。4時間の違いは大きいですが かなり疲れるので、今までどおりのスタイルが基本になるかな。 余市岳~大江山あたりはどう行くにしても片道10km以上あるので、しっかりと準備しておく必要があります。 コースレート 全行程計画時:60+10% (32.5km, ↑1850m, ↓1850m, 氷化した雪~腐れ雪) ( )は左から行動距離、累積↑、累積↓、積雪状態で、累積↑↓は等高線読みの概算 コースレート=距離[km]+(累積↑[km]×10)+(累積↓[km]×5) +○%は積雪状態を考慮した割増 コースレート/脚力=おおよその行動時間 脚力は夏道で距離1km or 上り100m or 下り200mを1とした1時間あたり行動量で標準は4程度。 ※実際はピークを回避できたところもあり、標高差は150mほど小さくなりそう。

余市岳・定山渓天狗岳 乗用車を使っての山行は封印していましたが、こういう状況なので封印を解除。乗用車を使っての山行は、ほぼお初になります。
乗用車を使っての山行は封印していましたが、こういう状況なので封印を解除。乗用車を使っての山行は、ほぼお初になります。
余市岳・定山渓天狗岳 急登とりつき。
普段ならば、スタート位置に着くのが早くても午前9時。
4時間の貯金がある状態です。
急登とりつき。 普段ならば、スタート位置に着くのが早くても午前9時。 4時間の貯金がある状態です。
余市岳・定山渓天狗岳 一生懸命声出ししていたヤマゲラ。
普通の野鳥の止まり方してますね。
一生懸命声出ししていたヤマゲラ。 普通の野鳥の止まり方してますね。
余市岳・定山渓天狗岳 朝日がようやく見えてきました
朝日がようやく見えてきました
余市岳・定山渓天狗岳 朝日と定天
一旦急登が終わり、歩きやすい地形がしばらく続きます。
朝日と定天 一旦急登が終わり、歩きやすい地形がしばらく続きます。
余市岳・定山渓天狗岳 毒矢峰に到着
毒矢峰に到着
余市岳・定山渓天狗岳 ほぼ休まず、さらに先へ。
見晴らしの良いところから振り返りました。
ほぼ休まず、さらに先へ。 見晴らしの良いところから振り返りました。
余市岳・定山渓天狗岳 2月に歩いた時の最終地点より北西方向に進みます。
松の陰に真っ白な余市岳が見えてきました。
2月に歩いた時の最終地点より北西方向に進みます。 松の陰に真っ白な余市岳が見えてきました。
余市岳・定山渓天狗岳 ガスがピークをなめるように流れているようです。
ガスがピークをなめるように流れているようです。
余市岳・定山渓天狗岳 地図の等高線が入り組んでいて、小さな沢がいくつかあるようです。
地図の等高線が入り組んでいて、小さな沢がいくつかあるようです。
余市岳・定山渓天狗岳 南岳~余市岳ラインの中間ピーク
南岳~余市岳ラインの中間ピーク
余市岳・定山渓天狗岳 このあたりのダケカンバが霧氷地帯になっていました。
このあたりのダケカンバが霧氷地帯になっていました。
余市岳・定山渓天狗岳 もう少し東の夏用登山道(廃道)あたりなら、もっと映えたかと思います。
もう少し東の夏用登山道(廃道)あたりなら、もっと映えたかと思います。
余市岳・定山渓天狗岳 遠目で無意根方面を入れてみます。
遠目で無意根方面を入れてみます。
余市岳・定山渓天狗岳 コルまで斜面をトラバース。
輪かんじきに付け替えて時間をつぶしますが、タイミング悪く、山頂付近が荒れてそう。
コルまで斜面をトラバース。 輪かんじきに付け替えて時間をつぶしますが、タイミング悪く、山頂付近が荒れてそう。
余市岳・定山渓天狗岳 薄日はさしていますが、早く雲が抜けてほしいところ
薄日はさしていますが、早く雲が抜けてほしいところ
余市岳・定山渓天狗岳 ようやく山頂に到着し、最初の関門クリア。
標高1000m~1200mあたりで少々降雪があったようで、やや苦戦しました。
ようやく山頂に到着し、最初の関門クリア。 標高1000m~1200mあたりで少々降雪があったようで、やや苦戦しました。
余市岳・定山渓天狗岳 ここから今回のメイン。余市岳から美比内山方面につなげます。
尾根に乗るため、まずは北西方向に大きく下ります。
ここから今回のメイン。余市岳から美比内山方面につなげます。 尾根に乗るため、まずは北西方向に大きく下ります。
余市岳・定山渓天狗岳 さらにその先につながる尾根道。
羊蹄山東側麓から手前に見える小さなピークが大江山(1172P) です。
さらにその先につながる尾根道。 羊蹄山東側麓から手前に見える小さなピークが大江山(1172P) です。
余市岳・定山渓天狗岳 風で荒々しい雪面
風で荒々しい雪面
余市岳・定山渓天狗岳 南側はだいぶん青空になってきました。
南側はだいぶん青空になってきました。
余市岳・定山渓天狗岳 下った後はしばらく雪原歩きとなります。
下った後はしばらく雪原歩きとなります。
余市岳・定山渓天狗岳 だいぶん雲が抜けつつあります。
