大山北尾根(煤ケ谷~物見峠~北尾根~ヤビツ峠~蓑毛)

2020.02.08(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 13
休憩時間
2 時間 11
距離
11.7 km
のぼり / くだり
1140 / 962 m
2 49
53
22
13
49
1 40

活動詳細

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登山地図では点線で記されている大山北尾根から大山に登りヤビツ峠経由で蓑毛まで歩きました。 北尾根を訪れるのは2016年末以来で、昨年の台風の影響が心配されましたが、北尾根部分に限っては特に変わった様子はありませんでした。 ただ、北尾根に取りつくまでの煤ケ谷から物見峠に至る登山道や物見峠から一ノ沢峠までの唐沢林道では、登山道や林道の破損がそれなりにあり、やや緊張感のある道のりでした。通行禁止にはなっていないので、慎重に通行すれば特に難しいことはないと思います。 積雪状況については、標高1000m以上ではそれなりに積もっていましたが、深いところで20~30cm程度で、比較的ゆるんでいたので持参していたチェーンアイゼンの出番はありませんでした。気温が低いと凍結が予想されるので対策物の携行は必須だと思います。 気温は、前日までの寒気も抜けて日差しがあるとむしろ暑いぐらいでした。ダウンを持参したものの休憩時のみの出番でした。 北尾根はアプローチが長く地図でも点線ということで登山者が少なく、山頂までの間に2組3名とすれ違ったのみで静かにゆったりとした山歩きを楽しめました。道標がないので実線ルートより高難度ではありますが、”メジャー”なマイナールートなのでそれなりに踏み跡があって地(形)図を終始見ていなくても十分歩けます。(でも地図は持参しましょう) 登山道としての整備はされていないので、丸太階段などはなく長い急登ではふくらはぎや踵がしんどくなります。こういう道を歩くと、大倉尾根の階段さえも楽に感じるかもしれません。 実は、この日寝坊してしまいまして、計画していたより遅いスタートだったこともあり、下山は蓑毛越経由で聖峰に向かいたかったのですが、短縮してヤビツ峠と柏木林道を経て蓑毛に下山しました。日没後の残照の中のゴールになりました。 山頂から蓑毛のルートの写真は https://yamap.com/activities/4872641/article に多く載せています。 ※今回もGPS軌跡が飛びまくっていますが登山道や林道をちゃんと歩いています。ヤマップでは道が記されていない一ノ沢峠から16号鉄塔までは、ピークを巻くことなく尾根上のみを歩いています。

大山 本厚木駅5番乗り場から宮ケ瀬行のバスに乗り30分余りで煤ケ谷に着く 
バス停から土山峠方面に目を向けると道標があるのでそれに従ってまずは物見峠を目指す
本厚木駅5番乗り場から宮ケ瀬行のバスに乗り30分余りで煤ケ谷に着く  バス停から土山峠方面に目を向けると道標があるのでそれに従ってまずは物見峠を目指す
大山 暫くは雑木林の木漏れ日散歩といった趣 
東西に走る尾根の南側をトラバースするので日が当たって暖かい
暫くは雑木林の木漏れ日散歩といった趣  東西に走る尾根の南側をトラバースするので日が当たって暖かい
大山 最初の三峰分岐を過ぎると北側斜面のトラバースになるので寒くなり、そして道が険しくなる
最初の三峰分岐を過ぎると北側斜面のトラバースになるので寒くなり、そして道が険しくなる
大山 桟道や崩れかかったトラバース道が続くので気を抜けない 
そして常時落石があるので音も気にしていなければならない
