杓子山 - 2020-03-15

2020.03.15(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 42
休憩時間
57
距離
16.6 km
のぼり / くだり
1412 / 1273 m
30
1 8
7
17
2 10
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19
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41
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活動詳細

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山梨百名山37座目杓子山 生と死の狭間にて 雪でホワイト過ぎた杓子山ブラック登山 昨年末の御正体山~石割山のコースに三つ峠駅から杓子山、石割山、大平山と繋いで山中湖へ下山すれば、山中湖北側走破だ!と意気込み計画。 結論を言うと、過去最高に過酷な登山となり、石割山方面は諦め、下吉田駅へと下山している。 (もし、この活動日記を読んで、同ルートを計画しようとするならば、雪がすべて溶けてからにすることを、強くススメめます。) 道迷い、そして滑落。 よく無事に帰ってこれたと思う。 ボルダリング仲間4人と富士山駅に車を止め、電車で三つ峠駅へ移動。 この時は、三ツ峠山と同程度の難易度だろうとたかをくくっていた。 前日に降った雪はさらさらして滑りやすい上、下の落ち葉と一緒に滑る。チェーンアイゼンを装着しても雪だまとなって結局滑る。 それでも倉見山までは何事もなく登りきった。 朝は綺麗に見えていた富士山は雲に隠れ、向かう杓子山にも怪しげな雲がかかっていた。 ここから先、道は不明瞭で悪路で(よく調べたら破線扱い)、ルートを何度も見失いながらも、少しずつ進んでいく。 何度目かのコース外れを起こし、先頭の自分が斜面をトラバースするが、明らかにおかしいので立ち止まると後の友人から違うルートから行けそうの声がかかる。 引きかえそうとするも、足場が脆く戻れず、直登して合流することに。 何歩目かの支えとしてつかんだ木が持った瞬間に折れ、同時に足が滑ってしまった。 急な斜面、滑る足場、支えのない体。 なにも抵抗できないまま、転がるようにして滑落、10メートル程落ちただろうか。 幸い落ちた先が何もない雪だまりだったことで、ほぼ無傷で済んだ。 ルート復帰は考えた結果、止まった位置から、それまでの進行方向とは逆にトラバースすることに。 ほどなく友人の声が聞こえトレースも発見、辛くも難を逃れることができた。 落ち着いて装備を確認すると、水1L二本、ストックの石突き、バケット、両足のチェーンアイゼンが無くなっていた。 その後、どうにかこうにか登りきって杓子山山頂に到着した。 あいにく山頂で富士山は見えなかったが、達成感のある登頂になった。 昼食をとりながら、石割山方面は諦め、不動湯を経由して下吉田駅へ下山することにした。 ぬかるんではいるものの歩きやすい登山道がとてもありがたかった。 ものは落としてしまったが、それ以上に得たものが多くあり、なんやかんやで来週も登山が出来ることに感謝である。

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