星穴案内&ロープ練習

2020.04.04(土) 日帰り
markun
markun

活動データ

タイム

07:01

距離

2.9km

上り

581m

下り

582m

活動詳細

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土日で星穴岳の案内とロープの練習を承りまして、今回こちらでは活動内容とは少々離れますがいろいろ必要な物・事、感じた事などを書き連ねてみます。 内容はこれからロープワークをやってみたい方や星穴岳を目指したい方向けになります。 活動内容の方は写真のコメントにて記入しました。 ☆先ずは軌跡の方の星穴岳に行くために必要な物・事について(経験者について行く場合で最低限必要なもの) 1.懸垂下降に必要な装備一式 ・ハーネス、スリング、カラビナ、下降器、ロープ 必要な種類・本数などは方法や考え方次第で違ってきますのでここでは割愛しロープ練習の項で述べることにします。 ロープは長さ50m以上のものが2本必要ですがグループで持ち合わせをすればいいでしょう。ソロの場合はもちろん1人で2本背負う必要があります。 2.懸垂下降の経験 ロープがセットされている状態で人に頼らず懸垂下降のセットと下降が出来ること。 (経験者が2人いれば懸垂下降初心者はセットを確認してもらう事は可能になります) 懸垂下降は安全の為に行う作業ですが事故に直結しかねない作業でもあります。「体力はある」「難ルートを踏破した」等々の経験だけでは全く通用しない世界です。決して難しい事ではないのですが最低限の知識・技術の習得は必要です。例え経験者と同行したとしてもその経験者が先に降りてしまったら自分自信で確実なセットをしなければなりません。経験者が先に降りてしまった時20m以上も上にいる方にセットの助言や確認をしてあげることはできません。 3.妙義縦走経験 二つある星穴の1つ、むすび穴までは破線一般道にてアクセスできますが星穴岳ピークまで行くとなりますと既述の懸垂下降の他に非一般道(進入禁止領域)へ踏み入ることになります。これは私独自の考え方ですが、個人的に星穴岳へ他の方を連れていく場合『ソロで妙義縦走経験あり』を必須条件とさせて頂いてます。 バリエーションハイクや懸垂下降に慣れている方はこの限りではありませんが、私は過去に妙義をソロで歩いた経験のない方を星穴岳へ連れて行った(同行した)事はありませんし今後もするつもりはありません(上記例外を除く)。 妙義をソロで歩いた経験のある方ならば「その先にある」「侵入禁止の領域」がどれ程のものなのかはある程度察しがついていると考えそのような方を同行の条件とさせて頂いております。 また懸垂下降は慣れていたとしても星穴岳へ行くには初歩のクライミングや細尾根歩きがありますので、やはり妙義縦走程度の経験は必要と考えます。 ☆星穴岳の懸垂下降について 星穴岳ピークまで行って懸垂下降にて下山する場合は基本的に4回の懸垂下降が必要になります。 A.西岳からの泥壁下降  約25~40m B.星穴岳ピークからの下降  約10m C.稜線から射抜き穴への下降  約20m(内半分は空中懸垂) D.射抜き穴からの下降  約45m(全編ほぼ垂壁) この内AとBに関しては懸垂下降せずクライムダウンも可能ですが(実際やっている方はいらっしゃいます)、CとDに関してはスパイダーマンクラスの超人でない限り懸垂下降は不可避です。 一般的には4回の懸垂下降が現実的でしょう。またいきなりぶっつけ本番では無く星穴岳に向かう前に懸垂下降の経験(練習含む)は必須と私は考えます。 なおBに関しては星穴岳ピークに登らなければ回避可能です。 世の中には上記以外の方法で下降されている方もいらっしゃるのは存じておりますが極めて特殊な事例ですので割愛します。 ☆次に懸垂下降・ロープワークの習得に必要なものについて 1.ハーネス 身体に合ったサイズのハーネス調達は必須です。ハーネスにも用途に適したいくつかの種類があるのですが、こと懸垂下降だけに関して言えばこれじゃなきゃダメと言うのはないと私は考えています。 ただある程度の目的、スポーツクライミングがしたい・沢登りやアイスクライミングがしたい等々があるのであればお店で相談されるか経験者に聞かれる事をお勧めします。 2.カラビナ・スリング これらも種類が沢山あり悩む所ですがカラビナは安全環付きでセルフビレイ(安全確保)用にD型等を一つと懸垂下降用にHMS型一つを最低限用意して下さい。出来ればカラビナは懸垂下降のバックアップ用などにもう2つくらい欲しい所です。 