今回はタイミングが悪かったですね。
だいぶん雲が抜けつつあります。 今回はタイミングが悪かったですね。
余市岳・定山渓天狗岳 この先、左側の広々としたところは行き止まりです。
この先、左側の広々としたところは行き止まりです。
余市岳・定山渓天狗岳 東側にある痩せ尾根
東側にある痩せ尾根
余市岳・定山渓天狗岳 だだっ広い雪原は、このあたりで一旦終了
だだっ広い雪原は、このあたりで一旦終了
余市岳・定山渓天狗岳 1178標高点はちょっとした崖の上です。
1178標高点はちょっとした崖の上です。
余市岳・定山渓天狗岳 右側に大江山のポイントが見えてきました。
右側に大江山のポイントが見えてきました。
余市岳・定山渓天狗岳 大江山に到着。きれいな羊蹄山です。
大江山に到着。きれいな羊蹄山です。
余市岳・定山渓天狗岳 先に見えるのは1048m標高点。左側(東側)は行き止まりの尾根で行ってはいけないところ。
先に見えるのは1048m標高点。左側(東側)は行き止まりの尾根で行ってはいけないところ。
余市岳・定山渓天狗岳 1048mピーク点には寄らず、西側を巻いていきます。
1048mピーク点には寄らず、西側を巻いていきます。
余市岳・定山渓天狗岳 中の沢。このあたりはちょっとした広場になっています。
中の沢。このあたりはちょっとした広場になっています。
余市岳・定山渓天狗岳 奥のポコっとしたところが美比内山
奥のポコっとしたところが美比内山
余市岳・定山渓天狗岳 途中の小さなピークは巻くように美比内山に近づきました。
途中の小さなピークは巻くように美比内山に近づきました。
余市岳・定山渓天狗岳 急登を正面突破し、美比内山に到着。これで下山でも十分ですが、まだ未歩行の美比内山~長尾山間も
繋げます。
急登を正面突破し、美比内山に到着。これで下山でも十分ですが、まだ未歩行の美比内山~長尾山間も 繋げます。
余市岳・定山渓天狗岳 3月に訪れたときは、遠くを見ることはできませんでしたが、今回はばっちりです。
3月に訪れたときは、遠くを見ることはできませんでしたが、今回はばっちりです。
余市岳・定山渓天狗岳 美比内山と大沼山の中間付近にある大小のポコは、北よりをトラバースするように巻きました。
美比内山と大沼山の中間付近にある大小のポコは、北よりをトラバースするように巻きました。
余市岳・定山渓天狗岳 美比内山の西にある大き目のポコは東側から巻いて進めます。
美比内山の西にある大き目のポコは東側から巻いて進めます。
余市岳・定山渓天狗岳 ここから大沼山へ100mほどの登りです。
ここから大沼山へ100mほどの登りです。
余市岳・定山渓天狗岳 進路を横切る生き物。体長が笹の葉の幅くらいで非常に小さいです。
進路を横切る生き物。体長が笹の葉の幅くらいで非常に小さいです。
余市岳・定山渓天狗岳 この先が大沼山のピーク。休憩している方もちらっと見えました。
この先が大沼山のピーク。休憩している方もちらっと見えました。
余市岳・定山渓天狗岳 大沼山からの美比内~余市ライン。
遠いですね・・・
大沼山からの美比内~余市ライン。 遠いですね・・・
余市岳・定山渓天狗岳 大沼山に到着
大沼山に到着
余市岳・定山渓天狗岳 余市岳から東側。雲もほとんど出てなくてよいですね。
余市岳から東側。雲もほとんど出てなくてよいですね。
余市岳・定山渓天狗岳 この奥の長尾山が今日のラストです。
この奥の長尾山が今日のラストです。
余市岳・定山渓天狗岳 長尾山に到着。あとは下山するだけでしたが、最後で失敗^^;
長尾山に到着。あとは下山するだけでしたが、最後で失敗^^;
余市岳・定山渓天狗岳 先日の喜茂別への縦走を思い出しつつ、無意根山を撮りました。
先日の喜茂別への縦走を思い出しつつ、無意根山を撮りました。
余市岳・定山渓天狗岳 千尺高地から元山のほうに下山を目指しますが、ぼーっと歩いてます。
千尺高地から元山のほうに下山を目指しますが、ぼーっと歩いてます。
余市岳・定山渓天狗岳 標高が下がると、日の当たるところはもう腐れ雪の状態。ずるずるです。
標高が下がると、日の当たるところはもう腐れ雪の状態。ずるずるです。
余市岳・定山渓天狗岳 山鳥橋。あと2kmで天狗小屋です。
山鳥橋。あと2kmで天狗小屋です。

活動の装備

  • モンベル(mont-bell)
    ロッシュパンツ
  • モンベル(mont-bell)
    クリマプラス200 グローブ
  • モンベル(mont-bell)
    ウイックロン ZEOサーマル ジャケット Men's
  • マジックマウンテン(MAGIC MOUNTAIN)
    ネイジュ2
  • モンベル(mont-bell)
    クリマエア マフラー
  • グレゴリー(GREGORY)
    Z40

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