宝登山-2020-02-27

暫く暖かい日が続いていたのですがこの日は再び寒の戻り、野上駅を降りると霜柱が張っていて登山中に雪が舞ってくる場面もありましたが宝登山頂上では梅は８分咲き、でもお目当ての蝋梅は今が丁度見頃で美しい飴色の花と独特の甘い香りを放ってくれました。 二十台後半から約二十年間は早朝から深夜まで働き詰めで帰宅後は暴飲暴食の毎日、ある日送られて来た会社の身体検査の封筒を開けてみると殆どの科目が「要治療」・・・ 自覚症状がなかっただけにまるで他人のものと間違えているのかと疑うほど酷い診断結果になっていました。 早速病院に行くと薬を処方されて禁煙、食事療法、適度な運動、体重管理、規則正しい生活心がけるようにとのことでせめて禁酒を言い渡されなかった事は救いでした。 それ以来、約二十年間毎月一回の通院を続け、思い返せば山歩きを始めた切っ掛けも治療の一環でした。 ところが一昨日、主治医が三ヶ月に一度の検査結果を見ながら「もう通院も薬の服用も必要ありません。但し念のため半年に一度位は検査をお勧めします」。といきなり言われたので 「何か無神経に気にさわるようなことでも言ったか」と勘違いしたのですが事実上の治療終了でした。 不規則な生活によって体の不調をもたらしたわけですがその疾患が将来に渡って規則正しい生活や食生活等を習慣として身につけさせる事になるとは皮肉なものです。