傾山坊主尾根コース 大変だった

2020.04.04(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 6
休憩時間
2 時間
距離
15.6 km
のぼり / くだり
1992 / 1994 m
1 4
1 12
4 39

活動詳細

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今日は昨年から登りたかった傾山の坊主尾根コースにチャレンジした。昨年の11月に冷水コースから登山し異常にきつかった記憶があり傾山はそれ以来遠慮していた。朝の5時過ぎに自宅を出発し、7時過ぎから登り始めた。坊主尾根コースは熟練者向き、つまり上級者の登る道であり、登山歴1年未満の私には無理だと決めていた。しかし昨年から登山を続け徐々にステップアップする中で、今の時期は暑くも寒くもなく登るなら今日でしょ、と思い切り決断を下した。道は最初は緩やかで途中からきつくなった。しかしハプニングはあるもので、三ツ坊主を過ぎ岩の間を下っていた時に足がつんのめり枝が額に突き刺さり血が止まらなくなった。しばらく応急手当てをしていたのだが自分の顔も見えずどれくらいの傷なのかも分からず悩んでいると、後ろから一人の男性が通りかかり親切にしてくださったのでとても助かった。スマホで撮影してくださったのを見てみると傷口が開いていて二針くらい縫わなければならないようだ。とにかく助けを得て傷口にワンタッチパッドを貼り登山を再開したが気づいた時には三ツ坊主よりも大分前の地点にまで堂々巡りしていてまた戻るのに1時間以上のロスがあった。結局山頂に行くまでに6時間を要しその前には間違えて前傾にまで足を伸ばしていた。けがをして時間もロスしたが下山するしかなく帰りは九折コースから下山した。迷いやすいと聞いていたが最初はそんなこともなかった。渡渉するのに靴と靴下を脱ぎ、渡り終えたときに足を拭いてまた履くのが面倒だったくらいだった。カンカケ谷を過ぎたあたりから道を外れだし気づいたら日没の時刻をまわりペツルの稼働となった。一度はもう帰れないのではと悲壮感を覚えるほど暗い中ピンクリボンも見えず、コンパスとヤマップをフル稼働させながら脱出口を探し続けた。水も底を尽きかけてここでビバークは無理だからと頭に悪いことを考えていた。それだけに最終的に登山道に出られて車までたどり着けた時のホットした感はすごいものであった。ほぼ12時間動き回ったので今までで一番体力を使った登山となったことは間違いないだろうと思う。とにもかくにも難所とされる傾山坊主尾根コースをクリアできたことは後日大きな自信となって達成感とともに現れてくることだろう。ただその前に明日か明後日に外科に行き額を縫ってもらいに行かなければならないので憂鬱感もすごいものがあることを追記しておく。

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