活動データ
タイム
08:36
距離
30.3km
のぼり
1760m
くだり
1803m
活動詳細
すべて見る富士山の日ということで、ジロジロ見てきました。その後近くで梅の宴をやっておる事実が発覚したため、そちらにもあわせて侵入しました。熱海駅から岩戸山まではかなりの部分が舗装道路ですが、一旦山道に入るとかなり素晴らしい道になります。途中でバスとすれ違ったので、もしかしたら登山口の近くまでバスで行けるのかもしれません。岩戸山から十国峠に向かう道は快適そのものでビックリしました。で、その後ですが、湯河原の市街地までは問題ないと思います。が、そこから城山に向かう道(椿ラインっていうのかな?)はできれば通らないほうが良いかと思いました。城山から先はノンビリ歩いているといつの間にか湯河原梅園に着いていました。 富士山を見に行くため、朝っぱらから電車に揺られ熱海駅に乗り込みます。駅前のベンチで着替えやら準備を行い、近くの方に「お前邪魔だからどけ」とありがたいお言葉をいただいたら、本日も元気に出発です。最初は少しの間車道を歩きますが、海を見下ろせるナイスな道となっており、朝っぱらからウキウキと歩けてしまいます。そのうち伊豆山神社に向かう参道?に出くわすので、そのまま結構な階段を進んでいきます。 階段の途中で転倒しそうになったおばちゃ... ではなくご婦人を華麗に助け、そのままアカデミー賞会場へのセレブたちの入場シーンばりの優雅なエスコートで神社までお送りします。ご婦人と別れた後は神社で本日の無事をお願いさせていただき、いよいよ土の道へと踏み出します。 その後の道はかなりガッツリと整備されており非常に歩きやすい感じです。が、何故か妙にキツく感じる。おかしい... 道の様子を見る限りそれほどキツい傾斜でもなさそうだが... うーん、体調が少々アレなのかな?まあええ、歩いてりゃいつかどこかに着くやろ。と、そのまま本宮をジロジロ見学し、再び集落に侵入、そのまま車道をノコノコ歩いていくといよいよ岩戸山への登山口っぽい場所に出てきます。 いやあ、ようやくスタート地点に着きましたわ、でも何か妙に疲れとるなぁ。と思いながら登山道に突入しますが、これまた緩やかで快適な道なため、それ以上考えることもなくズンドコワッショイと進みます。で、頂上に近づいて傾斜がええ感じになってきた頃、ふと気が付きます。お腹が空いてまったく力が出ない、と。 そしてここで流れるようにいつものくだらん小芝居が発動。「ばあさんや、朝ごはんはまだかいのぅ?」『やだねぇ、じいさん。朝ごはんならもう食べ... たっけ?い、いや、食べちょらん、食べちょらんですよ!じいさんやるじゃない!』「じゃろ?ぬっふっふ、ワシもまだまだ若いもんには負けんよ!」と、「そもそも朝ごはんを食べ忘れること自体がかなりアレ」という事実も忘れ、すっかりご満悦なじいさんなのであった。 そんな小芝居でも気晴らしにはなり、気がつけば岩戸山っぽい場所に到着。かなりナイスな眺望が待ち伏せしておりました。ご丁寧にベンチとテーブルも設置してあり絶好のブルジョワポイント。ではここで早速朝ごはんを... 「いや、待て。もしかしてここで朝ごはんを食べたら昼ごはんがなくなるんじゃないのか?」という哲学的な疑問が湧いてきます。でも... 腹減っちょるし... どうしよう... 発狂寸前まで迷いましたが、これからのことを考え烏龍茶をガブ飲みして先に進むことにします。 ... おおっ、これは... 岩戸山からの道は、それはそれは素晴らしいものでした。両脇が笹になっている箱根っぽい感じの道なのですが、歩きやすさが凄い、驚異の快適ルートとなっております。うーむ、やはりご飯を先延ばしにしたのは正解やった模様。これなら空腹でも問題なくノシノシと進めます。そのまま進むと何となく十国峠近辺らしき場所に出てきます。 ふと見るとアスレチック施設のようなものがあるため早速堪能。おっさん一人でウキウキワッショイと堪能します。そうこうしていると遥か彼方から親子連れが近づいてくるのが見えたため流れるように撤収、そのままトイレに逃げ込みます。トイレをお借りしたらいよいよ十国峠に乗り込みます。 素晴らしい、素晴らしいの一言でっしゃろ... 何か丸い建物があるな、と思いながら歩いていましたが、どうやらケーブルカーがあるようで、たくさんの方が富士山を眺めて歓声を上げています。「ふっ、コレだからビギナーは... 