活動データ
タイム
04:37
距離
9.8km
のぼり
1706m
くだり
1714m
活動詳細
すべて見る八丁尾根を目指していた。 前日の夜まで両神山にするか、妙義に行くか悩み、ギックリ腰の病み上がりで妙義は時期尚早と判断。 でも、両神山に登るなら、鎖場の連続する八丁尾根から登ってみたいと思っていた。 志賀坂トンネルを抜けてすぐに南下する林道金山志賀坂線が通行止めになっているのは把握していた。 ただ、過去レポを拝見すると、僅かだが、最近でも八丁トンネル登山口や落合橋駐車場から登られている記事が見つかった。 中には厳冬期の八丁尾根でビバークをされた方のレポも。 心して挑まなくてはなるまい。 途中から林道歩きになったとしても、路肩に車を停め、八丁尾根に行けるのではないかという淡い期待を胸に、神流町方面から志賀坂峠を越え、片側通行の志賀坂トンネルを抜ける。 しかし、金山志賀坂線の入口には全面通行止めの看板と共に、工事関係者両が入口を塞ぎ、林道に入ることすら出来ない。 半ば分かっていた事なので、状況を確認するだけでも価値があると気持ちを切り替え、今後の予定を練り直す。 来た道を戻って諏訪山にしようか、いや、ここまで来て両神山に登らないのは如何なものか。 確か小鹿野二子山に登った時、二子山登山口の近くに両神山に向かう登山口があった筈だと地図を確認すると、河原沢川沿いを遡上するコースは破線ルートな上にコースタイムが長く、日没に間に合わない事は明白。 それにしても、『河原・沢・川』って、みんな水場の名前じゃねーかと思いながらも、ギックリ腰の経過観察も兼ねて荷物は少なめ、先ずはスタンダードな日向大谷口から山頂を目指す。 出発時間が遅かったので、日没を見越して、午後3時までに登頂出来なかった場合には下山すると決め、両神山荘脇の登山口を進む。 初めは山の斜面を縫うように整備された歩きやすい修験道を進むと、『会所』で七滝沢コースと産泰尾根に分岐する。 七滝沢コースは冬季凍結につき自粛となっているため、薄川を4度ほど渡渉し、産泰尾根を登る。 昨年秋の台風の影響か、所々崖が崩れ、時々落石の音が谷間に響いた。 八海山から薄川を離れ、やや急登の山肌を汗をかきながら登ると、やがて清滝小屋が見えてきた。 2008年から営業休止となっている小屋は営業休止となってから10年以上経っているが、しっかりした造りとなっており、避難場所として提供されているようだ。 清滝小屋からは北斜面を進む事となり、日光が当たらず、暖冬とはいえ、グッと体感気温が下がる。 清滝小屋からジグザグに山肌を登ると、両神神社までの間に一部凍結箇所があり、使われていない方もいるようだが、滑落してからでは遅いので、チェーンスパイクを着用する。 両神神社からの富士見坂は一部岩場があるが日が当たり、斜度も緩やかなので、小春日和の山歩きを楽しむ。 山頂直下の岩場をクリアすると、ちょっとした岩場にお馴染みの山名板。 山名板の写真はよく見るが、皆さんが同じ角度から撮影されていたので、山名板の足元がどうなっているのか気になっていたが、登頂して納得。 百聞は一見に如かずでスッキリだ。 山頂からは奥秩父の山々が一望出来、前東岳から東岳を経て、西岳に向かう八丁尾根の龍の背のような魅惑的な稜線も見え、気分が上がる。 予定していた時刻までには山頂に着けたので、ギックリ腰の経過観察は上々。 ただ、荷物は軽めにしたが、やや腰に負荷を感じたのと、登りで粘りが効かなかったことから、西上州の妙義山を選択しなくて良かったと思いながら帰途についた。
活動の装備
- モンベル(mont-bell)チェーンスパイク
- モンベル(mont-bell)アルパイン サーモボトル 0.5L
- モンベル(mont-bell)プルトップ アクティブボトル 0.7L
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