桟道や崩れかかったトラバース道が続くので気を抜けない  そして常時落石があるので音も気にしていなければならない
大山 物見峠に到着 
ここからは土山峠や仏果山方面への展望が開けている 
風が吹き抜けて寒いので休まずに通過
物見峠に到着  ここからは土山峠や仏果山方面への展望が開けている  風が吹き抜けて寒いので休まずに通過
大山 物見峠から大山北尾根の取りつきである一ノ沢峠までは道標の”札掛”の指す方を進む 
写真下の”札掛”表示は上の板に隠れ気味なので見落とさないように
物見峠から大山北尾根の取りつきである一ノ沢峠までは道標の”札掛”の指す方を進む  写真下の”札掛”表示は上の板に隠れ気味なので見落とさないように
大山 唐沢林道に向けて一気に下る 
急斜面に、非常に歩幅の狭い階段が設置されている
唐沢林道に向けて一気に下る  急斜面に、非常に歩幅の狭い階段が設置されている
大山 唐沢林道に合流
右方向が札掛方面 
左のトンネルには入らない(写真下) 
1時間強の舗装路が続くが、一般車進入禁止なので車は来ない、そして人もいない 
クマが怖いので歌うしかない、アルバム1枚分歌えば一ノ沢峠の入り口に着くだろう
唐沢林道に合流 右方向が札掛方面  左のトンネルには入らない(写真下)  1時間強の舗装路が続くが、一般車進入禁止なので車は来ない、そして人もいない  クマが怖いので歌うしかない、アルバム1枚分歌えば一ノ沢峠の入り口に着くだろう
大山 丹沢三峰から丹沢山の稜線がきれいに見える場所があったりする 
ちなみに、丹沢には三峰が2つあり、一つはこの丹沢三峰でもう一つは先ほど物見峠のところに登場した大山三峰である
丹沢三峰から丹沢山の稜線がきれいに見える場所があったりする  ちなみに、丹沢には三峰が2つあり、一つはこの丹沢三峰でもう一つは先ほど物見峠のところに登場した大山三峰である
大山 途中で斜面から流れ出た土砂に埋もれている箇所があるので慎重に通過する 
山側は再び崩れる恐れがあるので、可能な限り谷側を通ることをお奨めする
途中で斜面から流れ出た土砂に埋もれている箇所があるので慎重に通過する  山側は再び崩れる恐れがあるので、可能な限り谷側を通ることをお奨めする
大山 一ノ沢峠への入り口 
ここも沢が近いので荒れているが、写真左の階段を上る 
細い登山道を少し歩くと一ノ沢峠である
一ノ沢峠への入り口  ここも沢が近いので荒れているが、写真左の階段を上る  細い登山道を少し歩くと一ノ沢峠である
大山 一ノ沢峠 
この写真の正面が大山北尾根への入り口だがその方向を指す道標はない
一ノ沢峠  この写真の正面が大山北尾根への入り口だがその方向を指す道標はない
大山 それなりに踏み跡があるので迷うことはない 
16号鉄塔までは、踏み跡+尾根を外さない、を意識していれば良い
それなりに踏み跡があるので迷うことはない  16号鉄塔までは、踏み跡+尾根を外さない、を意識していれば良い
大山 目印である古い切り株
目印である古い切り株
大山 この「山」という杭も目印のひとつである 
16号鉄塔まではこれが一定間隔で設置されているのでミスしていない判断基準になる
この「山」という杭も目印のひとつである  16号鉄塔まではこれが一定間隔で設置されているのでミスしていない判断基準になる
大山 このエリアは樅の大木が多い
このエリアは樅の大木が多い
大山 2つの三峰に見守られながら登る 
大山に向かって左手には大山三峰(写真上)、右手には丹沢三峰(写真下)を、時々望める
2つの三峰に見守られながら登る  大山に向かって左手には大山三峰(写真上)、右手には丹沢三峰(写真下)を、時々望める
大山 地形図上の752mピークを通過
地形図上の752mピークを通過
大山 尾根が広がったところは要注意 
