活動データ
タイム
03:13
距離
18.1km
のぼり
2071m
くだり
2204m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る2/9 黒部宇奈月温泉にも50センチの大雪が降り、スキー場がオープンした。スキー場のオープンがここまで遅れたのはエルニーニヨ現象で一度もスキー場営業が出来なかった2006年以来で、近隣の歴史ある糸魚川シーサイドバレースキー場が開業以来始めてシーズン通しての営業停止に追い込まれた。 午後から知人と訪ね、自分はスキーをして来たが、スキー場入り口で子供達がそり遊びに興じていて、ニホン猿こそ見かけなかったが、送迎用無料リフトから眺める雪の宇奈月温泉街に宇奈月峡谷鉄道の赤い山彦鉄橋が雪景色に映えて50年変わらぬ冬の温泉街の風情に安堵した。 送迎リフトを降りると晴れているのに雪が降る天気雪だったが、小さなゲレンデで滑り始める頃には青空が見えてきた。リフト頂上に登ると黒部川扇状地の奥に入善町の風力発電用の風車や冬の日本海が眺められる。小さなゲレンデで上部は急斜面だが迂回用に僧ヶ岳林道があり、初心者は雪が積もった森の中の林道を滑る事が出来る。午後から子供向けに雪の中に埋まった宝探しゲームが行われていたが毎週末行われる。スキーの一日券が1500円、半日券が1000円で駐車場は無料、宇奈月温泉総湯にも半額の250円で入浴できる。帰りはスキー場から僧ヶ岳林道を温泉街へ滑って帰る事が出来、自分が小学生だった頃は滑って帰るのが楽しみだった。 2/1の宇奈月の第74回雪のカーニバルは雪が全くなかった為、名物の松明滑走はなく花火のみが実施された。松明滑走はスキーゲレンデから温泉街へ僧ヶ岳林道を滑り降り、雪の絨毯を敷いて富山地鉄の踏切を横断し街の中を滑る。その2/1から僅か一週間後、嘘の様に大雪が降った。林道を滑り降りて人影が無い温泉街を歩くと大雪なのにサイドカー付きのレトロなバイクが走っていた。その松明滑走する筈だった踏切に富山地鉄電車が来て、踏切を渡り宇奈月温泉総湯の建物の前を走り去り、狐につままれる感覚に陥った。 その宇奈月温泉総湯の建物に入ると今年の宇奈月温泉の宣伝ポスターが貼って在り、温泉に入浴する格好でスキーをして、スキーの格好をして温泉に入浴して「化かす」がテーマになっている。富山では聴かない言葉だが、晴れている状態で雪が降る天気雪の事を、群馬では風花とか関西では狸の嫁入りと云うらしい。天気雨を狐の嫁入りと云うので天気雪を狸の嫁入りと云う。昔、地方の提灯で灯りを灯した嫁入りの嫁ぎ先一行が遠くから見ると火の玉が連なって見えて異様な雰囲気に感じられた事が狐の嫁入りの所以だそうで、婚礼がお嫁さんにとっては涙を見せる嬉しい日でもあり、おめでたい日が晴れの日で、涙を見せる事が、雨が降る例えでもあるらしい。 今年は「ももクロ春の一大事」が黒部で実施されたが2/1の雪のカーニバルでは全曲ももクロの音楽花火の催しに百田夏菜子さんがサブライズゲストで登場したという。スキー場の経営は何処も厳しくて宇奈月温泉スキー場も来場者数が少ないと廃止される可能性がある。近年は富山のスキー場でもアジア系のスキー客を見かける事も多く、地方の将来はアジアの国々と深く関わっており、観光の面で中国の新型肺炎が心配である。黒部市の宇奈月温泉スキー場がオープンした翌々日、黒部市生地のある清水のそばの雪割草が開花した。今年は季節も狐に騙された感じがある。
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