活動データ
タイム
03:59
距離
10.6km
のぼり
802m
くだり
803m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る那須岳に登った後は東北道を北上し、福島の安達太良山を目指しました。ここは高村光太郎の「智恵子抄」の智恵子の故郷であり、東京には空が無いという智恵子にとっての「本当の空」がここで見れることを期待しました。 まずは腹ごしらえとして、鳴駒食堂でソースカツ丼をガッツリ食べて、奥岳の登山口へと向かいました。車を停めて、残念ながら青空は見れず、少し雨が降る中出発しました。 くろがね小屋を目指す登山道は馬車道と呼ばれる蛇行しながら登る林道のような道と、旧道と呼ばれる樹林帯を直登するルートがあります。旧道はアイスバーンになっている箇所もあったので注意しながら登りました。途中で両方のルートが合流し、しばらく進むとくろがね小屋に到着しました。ここまで壺足で進みましたが、滑落の危険もある箇所があったのでアイゼンの方が安全に歩けると思います。 くろがね小屋はとても趣きのある立派た県営の山小屋です。今年3月で建て替えの予定でしたが、令和3年3月末まで延期になったということです。この日の宿泊者は7名でした。湯の華の浮かぶ温泉で登山の疲れを癒し、風呂上がりにビールと日本酒をいただき、山形出身の登山歴60年以上の二人組のお父様から鳥海山の話をたくさん伺いました。晩ご飯の名物のカレーライスはお肉がゴロゴロ入って評判通りのおいしさ。7人の宿泊者で団欒しながら楽しい時間を過ごせました。 翌朝、朝食を食べた後に準備をして山頂を目指しました。麓の方は晴れていましたが、山頂はガスに覆われていました。山頂までの道はトレースもあり、道に迷うことはありませんでしたが、途中複数のトレースが交差する箇所があり注意が必要。 山頂はガスで覆われていましたが、時折晴れ間も見ることができました。帰りはロープウェイの駅がある薬師岳を経由して下山しました。下りの道中は素晴らしい青空を見ながら歩くことが出来ました。これが智恵子にとっての「本当の空」だったのでしょう。
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