スリングは120cmを2本(内1本はPAS等セルフビレイに特化したものなら尚可)を用意して下さい。 カラビナ・スリングに関わらず「何を買ったらいいか分からない(だから買わない・買えない)」という方がいらっしゃるのも理解は出来ますが、ロープワークをやって行きますとスリング・カラビナ共にサイズや目的別に5本程度はすぐに必要になります。 最初の買い物から恐れてたら何も始まりませんし、仮に買って失敗したと感じた物があったとしてもいずれ何かしら使える用途が出てくると申し上げておきます。 まあ経験者の方に教わるのでしたらハーネス以外大概のものは2人分くらいは持ってるでしょうから貸してもらえるかも知れません。   3.下降器 これも種類が沢山あります。独断で申し上げればペツルのルベルソかBDのATCガイドを購入しておけば無難でしょう。ご注意願いたいのは発売年次が新しいものほど細径ロープ(7mm台など)に対応してる分10mm以上の太めのロープには対応してなかったり通し辛かったりします。 段々見かけなくなってきた良い意味で枯れたギアであるエイト環でも十分使えますし、対応ロープ径の観点から言えばむしろ適応範囲は広くなります。 4.ロープ 目的による… と書くと元も子もないのでいくつか用途別に記載します。 ①懸垂下降や人の補助用 ソロで活動したり同行者の補助程度なら長さ20~30m程度で8mm程度の径のものが個人的には扱い易いと感じます。大は小を兼ねる的に長いロープならより活動範囲を拡げられる可能性はありますがその分重く取り回しもしにくくなります。懸垂下降や人の補助(非クライミング)用途にはクライミングでの使用不可と書かれている8mm前後の太さのものでも可能です。 ②アルパインクライミング 長さ50m以上のダブル(=ハーフ)ロープでしょうね。ダブルロープは2本で使う事になります。 ここで少々話題逸れますが、よく懸垂下降で折り返して使うことを「ダブル」と勘違いされやすいのですがダブルロープを折り返さず(1本垂らした状態で)懸垂下降しても問題はありません。逆にシングルロープ=折り返さず(1本垂らした状態で)懸垂下降出来ると言う意味でもありません。 シングルやダブルとはあくまでもクライミングのシステムの名称で懸垂下降するにあたってはシングルロープもダブルロープも関係ありません。まあダブルロープを折り返さず懸垂下降する機会は(システム上)そうそうないとは思います。 ダブルロープの径に関してはだんだん細くなってきてるようで最近では8mm前後のものもよく見かけます。お店やネットでも8~9mm前後のものが中心的に売られています。 ③ジム、外壁クライミング 私は専門外ですがジム用途なら30m〜のシングルロープ、外岩クライミングなら50m~60mくらいのシングルロープ(ルートによってはダブルロープ)でしょうか。ロープ径はシングルロープなら10mm前後が一般的なのではないでしょうか。 ④懸垂下降のバックアップ用細引き 6~7mmくらいの径で結んでいない状態で長さ150cm程度のもの、これを結ぶと60cmくらいの輪が出来ます。適した長さはバックアップの掛け方や好みで変わるかと思います。お店で切り売りしているものを3m程購入すれば2本のバックアップコードが作れます。 5.その他 クライミングで使われるクイックドロー(通称ヌンチャク)は色々使いでがあるのでクライミングをしなくてもお試しで1本くらい所有しておいても良いのではないかと思います。 長さや種類がいろいろあって… と迷われてる相談を受けた事がありますが最初は何でもいいです。外壁クライミングなど始めたら10本あっても足りないくらいですから。 懸垂下降をするだけならばロープ、ハーネス(スリング1本で代用も可)、カラビナが1つあれば出来ますがそれはあくまでも緊急用と考えるべきと私は思います。 上記必要な道具類は専門の書籍などを調べればその道のプロがより詳しく説明してくれていると思います。また経験者に訪ねるのも有効な手段と考えます。 あくまでも上記の必要な物に関してはロープワークを始める初期段階での参考程度にしていただければと思います。 当日は一般道の鎖場にてロープ練習していたのですが、その際通過して行った方の内大体3割くらいの方が興味深そうに我々を眺めていたりお声掛けを頂いたりしました。 妙義に来られるような方はその位の方がロープに興味を持たれてるんだなーと感じた次第です。 また本来は我々が邪魔な作業をしていたにも関わらず、通過される皆様を逆に恐縮させてしまった事この場を借りてお詫び申し上げます🙇💦。