つい楽してトラバースしたくなるが我慢して尾根を直登
尾根が広がったところは要注意  つい楽してトラバースしたくなるが我慢して尾根を直登
大山 目印の虫こぶ 
いつかなくなるかもしれないが、3年前にもあった(ちょっと黒ずんだ気がする)
目印の虫こぶ  いつかなくなるかもしれないが、3年前にもあった(ちょっと黒ずんだ気がする)
大山 小ピークがいくつかあるが、こんな道でも絶対に巻かずに直登
小ピークがいくつかあるが、こんな道でも絶対に巻かずに直登
大山 ようやく16号鉄塔近くの913mピークに到着(境沢ノ頭とも呼ばれている) 
ここから少し東寄りの進路になる
ようやく16号鉄塔近くの913mピークに到着(境沢ノ頭とも呼ばれている)  ここから少し東寄りの進路になる
大山 913mピークから数十歩のところに新多摩線の16号鉄塔がある 
煤ケ谷からノンストップだったのでちょっと休憩した
913mピークから数十歩のところに新多摩線の16号鉄塔がある  煤ケ谷からノンストップだったのでちょっと休憩した
大山 鉄塔の真下を通過する 
正面に岳ノ台が小さく見える
鉄塔の真下を通過する  正面に岳ノ台が小さく見える
大山 16号鉄塔から少し下って再び急登になる
16号鉄塔から少し下って再び急登になる
大山 ミズヒノ頭と名付けられたピークの手前のピークを登る 
ここからは比較的踏み跡がはっきりしているので踏み跡を頼りにしても良い
ミズヒノ頭と名付けられたピークの手前のピークを登る  ここからは比較的踏み跡がはっきりしているので踏み跡を頼りにしても良い
大山 行く手を阻むような岩があったりするが、巻かずに岩の間を難なく通過できる 
赤ペンキの目印がある
行く手を阻むような岩があったりするが、巻かずに岩の間を難なく通過できる  赤ペンキの目印がある
大山 ミズヒノ頭の手前のピーク 
ここから再び進路を南に向ける
ミズヒノ頭の手前のピーク  ここから再び進路を南に向ける
大山 大山のアンテナが見えてくるが、手前には越えるべきピークがいくつかある
大山のアンテナが見えてくるが、手前には越えるべきピークがいくつかある
大山 雪の積もった崩落地の上がミズヒノ頭 
松の木がスパイスになっていて奥ゆかしくもキレイな景色である
雪の積もった崩落地の上がミズヒノ頭  松の木がスパイスになっていて奥ゆかしくもキレイな景色である
大山 そしてなだらかなミズヒノ頭 
手作り看板が木に掛かっている
そしてなだらかなミズヒノ頭  手作り看板が木に掛かっている
大山 次なる西沢ノ頭まではゆるやかに下りゆるやかに登る
次なる西沢ノ頭まではゆるやかに下りゆるやかに登る
大山 気温が低いが日差しがあるので快適である 
雪は緩んでいるので滑らない
気温が低いが日差しがあるので快適である  雪は緩んでいるので滑らない
大山 西沢ノ頭に到着 
ここも手作りの看板がある
西沢ノ頭に到着  ここも手作りの看板がある
大山 西沢ノ頭の下りは痩せ尾根なので慎重に通過する 
ここには雪が無くてよかった
西沢ノ頭の下りは痩せ尾根なので慎重に通過する  ここには雪が無くてよかった
大山 西沢ノ頭を下りきってからは大山山頂までひたすら登りになる 
ただ、ゆるやかで快適、そして雪道が増えてちょっとうれしい
西沢ノ頭を下りきってからは大山山頂までひたすら登りになる  ただ、ゆるやかで快適、そして雪道が増えてちょっとうれしい
大山 作業用のモノレールと合流する
作業用のモノレールと合流する
大山 途中ブッシュが立ちはだかるが、西側に抜け道がある
途中ブッシュが立ちはだかるが、西側に抜け道がある
大山 山頂のアンテナが近くなってきた、この道が終わってしまうのが惜しい 
ゆっくり歩こう
