活動データ
タイム
14:41
距離
23.9km
のぼり
1985m
くだり
1987m
活動詳細
すべて見る今回のトムラウシ山では今までに経験したことのない急激な天候の悪化に遭遇し、とても危険な経験をすることとなりました。 朝方こそ快晴だったのですが、山頂に取り付く頃になると天候が急変。ホワイトアウト→強風→暴風雪に加えて極低温(平均気温-20℃前後)と、とても厳しい気象状況となりました。 一時はビバークすることも考えましたが、日中でも気温が-20℃を下回り、吹きっさらしの土地に暴風雪が吹き荒れる環境でのビバークでは一晩も持たないと判断し、その日のうち下山することを決意しました。 ホワイトアウトによる視界不良でルートを何度も見失い、その度にルート復帰を繰り返しながらの山行となりました。軌跡の迷走ぶりをご覧頂ければ瞭然だと思います。 源頭部のトラバースルートでは午後からの降雪で15㌢ほどの新雪が降り積もったため、雪崩に怯えながらのトラバースを強いられることに。 山の天候が急変することは十分に承知していましたが、これほど急激に悪化するとは思ってもいませんでした。 無事に下山できたのは、低温下でのバッテリー消費を防ぐためにガーミンとこのYAMAPの2台体制でルート確認をしていたこと、補給食を大量に携行していたこと、土地勘があったこと、体調が良かったこと、体力に自信があったことなどの好条件が、運良く重なっていたからだと思います。
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