一度登っておきたかった山梨百名山の雨乞岳に行ってきました。 北杜市街からもよく見える水晶ナギ(風化花崗岩の露岩帯)に寄りたくて、登りは石尊神社の登山口から。 今年は雪が少なかったので登山道にはほとんど積雪無し。 頂上直下で水晶ナギ往復(所要時間は30分)。花崗岩の砂浜のような奇観は樹林帯の中では異質な地形でした。 分岐点から頂上までの標高差200m余りが急登。 下りは平久保池側のルートで。 こちらは北面になるので積雪も多く快適な下り。但し日陰の踏みしめられた雪は氷化しているのでアイゼンがほしいところです。 平久保池登山口から石尊神社の駐車場までは長い車道を歩かなくてはならないので、戸屋山という小さな山の尾根ルートを歩いてみました。 戸屋山頂上までは整備された登山道があります。しかし、そこから先は道が無いので尾根を外さないよう忠実に下らなくてはならず、こういうときにはヤマップのGPSが大変心強いです。 今回の山行でこの下りが最も楽しかったところです。
石尊神社駐車場
クマの生息地らしいです
成虫越冬するテングチョウ
落ち葉でふかふかの登山道
ようやく残雪が現れましたが、頂上までほとんど雪無し。
ホクギノ平にサントリーの作業小屋(避難小屋ではありません)
「水晶ナギ」は風化花崗岩の露岩帯
水晶になりそこねた石英が落ちてました。
水晶ナギの向かいには去年登った日向山。(この頂上周辺も水晶ナギによく似た地形でした。)
南アルプスの鋸岳の稜線
雨乞岳頂上(今日出会った登山者はここにおられたお二人だけでした。)
頂上付近から見た甲斐駒ヶ岳
これも成虫越冬したエルタテハ(後翅に白く小さな「L」の文字)
クマの爪跡
下りは平久保池の登山口へ。 こちらは北面になり、雪が多く残ってました。
平久保池から戸屋山への登り
戸屋山頂上から先は道無し
尾根を忠実に下ります。
車道に合流
車道を石尊神社の駐車場へ。