山頂のアンテナが近くなってきた、この道が終わってしまうのが惜しい  ゆっくり歩こう
大山 表尾根や、塔ノ岳から丹沢山への稜線がよく見える 
見慣れた景色だがしばし眺めてから俗世に還ろう(=山頂に行こう) 
北尾根を歩いているとそういう気分になる
表尾根や、塔ノ岳から丹沢山への稜線がよく見える  見慣れた景色だがしばし眺めてから俗世に還ろう(=山頂に行こう)  北尾根を歩いているとそういう気分になる
大山 ここが”俗世”との境界である 
結界(鹿柵とも言う)を梯子で越えると山頂のアンテナエリアに出る
ここが”俗世”との境界である  結界(鹿柵とも言う)を梯子で越えると山頂のアンテナエリアに出る
大山 時間が遅いこともありアンテナエリアは人がいない 
空腹を満たさなければ…、なので山頂ポールは割愛 
本当は別のこともしたかったが、時間がなくて断念(それは写真末尾に番外編として…)
時間が遅いこともありアンテナエリアは人がいない  空腹を満たさなければ…、なので山頂ポールは割愛  本当は別のこともしたかったが、時間がなくて断念(それは写真末尾に番外編として…)
大山 山頂からの景色(東京都心方面) 
ちょっと霞んでいる
山頂からの景色(東京都心方面)  ちょっと霞んでいる
大山 三ノ塔と奥には富士山の裾がちょっとだけ 
ここから見える三ノ塔は最も三ノ塔らしく見える思う
三ノ塔と奥には富士山の裾がちょっとだけ  ここから見える三ノ塔は最も三ノ塔らしく見える思う
大山 お中道を通って下山開始 
ヤビツ峠に向かおう
お中道を通って下山開始  ヤビツ峠に向かおう
大山 ヤビツ峠方向に分岐してすぐのところから下界を望む 
江ノ島が見えると何故かホッとする
ヤビツ峠方向に分岐してすぐのところから下界を望む  江ノ島が見えると何故かホッとする
大山 途中省略して柏木林道のトレイルを終えて春嶽沢を渡るところに到着(登山道はここまで) 
沢の水で靴とストックの泥汚れを洗い落す重要ポイントである 
バスと電車で白い目で見られないためにもここで”禊”をするのである
途中省略して柏木林道のトレイルを終えて春嶽沢を渡るところに到着(登山道はここまで)  沢の水で靴とストックの泥汚れを洗い落す重要ポイントである  バスと電車で白い目で見られないためにもここで”禊”をするのである
大山 残照の中、蓑毛バス停に到着
残照の中、蓑毛バス停に到着
大山 【番外編】
昼飯ついでにこれをやりたくて、実は食材と道具一式を持ち歩いていたが、時間が足りずに自宅でやってみた 
そして山でやるには改善点が多々あることに気づいた 
ちなみに、いただきもののシラヌイ(=商標があるとデコポン)をくりぬいてゼリーにする企みであった 
山で敢えてこれをやる意味なんて無い、エクストリーム~というやつの一種と捉えてほしい 
ちなみに、激うまだった
【番外編】 昼飯ついでにこれをやりたくて、実は食材と道具一式を持ち歩いていたが、時間が足りずに自宅でやってみた  そして山でやるには改善点が多々あることに気づいた  ちなみに、いただきもののシラヌイ(=商標があるとデコポン)をくりぬいてゼリーにする企みであった  山で敢えてこれをやる意味なんて無い、エクストリーム~というやつの一種と捉えてほしい  ちなみに、激うまだった
大山 【番外編】
残った果皮はママレードに… 
冷凍しておいて次回の山にパンとともに持っていこうと思う 
茶色いのはちょい焦げしたせい(味は問題ない)
【番外編】 残った果皮はママレードに…  冷凍しておいて次回の山にパンとともに持っていこうと思う  茶色いのはちょい焦げしたせい(味は問題ない)

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