俺ほどのベテラン富士ウォッチャーともなれば、そうそう歓声を上げたりは... ホゲー、スゲー」いやあ、これは歓声を上げても仕方がないでしょう。 ええ気分になったところで来た道を戻り、そのまま湯河原方面に向かうことにします。で、途中ええ感じの場所があればそこで昼ごはんにすることにしますが、肝心の「ええ感じの場所」が見つからん。モソモソとあるき続けているうちに完全に湯河原の市街地までおりてきてしまいました。流石にこのあたりでムシャムシャやらかすわけにもいかんので、ひとまず城山を目指すことにしてその登山口あたりで昼ごはんにしましょう。 途中で変なショートカットをはさみ、そのまま峠道(多分椿ライン)をノコノコと進みますが、この道はアレですな、できれば歩かんほうがええでしょう。批判がましくて申し訳ないですが、ここはバイク(自転車じゃない方)のマナーが酷すぎる。わざわざ1.5mくらいまで接近して追い抜き、その後ウネウネと煽り運転したり、すれ違う際にえらいスピードで正面に突っ込んできてギリギリでサッと躱して行ったり、そもそも制限速度を守っているのが楽しそうな二人乗りカップルだけだし。パトカーもいたけど、取り締まりどころか一番危険運転で私を轢きそうになってたし。 あまりに酷い。かつて大倉尾根でいきなり体当たりをくらいコース外までふっ飛ばされても流血した笑顔でサラッと赦し、「丹沢の大菩薩」の名をほしいままにしたこの私すら、思わず「なんじゃコイツラ...」と呟いてしまった程のレベル。他の峠道ではこんな酷いことはなかったんですけどね... と、いうことで登山口で食事をとるのは少々危険なのでそのままノンストップで城山を目指すことにします。が、やはりひもじい。ひもじ過ぎて足に力が入らん。城山まではジグザグと小刻みに登っていくのですが、どんどん力が抜けてく... もはや完全に頭の濡れたアンパンマン状態となっております。このまま極限状態に近づいたらそのうち悟りを開いちゃうんじゃないか?と思い始めた頃、ようやく城山に到着です。 山頂は広くて気持ちの良い場所となっています。が、その分人も多いわけです。普段なら皆さんの視界に入るのが申し訳ないため速やかに撤収するところですが、本日はマジで無理。申し訳ないですが日陰の隅っこでブルジョワランチを堪能させていただきます。もうお腹が空きすぎて吐き気がするような状態でしたが、染み渡る... 生き返る... こうして完全復活を遂げ、いよいよトンズラタイムとなってまいりました。 で、どこに向かってトンズラするかということですが、事前の綿密な調査(5分前に山頂で見知らぬおっさんと交わした雑談)によると、湯河原梅園で梅の宴というのをやらかしておる模様。丹沢の六歌仙入りを目指す私としてはスルー厳禁の風流イベントであるため、そちらに向かうことにします。 城山からの道はかなり快適な感じになっておるためまったくもって心配はいらず、少しの間ノコノコ歩いていると急に人が増えてきます。どうやら目的地の梅園が近くなってきた模様。と、いうことでフォーマルウェアのサンダルにお色直しし... ん?何か違和感があるな... 「あっ...」なんと、右と左で別のサンダルを持ってきてしまいました。最近大枚はたいて「リカバリーサンダル」というのを入手したのですが、方っぽだけそれを持ってきてしまった模様。そうなのです、私は少々アレな人物なのです。 とはいえ、左右の色はちょっぴり似た感じなので、まあバレんでしょう。知らん顔をしてファミリーで賑わう梅園に突入。ついでに幕山にでも行こうかと思いましたが、あまりの混雑具合に断念。そのままバス停に向かいます。うおっ、これは混んじょる。と、いうことで即座に駅まで歩くことを決定。そのまま道を下ると途中でコンビニを発見しました。そこでガリガリ君を購入しウキウキで開封。アイスを咥えて袋をゴミ箱に... ボタッ ん?何だこのサウンドは?と足元を見ると、横たわるGARIGARI-KUN。横にいたおっさんも「あっ」と一言だけ発し慌てて私から目を逸らします。危うく絶叫するところでしたが鋼の精神で我慢。震える手でガリガリ君をゴミ箱へ埋葬し、そっと手を合わせます。R.I.P. 失意の中重い足取りで湯河原駅まで歩き、そのままうなだれるようにトンズラしました。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。