黒壁(高丸)

黒壁聞きなれない方も多いと思いますが山名です。奥美濃では３番目に高い1316mの山になります。過去何度か付近の山を登ったとき美しいピラミッド型の山容に目を引かれました。 特に美濃俣丸山頂から見た光景は印象深く心に刻まれ、そのときのヤマップにも書いたのですが、「いつかきっと登ろう」と想いを持っていました。 黒壁は登山道がありませんので、残雪期が登りやすいですが難所もあり一筋縄では行かない印象でして、ベテランのwさんに同行願い山行となりました。 場所は岐阜、滋賀、福井三県の県境に近く付近は豪雪地帯ですが今年はやはり3/1でも雪はかなり少ない印象でした。その影響で、林道終点から最初の尾根は厳しい藪漕ぎを強いられ時間が掛かりました。終始テープ等の目印は有りません。尾根上から山頂迄はスノーシュー、ピッケル、アイゼンを使い分けながら登りました。烏帽子岳との分岐ピークより先は痩せ尾根や急登など難所が多い印象です。 山頂はこんもりした形で、木に付いた氷の粒が辺りに飛ばされ地面にちりばめられていました。そこだけ他と切り離された別世界の様相。眺めは白黒のコントラストの三周ヶ岳が印象的でした。日に照らされた琵琶湖も綺麗でした。 今回、自分の中でゆとりのマージンが無くて、余り写真を撮ってなかったです。素晴らしい景色のとこ行ったのにな…と少し残念なのですが、それだけ山と向き合っていたなと。 細尾根の雪庇や滑落の危険がある雪の急斜面…キツかったシーンが鮮明に感覚としてありますが何故か心地よく変換され山頂まで行けたこと頑張ったなと振り返ってます。 随分更新の間が空いてしまい、すみません。登山は続けております。