賀茂の百山 (本を作ってみた)

2020.09.09(水) 日帰り

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はじめに  昔から「おばあさんは川に洗濯を、おじいさんは山にしば刈りに」というように、伊豆の山々でも山に関わった仕事(炭焼きや林業、ワサビ栽培、狩猟、薪〔まき〕拾い)が沢山ありました。しかし、ライフライン等の発達が進み電気や水道、交通網が整備されだすと次第に山から遠ざかっていきました。具体的には、炭・薪〔まき〕がガス(LPG 都市ガス)や電気に変わり交通路の発達は、古からあった峠道や山道の利用がなくなり廃れていきました。沢山の峠道が忘れ去られ、峠にあったお地蔵さまなどは今でも静かに佇んでいるのをよく見かけます。  林業の衰退は最たるもので流通が発達していくと、外国産の木材が安価で輸入されるようになり価格競争に完全に敗北し、植林された木々はすっかり見捨てられてしまったのです。また、今では建設工法の変化により、かつてのような木材需要が激変したことも国産材使用の足かせとなっています。  人が山に入らなくなり、伊豆の山々もすっかりと山名すら忘れかけられようとしています。 そんな折、山を歩くようになり天城山にはよく登っていましたが周囲に見える山々の頂き(ピーク)が気になり始め、登山道の無い山を目指すようになっていきました。    山の名前も気になり始めてきた中で「南豆風土誌」に出合い、賀茂郡下の山名が紹介されているのを見てから記載された山々を目指すようになっていきました。  今、ブームとなっている日本百名山や静岡の百山、各県の百山から賀茂地域の忘れ去られた山を紹介するのも面白いかと思い「賀茂の百山」を執筆(記録)したものです。 賀茂の百山 本書は、伊豆(南豆のやま)ブログから抜粋編集したものである。 伊豆(南豆のやま)https://blog.goo.ne.jp/nanzunoyama 記載上のルール 1.山名は南豆風土誌の地図にほぼ基づいた。 2.無名峰は何々ピークとした。 3.登山年月日・天候を記し、登山日以外に撮った写真は日付を記した。 4.コースタイムは、実歩記録(健脚傾向)を記した。 5.地形図上に記されたルートは、自歩しデータロガで記録したものである。 6.地形図の縮尺は縮少・拡大しているので基本の1/25000ではない。 7.地形図は国土地理院の電子地形図及びカシミールより引用した。 賀茂の最高峰ベスト10(等高線が閉ざされたピーク) 1. 万三郎岳      1405.6m 2. 戸塚山       1360m 3. 戸塚山南側ピーク   1335m 4. 馬ノ背        1325m 5. 万二郎岳      1299m 6. 八丁池北側ピーク  1245m 7. 青スズ台       1237.1m 8. 八丁池南東側ピーク  1215m 9. 白田峠北側ピーク   1205m 10. 白田山       1197.4m 賀茂郡下各市町の最高峰 東伊豆町 万三郎岳 1405.6m 河津町  青スズ台  1237.1m 下田市  須郷山  685m 南伊豆町 青野山  544.8m 松崎町  長九郎山 995.8m 西伊豆町 猫越岳  1034.8m 注意  “賀茂の百山”では遊歩道が整備され楽に登れる山も含まれるが、コンパスと読図ができなければ登れな いバリエーションルートも多く含まれているので要注意

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