【越美】能郷白山(1617m)イソクラ(1541m)

2020.02.15(土) 日帰り

活動データ

タイム

09:58

距離

20.6km

のぼり

1961m

くだり

1959m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 58
休憩時間
1 時間 4
距離
20.6 km
のぼり / くだり
1961 / 1959 m
52
2 3
1 2
54
49
1 14
41

活動詳細

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雪が少ないとは言え、さすがは越美国境。前山が近づいてくると、先行パーティーがスノーシューやわかんで勝負に出た。 実は、能郷白山に能郷谷からアプローチするのは初めてです。ここは由緒ある登拝路です。前回は温見峠からだったんです。そのあげく、休憩した時、ウルシに触れて1カ月は泣きました。かぶれたのは自分だけ。友人達は無傷。納得いかなかったなあ(笑)。 登路沿いのお地蔵さん。慈愛に満ちた目で道行く人の安全無事を祈ってくれています。振り返ると、能郷谷の左岸に倉見や岩岳、舟伏山が首をもたげています。さらに登ると、大白木山や日永岳が見えてきて胸が躍ります。 そして前山。冬の澄んだ空気が味方して一級の展望です。眼下に能郷谷と徳山湖。遠く恵那山、南アルプス、御嶽山、北アルプス。白装束の白山は異彩を放っています。手前に荒島岳、大長山、経ヶ岳。右に大日ヶ岳と石徹白を取り巻く峰々。 ひときわ目を引くのが能郷白山。両白山地の片方の雄に恥じないインパクトで迫ります。前山から本峰に至る長ーい尾根、こいつを気合でクリアして、ファイト一発、山頂です! 前後して歩いていた北海道出身のソロ男子と感動をシェア。既に先行していたSGナンバーの登山者さんたちは白山社奥宮の周りに集って楽しげです。そうそう、写真を撮っていただきました。ありがとうございます。直後にまたソロのYさん。みなさんいい表情です。 で、展望ですが、部子山、姥ヶ岳、スギクラ、若丸山、冠山、金草岳、笹ヶ峰、千回沢山、三周ヶ岳、烏帽子岳、蕎麦粒山、金糞岳、そして比良の武奈ヶ岳や蓬萊山までも。伊吹山、御池岳、小津三山(雷倉・花房山・小津権現山)、西台山、魚金山・・・挙げていったらキリがないね(笑)。 いよいよメイン・ディッシュのイソクラ。能郷白山を経由してイソクラに登頂するのをヨシとしない人もいます。それはひとえに標高の点で、経由する能郷白山の方が、イソクラより高いことにあります。モチベーションが上がらない、と言うのが理由でしょうか。 かつて、福井県側からスギクラと飯盛山を踏みました。その時、イソクラを遠目に眺め「次はあそこだ!」と誓ったものです。 イソクラ攻略の道筋として、自分が選んだのは能郷谷です。理由は登山口へのアクセスの確実性。福井県側は雪も深く、登頂の成否は除雪の状況に大きく左右されます。2月時点ではどこまで車で入れるかは混沌としています。 他にも、白谷側からのプローチ、徳山湖側から尾根通しするルートなどが考えられます。しかし、冬季であれば、国道の通行の可否の影響を受けるのは言うまでもありません。 さて、イソクラを見すえます。寡雪(かせつ)のシーズンだけにヤブの程度が勝敗を分けます。ルートは明瞭。タイムリミットを決め、勝負に出ます。誰も歩いていない雪原へ!起伏を読みながらルートを決めていきます。 ショートカットしすぎると、白谷側へ滑落の可能性があります。雪が甘い部分があって、ササやツゲの小灌木の踏み抜きにスタミナを奪われます。 イソクラは鋭峰。なので、最後の急登が大きな試練です。それでも一歩ごと、空が近づいてくるとカタルシスの瞬間。360度のパノラマは約束通り。引いては寄せる波のような感動に身を任せる幸せ! このレポートはここで終わるのがベストなのですが、実はここでもう一つ、大きな決定をしています。 それは帰路のルート取りです。今回は計画段階からピストン山行でした。けれども、ここで悪魔のささやきがあったことを告白しておきます。イソクラの山頂から南を見下ろすと、白谷が俯瞰できます。実は、その左岸に雪に埋まった林道型がついているのを見てしまったのです。それが甘く誘いかけてきます。 リアルな地形にバーチャルなラインを引いてみました。国土地理院の紙地図と見比べて検証していきます。往路の登りで能郷谷から右岸尾根に登りついたポイントめがけて、実行可能で最短に近い理想的なルートは描けるだろうか。 そのためには、①1250を通るイソクラ南東尾根を下降する②白谷を対岸に渡り、林道型に取りつく②林道を利用して768地点から北東に派生する白谷右俣を渡る③能郷谷右岸尾根1191地点、あるいは1129地点付近に這い上がる。以上、四つの課題をクリアしないといけません。 しかし①一見楽勝に見える南東尾根は、肝心の下部が見えていない②林道型が恐怖の滑り台になっている危険がある③谷を二本渡る必要があって楽観視はできない④能郷谷左岸尾根までの登り返し部分は、標高差を考えると1時間コースにはなる可能性もある、と踏みました。 胸に手を当てて考えてみます。不確定要素を余裕をもって処理できる時刻ではありません。それに、装備も不足しています。留守宅用の計画書にも書いてきませんでした。後ろ髪を引かれながらも、自分の実力を考え、順当な安全策に落ち着かせます。 下山時、ショートカットしようとしたイソクラ南東尾根を仔細に観察してみました。尾根の下部でやせ尾根となり、岩場の急崖が白谷にストンと落ち込んでいます。選ばなくて良かった・・・・ホッと胸をなでおろしました。