妙義山・天狗岳・相馬岳 星穴岳へ向かう前に20m程の壁にて懸垂下降練習(見本)
星穴岳へ向かう前に20m程の壁にて懸垂下降練習(見本)
妙義山・天狗岳・相馬岳 ここで先ずは垂壁に慣れて頂きました
ここで先ずは垂壁に慣れて頂きました
妙義山・天狗岳・相馬岳 一般道を登り上げここから非一般道になります
一般道を登り上げここから非一般道になります
妙義山・天狗岳・相馬岳 最初のクライミングポイント
ラインはお好みで
私はロープ掴んで登りましたが😆
最初のクライミングポイント ラインはお好みで 私はロープ掴んで登りましたが😆
妙義山・天狗岳・相馬岳 皆さんフリーでクリアします
皆さんフリーでクリアします
妙義山・天狗岳・相馬岳 藪の下はそこそこ細いリッジ渡りになってます
藪の下はそこそこ細いリッジ渡りになってます
妙義山・天狗岳・相馬岳 続いて2番目のクライミングポイント
こちらの方が少し易しいかな
続いて2番目のクライミングポイント こちらの方が少し易しいかな
妙義山・天狗岳・相馬岳 西岳ピークにて
西岳ピークにて
妙義山・天狗岳・相馬岳 説明好きが説明しています🤭
説明好きが説明しています🤭
妙義山・天狗岳・相馬岳 泥壁懸垂へ
この下で斜度急になります
泥壁懸垂へ この下で斜度急になります
妙義山・天狗岳・相馬岳 今回は25m弱を1回だけ下降し以降はフリーで下りました
ここに来ると言うことは大概50m2本持参してるわけですから結んでいっぺんに40m程懸垂するのもありです
今回は25m弱を1回だけ下降し以降はフリーで下りました ここに来ると言うことは大概50m2本持参してるわけですから結んでいっぺんに40m程懸垂するのもありです
妙義山・天狗岳・相馬岳 このようなトラバースが2箇所あります
このようなトラバースが2箇所あります
妙義山・天狗岳・相馬岳 ロープが無かったらかなりスリリングです
ロープが無かったらかなりスリリングです
妙義山・天狗岳・相馬岳 途中相馬岳も覗けます
途中相馬岳も覗けます
妙義山・天狗岳・相馬岳 ここまで来ると両脇切れ落ちた稜線になります
手前に空中懸垂の下降支点が見えます
ここまで来ると両脇切れ落ちた稜線になります 手前に空中懸垂の下降支点が見えます
妙義山・天狗岳・相馬岳 星穴岳ピークへのクライミング
ほぼビレイの意味はないです(^^;)
星穴岳ピークへのクライミング ほぼビレイの意味はないです(^^;)
妙義山・天狗岳・相馬岳 一旦ロープが掛かれば保険に出来ます
一旦ロープが掛かれば保険に出来ます
妙義山・天狗岳・相馬岳 上部から撮影
上部から撮影
妙義山・天狗岳・相馬岳 星穴岳ピークにて
ここまでの10mほどの登り皆さんほぼフリーで
星穴岳ピークにて ここまでの10mほどの登り皆さんほぼフリーで
妙義山・天狗岳・相馬岳 ピークからの懸垂下降
懸垂4回中1番距離短く楽といえば楽な下降ですが振られに注意
ピークからの懸垂下降 懸垂4回中1番距離短く楽といえば楽な下降ですが振られに注意
