荒島岳-2020-02-24 山をやる理由

近場で雪は諦めました。 今回は私の中では大遠征です。 日帰りで雪があって、尚且つ、あまりお邪魔していない北陸の山。 荒島岳。 実に良かった。 山が良い！天気が良い！そして何より仲間が良い！ 4時に出るぞ～・・・で、起きたのが4時。 ロングランドライヴ。右往左往しながらも到着。ガスってます。 ゆっくり準備、しっかりストレッチ、この地ならではの空気を体中に取り込んで。 だけれど有害物質の煙をたくさん肺にいれて。 電話ボックスの再利用の登山届ボックス・・・これかぁ。 さて行くぞ！と思った矢先、目の前に立ちはだかるモンブランと華奢な白山。 届を出すフランスの山男と生粋の和のご婦人です。 勿論声を掛けます、日本語で。いい日になる予感満載。 お二人とも仲睦まじく登り始めました。 うはは、いきなりこれかぁ～～の簡易舗装の急な坂。 いいねぇ、ナイスな準備運動ができますなぁ。 荒島岳登頂2時間目標です。 リフト降り場が登山口らしい。順調に通過。 さて本番の登山が始まります。何名かの登山者にお声を掛ける。 「お先をどうぞ」 「こんにちは、ありがとうございます」 何度か繰り返す。すべての登山者が気持ちがいい。実にマナーが素晴らしい。 順調に前を歩く登山者発見。なかなかお声を掛けられない。 「ペース」が実にいいのです、その方。 威圧感のある登り方をする「おっさん」に業を煮やしたかのように、 「お先にどうぞ」と言ってくれた。 「すごくいいペース！ベストなペースメーカーだったのにぃ！」 と、冗談交じりにお話ししました。 いい笑顔の山ガールだったんだよなぁ。 解りますよね、皆さん・・・私の悪い癖。 決して「ナンパ」じゃありません！！！ 真新しいアルパインを履いて登るムスメ。 「一緒に行くぞ！！」 ってなことで、ファストパッキング2時間登攀はやめて、ご一緒に。 途中、連結切り離しになるかな？と思いながら。 省エネ、体に負担小、安心安全登山を。もっと山を楽しんでほしいですから。 あれこれ御節介しながら結局山頂までお邪魔してしまいました。 ムスメ、たぶん・・・ 「澄んだ空気、素晴らしい眺め、ましろな頂・・・なのにぃ、なんでオヤジのおせわなんかっ！！」って思っただろうなぁ・・・反省。 山頂に到着するや否や追いつかれたんです、モンブランさんに。 思わず握手。でもって、ムスメに紹介。 ムスメ「お知り合いですか？？」 私「ううん、下でご挨拶した人」 ムスメ「・・・？」きょとんとした目 私「ここの人はみんな仲間さぁ～～」 暫くして白山さんも無事登頂。 4人で仲良く「めし」食らったとさ。 4人で仲良く「下山」楽しくしたとさ。 ムスメ「ゆき」の如く清らかな心の持ち主でした。 モンブランさん、何とも優しい眼をしていました。 白山さん、穏やかな淑女さんでした。 この日、あの山に登ったすべての方、本当に素晴らしい方々。 山をやる理由 それは 「素晴らしい山を素晴らしい仲間と共有できる喜び」 があるから 追記 あの日、もう一つ嬉しい話が舞い込んできました。 56歳の歳の差の山の仲間が増えた事。 一緒に山をやれる日まで頑張るぞ。 追記2 私のハートをくすぐるギアが見つかりました。 むっちゃオススメかも。 最後の画像をご覧あれ（ぐぐってみてねぇ）