能郷白山 わたしゃ、石仏さんには弱いんだよなー
寒いのに、ほんとおつかれさん
わたしも、がんばっていってきますよ
わたしゃ、石仏さんには弱いんだよなー 寒いのに、ほんとおつかれさん わたしも、がんばっていってきますよ
能郷白山 倉見!
岩岳!!
舟伏!!!
倉見! 岩岳!! 舟伏!!!
能郷白山 お、お、おんたけさま!!!!
お、お、おんたけさま!!!!
能郷白山 おお、能郷白山
この猛々しさ
両白の一方の雄だけのことはある
おお、能郷白山 この猛々しさ 両白の一方の雄だけのことはある
能郷白山 HKDからみえた先客さんです
能郷白山のジャイアントに立ち向かう果敢な姿がカッコイイ~!
HKDからみえた先客さんです 能郷白山のジャイアントに立ち向かう果敢な姿がカッコイイ~!
能郷白山 こちらあこがれのイソクラ
本日のメイン・ディッシュでした
こちらあこがれのイソクラ 本日のメイン・ディッシュでした
能郷白山 金糞岳と蕎麦粒山
イカした(廃語?)奴らだぜ
金糞岳と蕎麦粒山 イカした(廃語?)奴らだぜ
能郷白山 はいはい、あなた方もイケてますよ
鈴鹿山脈・伊吹山・小津権現
はいはい、あなた方もイケてますよ 鈴鹿山脈・伊吹山・小津権現
能郷白山 あ、君たちもね
西台山、雷倉、花房山、小津権現山
あ、君たちもね 西台山、雷倉、花房山、小津権現山
能郷白山 イソクラ遠いな~
くじけそ
でも
負けない
イソクラ遠いな~ くじけそ でも 負けない
能郷白山 HKDさんとyさん
ファイトっ!
あ、オレもファイトっ!!
HKDさんとyさん ファイトっ! あ、オレもファイトっ!!
能郷白山 SGの4人組さん
一番乗りだね
写真撮ってくださってThank Youです
SGの4人組さん 一番乗りだね 写真撮ってくださってThank Youです
能郷白山 山頂は360度のパノラマ
こちら温見峠方面
山頂は360度のパノラマ こちら温見峠方面
能郷白山 白山社
ぐるぐる巻きの巻
白山社 ぐるぐる巻きの巻
能郷白山 越美国境です
中央、冠山
左に釈迦嶺
越美国境です 中央、冠山 左に釈迦嶺
能郷白山 次なるターゲット
イソクラみすえて
次なるターゲット イソクラみすえて
能郷白山 奥は
鈴鹿、伊吹山
奥は 鈴鹿、伊吹山
能郷白山 イソクラと
遠景は
左から
伊吹山、金糞岳、蕎麦粒山
イソクラと 遠景は 左から 伊吹山、金糞岳、蕎麦粒山
能郷白山 イソクラを引き寄せました
イソクラを引き寄せました
能郷白山 コルに向かって
奇声を上げながら
ドロップインです
ヘンタイだな~♪
コルに向かって 奇声を上げながら ドロップインです ヘンタイだな~♪
能郷白山 振り返ると能郷白山と前山を結ぶ尾根
その奥に乗鞍、御嶽
振り返ると能郷白山と前山を結ぶ尾根 その奥に乗鞍、御嶽
能郷白山 イソクラ
もひといき
イソクラ もひといき
能郷白山 イソクラ登頂!
大展望
こちら能郷白山
イソクラ登頂! 大展望 こちら能郷白山
能郷白山 北ア、乗鞍、御嶽、中ア
北ア、乗鞍、御嶽、中ア
能郷白山 左から冠山、若丸山、スギクラ
右奥に部子山
左から冠山、若丸山、スギクラ 右奥に部子山
能郷白山 こいつだよ
甘くささやいたのは・・・
悩ましく蠱惑的(こわくてき)な
白谷の林道型
こいつだよ 甘くささやいたのは・・・ 悩ましく蠱惑的(こわくてき)な 白谷の林道型
能郷白山 こちら徳山湖
こちら徳山湖
能郷白山 帰りまーす
帰りまーす
能郷白山 ファイト
ファイト
能郷白山 はあはあ
ぜいぜい
はあはあ ぜいぜい
能郷白山 ふーふー
はーはー
ふーふー はーはー
能郷白山 もーだめ
もーあかん
もーだめ もーあかん
能郷白山 おお
金糞岳、蕎麦粒山
しかも
比良の山まで応援してくれてる
おお 金糞岳、蕎麦粒山 しかも 比良の山まで応援してくれてる
能郷白山 途端に足に羽根が生えた
途端に足に羽根が生えた
能郷白山 小津三山
いい感じだなー
小津三山 いい感じだなー
能郷白山 天気まで祝福してくれる
天気まで祝福してくれる
能郷白山 わたしの人徳かな~(意味不明)
わたしの人徳かな~(意味不明)
能郷白山 白山
わたしと一緒で
素敵すぎる(意味不明)
白山 わたしと一緒で 素敵すぎる(意味不明)
能郷白山 イソクラ、能郷白山
そろい踏み
イソクラ、能郷白山 そろい踏み
能郷白山 下界に帰りたくないよー
下界に帰りたくないよー
能郷白山 イソクラ南東尾根
下部がヤバい
妖しいささやきに誘い込まれなくてよかった・・・
と、つくづく
イソクラ南東尾根 下部がヤバい 妖しいささやきに誘い込まれなくてよかった・・・ と、つくづく
能郷白山 左イソクラ
右能郷白山
左イソクラ 右能郷白山
能郷白山 前山を振り返りながら
下界へ
下界へ
前山を振り返りながら 下界へ 下界へ

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