活動データ
タイム
02:03
距離
5.4km
のぼり
391m
くだり
383m
活動詳細
すべて見るここ5、6年ほど恒例になっている高館山探訪の前に、今年は荒倉山をひと登りすることにしました。 荒倉山は古来より信仰の対象となり、平安時代には東の羽黒山に対し、「西羽黒」と呼ばれたと聞きました。ルートはいろいろあるようですが、信仰の山ということに敬意を払い、参道コースを登って山口地区に周回することにしました。 竹ノ浦地区にある鳥居を潜ってスタートです。ここには駐車場がないため、集落の先にある橋のたもとに車を止め、鳥居まで戻って出発しました。 竹ノ浦は小規模な集落ですが、歴史を感じさせる家並みです。集落を流れる水路に洗い場があって、ここで野菜や農作業関係の道具などを洗うのでしょう。里山歩きは、山と村の暮らしの接点を感じながら歩けることが魅力の一つですね。 林道を進んでいくと、両側にはふきのとうが群生しています。杉林の奥から物音が聞こえましたが、どうもカルガモの鳴き声のようです。 林道の突き当たりには鳥居があり、ここから階段歩きが始まります。苔むした石段は滑りやすく、二、三度、軽くスリップしました。百段程度の石段を三回、つまり三百段あまりの階段歩きが参道コースの半分ということになります。 三百段を上り詰め、境内に着きました。境内には林道が通じていて、ここまで車で上がれるようです。階段の下には池があったり、赤い橋があったりして、平安時代に隆盛を極めた名残が見て取れます。 荒倉山への登山道入り口は、境内から林道を100mほど下ったところにあります。 ここから樹林帯に入り、しばらく行くとカタクリが咲いていました。今年、初めてお目にかかるカタクリです。その他にも、キクザキイチゲやスミレサイシンがポツポツと咲いていて、春がきたことを感じさせます。 広い山頂は疎林に囲まれていて、展望はありません。それでも樹間から日本海の青を見ることができました。 下山は来た道を下ります。 林道に出て、そのまま進むと、左手に不思議な林が見えてきました。これがイチョウの林でしょうか。周囲と雰囲気が全く異なっています。 林道を下り終えて山口地区に着き、そこから車道を歩いて竹ノ浦地区に戻りました。 次は高館山です。
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