妙義山・天狗岳・相馬岳 20mの空中懸垂へ
今回は着地点見えたらすぐにロープを垂らす為ふり分けでロープ担いでみました
20mの空中懸垂へ 今回は着地点見えたらすぐにロープを垂らす為ふり分けでロープ担いでみました
妙義山・天狗岳・相馬岳 決してふざけてる訳ではなくトップで下る者はロープの絡みなどに対応する為両手を離せる様にしておかなくてはなりません
決してふざけてる訳ではなくトップで下る者はロープの絡みなどに対応する為両手を離せる様にしておかなくてはなりません
妙義山・天狗岳・相馬岳 そろそろ足が離れます
そろそろ足が離れます
妙義山・天狗岳・相馬岳 定番アングル
定番アングル
妙義山・天狗岳・相馬岳 お次は45m垂壁懸垂へ
お次は45m垂壁懸垂へ
妙義山・天狗岳・相馬岳 皆さん特に問題なく降りてきます
皆さん特に問題なく降りてきます
妙義山・天狗岳・相馬岳 慣れてないととても疲れる所で自分も初回は途中で休んだ記憶があります
慣れてないととても疲れる所で自分も初回は途中で休んだ記憶があります
妙義山・天狗岳・相馬岳 星穴岳概略
星穴岳概略
妙義山・天狗岳・相馬岳 下降後はこの泥ルンゼを登り上がって
下降後はこの泥ルンゼを登り上がって
妙義山・天狗岳・相馬岳 むすび穴に到着
ここからは星穴探勝路(一般道)で下山出来ます
むすび穴に到着 ここからは星穴探勝路(一般道)で下山出来ます
妙義山・天狗岳・相馬岳 星穴岳の翌日は別のお2人を迎えて懸垂下降とビレイの練習
星穴岳の翌日は別のお2人を迎えて懸垂下降とビレイの練習
妙義山・天狗岳・相馬岳 一旦ロープ垂らせば登りはごぼうが楽です
一旦ロープ垂らせば登りはごぼうが楽です
妙義山・天狗岳・相馬岳 赤ロープはトップロープでの確保とロワーダウンの練習
青ロープは懸垂下降の練習
赤ロープはトップロープでの確保とロワーダウンの練習 青ロープは懸垂下降の練習
妙義山・天狗岳・相馬岳 私が確保される側を演じましたがロワーダウン時はビレイヤー側ロープを握って保険掛けました😅
私が確保される側を演じましたがロワーダウン時はビレイヤー側ロープを握って保険掛けました😅
妙義山・天狗岳・相馬岳 セカンドクライマーの確保の練習
オートロックモードですので私は横から確認していました
セカンドクライマーの確保の練習 オートロックモードですので私は横から確認していました
妙義山・天狗岳・相馬岳 この後引き上げたロープを振り分ける練習もして頂きました
この後引き上げたロープを振り分ける練習もして頂きました
妙義山・天狗岳・相馬岳 ハングした岩場で空中懸垂の練習も
ハングした岩場で空中懸垂の練習も
妙義山・天狗岳・相馬岳 ここで仮固定や登り返しのイメージをお伝えしました
空中懸垂からの登り返しは改めてキツいですね💦
ここで仮固定や登り返しのイメージをお伝えしました 空中懸垂からの登り返しは改めてキツいですね💦

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