大山三峰_冬に山ヒルはいない

・痩せ尾根に鎖場が続き、怖い思いで縦走するのがこの三峰山（934m）らしい。三峰はどこにもあるから「大山三峰」という。大山（1252m）の北東山域と特定できるわけ。文蔵はその峻厳な山に行こうと決めていた。高尾山ハイキングで大山をみると、その左側にギザギザ峰があるのだった。 でも、近辺の沢が山ヒルの巣窟であり、尾根コースもヒル対策が必要らしいとわかった。よって、冬の時期なら山ヒルはいない、積雪もなきゃ最高だろうとなった。 ・感想として、三峰山手前の痩せ尾根の急登箇所が危ないだけで、あとは頑丈なSUS鎖が新設されている。急斜面でも岩場・足場はまったく滑らなく、危険らしい個所（転倒はNG）はない。そのためロープは不要である。ただ、頂上は狭いので特別な楽しみはない。富士山も丹沢の影で見えず感激も薄いだろう。 ・文蔵は思い出した。小高い丘の上にある大きな病院は神奈川リハビリテーション病院。たしか2004年夏の金曜日、夕方7時過ぎに来たことがある。K大学病院で脳腫瘍の大手術（2回目）を乗り越えたものの後遺症がひどく、ここに転院してきた。その週末を自宅療養したため会えずしまいだったが、その七沢温泉の暗い風景を覚えている。彼は大学の後輩で、文蔵の企画部門に異動してもらって数か月ばかりだった。結局、復職がかなわず、その数年後に病気が再発して他界した。会社生活で、いくどか経験する上司・同僚・部下との別れの一つだが、その家族のことを何かにつけて思い返していた。 （コースタイム） 八王子 7:28⇒ 町田 7:54～8:00⇒ 本厚木 8:15～BT40⇒（BUS神奈中_厚20）煤ケ谷 9:15～20→ 748m峰分岐 11:00→ 三峰山 12:15（20）→ （七沢山・深沢）不動尻 14:40→ 広沢寺温泉 15:35 → 広沢寺温泉入口 16:00～16:16⇒（BUS神奈中）本厚木BT 16:49 ⇒（夕食）八王子19:00頃