活動データ
タイム
14:28
距離
20.2km
のぼり
1706m
くだり
2213m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る盆と正月を除くと25年ぶりの三連休。どこに行こうか。本州の冬山に行くには日程も技量も足りないし、屋久島は去年行ったし、石鎚山は何とか1泊2日でも行ける。 そこで、頭の中に浮かんだのは多くの山の先輩方が素晴らしいという剣山~次郎笈の稜線。そして四国一美しいと言われる三嶺。その道のりはグレートトラバース見ても笹原の綺麗な尾根道。平尾台や飯盛ヶ城、外輪の一ノ峰二ノ峰好きなら楽しめるはず。思い立ったら吉日、行ってみよう。でも登山口もアプローチも何も知らない。そこから色々と調べたこと、また今回知ったことをここにメモしてみる。次にまた行く時のために。もしかしたら行ってみたいと思った人のためにも。ということで今回は長くなるので、無理してご覧にならずスルーしてくださいね。写真も記録の意味を込めて多めでごめんなさい。それではアプローチから。 ◯剣山のメインの登山口は見ノ越。徳島県美馬市と三好市、剣山と丸笹山の間に位置する峠である。福岡からのアプローチの方法はおおよそ三つ。 ①しまなみ海道~徳島道井川池田インターから国道439号に入り、祖谷渓を経て見ノ越へ。 ②瀬戸中央道~徳島道美馬インターから国道438号線に入りつるぎ町を経て見ノ越へ ③佐賀関港から国道三崎フェリーで四国に渡り、松山道・徳島道を経て、国道439・438のどっちかで見ノ越へ。 ※①と②は降りるインターは入れ替え可能 今回は①で入り、③で帰った。②が最短時間で到着できるか標高1450mが最高点であり、北側斜面を登るので雪が残っている可能性が高く、今回は祖谷渓から入って③で帰った。料金はほぼ同じだが、高速の休日割引の関係で土日祝日なら①②の方が安くなる。ただし③の方が距離が短くなり、ガソリン代と体力の節約になる。大分・宮崎の人なら圧倒的に③がオススメで。夜行を使えば土日の二日間で剣山に行くことは可能。足早なら三嶺までの縦走も可能。なお、国道438号と439号は酷道として有名だが、九州で445号二本杉峠を越える人ならなんてことないし、日隠林道や大崩の宇土内谷登山口に行っている人から言えば全然大丈夫。登山道も同じ。祖母・傾・大崩・脊梁をよりも整備されている。ただただ長い。山は深い。酷道が苦手な人には辛いかもしれない。 ◯見ノ越は民宿が数件、車で5分の丸笹山登山口にはラフォーレつるぎ山という立派なペンション。頂上と一ノ森には有人の山小屋があるが、いずれも冬季(おおよそ12月~GW前)は休業中。祖谷渓方面はかずら橋周辺に旅館が数軒。つるぎ町にも温泉宿があるが、いずれも登山口まで40分~1時間程度。早立ちをするには、テントを持ち込むか今回自分が宿泊した劔神社簡易宿泊所にお世話になるしかない。シーズン中は宿泊する場所を選択する余地が広がる。 ◯3月は通常の年ならまだ冬山で、それなりの技量と装備を要する。今回はたまたま天気予報も良かったので縦走としたが、積雪が多い年には事故も発生している。基本尾根道で比較的安全なのだが、次郎笈のトラバース道は雪崩と滑落の可能性、三嶺ヒュッテ直前のトラバースは滑落の恐れがある。疑問に感じるところがあれば、道路状況も含めて劔神社に電話して宮司さんに尋ねてみるのもいい。山と気象のことには相当詳しい。今回は登山バッジもここで手に入れた。 ◯全行程はヤマップでは20㎞あまりとなったが、アップダウンがそこそこあり実際は縦走路だけで15㎞ある。見ノ越から三嶺までまたは逆方向に1日で縦走しようとしたら10時間歩く体力が必要。 ◯縦走路に3時間おきぐらいに山小屋が出現するが、丸石・白髪山の小屋は小さくトイレもない。水場も枯れることが多い。ヒュッテ三嶺はとても綺麗でトイレもあるが、マナーとして紙は持ち込み持ち帰りとなる。天狗塚方面のお亀岩避難小屋も同宿の人の話によると綺麗で快適であるとのこと。 ◯剣~三嶺だと、最初の登りが550mだが、名頃から三嶺に先に登れば最初の登りが1000m弱となるので、登りが苦手な人は剣からが順当。 ◯下山後の名頃から見ノ越までは約10㎞。タクシーで約4000~5000円。かずら橋周辺に大きなタクシー会社があるが、配送料込みで1万円となる。今回は地元の三嶺タクシーにお願いしたが、冬季はジャンボタクシーしか動いてないので、6600円程度。ただし、少人数の場合は割引して今回は5620円で見ノ越まで行くことができた。シーズン中はバスが運行されているので、少人数ならバスの時間に合わせるのが経済的。 ◯トレランをする人は、日帰りで周回して距離35㎞。累計標高差2000m程度。ロード10㎞と丁度いい距離となる。今回も1人、三嶺を走って登る人に遭遇。 ★今回は花も紅葉も霧氷も多くの積雪もない時季でしたが、それでも十分に美しく楽しく過ごすことができました。ちょっと残雪があったのも良かったです。次回は是非天狗塚方面へ、できれば花の時期に行ってみたいと思います。書きたいことはもっと沢山あるけれども、もし質問などがありましたらメッセージやコメントを通して連絡して下さい。長文最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。
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