このまま消えたいと思ったもぐらたたき

2020.03.20(金) 日帰り

活動データ

タイム

00:53

距離

1.8km

のぼり

171m

くだり

186m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
53
休憩時間
3
距離
1.8 km
のぼり / くだり
171 / 186 m
54

活動詳細

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矢筈岳にあるクラックルートのもぐらたたきルートを登りに行ってきました。 一緒にエリア入りした知り合いの本州クライマーSさんはマスターズルーフをなんと二撃でRPしてしまう。快挙です。最近お亡くなりになられた杉野保さんが絶賛されてたクラックルーフです。 もぐらたたきのトップを行ってくれたEちゃんはもぐらを1時間強かけてオンサイト。ルーフは気迫の登りで、かなりすごかった。途中で電話にも出てたw。怪物くんたちです。 そのもぐらを夫がセカンドで行ってしまい(二人とも5.13c~dを登るツワモノ)、メンバーで1番弱い私が回収のサードで、これが本当に本当に失敗でした。垂直に上がる分にはA0でどうにかなったものの、たった10mのセクションのルーフで何もできなくなり進退窮まり、さらに全力A0でのトラバースでカムよりオーバーランしながら回収しようとしてもカムが抜けない。狭小のチムニーに挟まるが、回収したカムがお尻に回ってずるずる滑る、パニック。。。さらに後続の方から追いつかれ、ルーフの始まりでめっちゃ待ってもらってる。のっぴきならない状態とはまさにこのこと。達者な後続の方が5番の回収をかってでてくれて、さらにEちゃんが最後のカムを回収しにトラバースし直してくれて2時間近くかけてなんとか抜けれました。ルーフまで30分位、ルーフから1時間半近くもかかってトップアウトしてました。。。すみませんでした。 達者な方はチムニーに入る前にガチャ類やメットを体よりさらに下にぶら下げながら抜けててなるほどと思いました。 ワイドの経験も、そもそもクラックの経験も乏しいのに、気軽に行きたいと思った自分が本当に馬鹿でした。めちゃくちゃ皆んなに迷惑かけました。 にしてもルーフに行くまでのクラックグレードが10bで、死ぬ思いをしたルーフセクションは5.9というのが。笑 ちなみにトポでは2ピッチのルートですが、1ピッチ目の終了点はありませんでした。元終了点だったものであろうワイヤーの5センチほどの突起物を全力でマッチしました。 ああ、まったくもってボルトルートの経験値が生かせない。 80mシングルロープ1本でいきました。新品のロープ、幸先悪いスタートでした。涙。 80mで懸垂時は地面まで少し足りずな空中懸垂なのでお気をつけて。光の速さで懸垂し、後続のパーティーの方々(知り合い)に平謝り。 軌跡はそのエリアからしめ縄のある駐車場までの帰りのものです。渡渉箇所近くまで林道の下りで、オフロード車なら川まで行けそうです。 帰りは身体がガタガタで、股関節が痛み、いつも遅い歩行ペースがさらに遅く、1時間弱かかりました。このあとヤケダケにボルダリングしにいきましたがひとり心神喪失してました。。。猛省、猛省、猛省。 私が再訪できることはないと思うけど、誰かのお役に立てれば幸いです。

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