近畿百名山　81座　養老山　眺望なし😭-2020-02-08

麓は晴れておったが、山の上は、黒い雲がわさわさー、わさわさーとたなびいてきよった。 これは雪になるなぁ。おじいさんは呟やく。 今日は晴れだと聞いとったんじゃが、こりゃ、冷えてくるぞ。 小雪の降るの霧の中を黙々と歩いていく。ようやく山頂にたどり着き、そそくさとiPhoneを取り出しポーズを決めて数カット自撮り。 しかし、何も見えやせんて。いや、もともと木があって眺望のいい山ではないのかもわからんがなぁ。長居も無用じゃ。 そういうと、おじいさんは、そそくさと下山を始めた。 山の中腹に差し掛かる頃、いっぷくするかのぉと呟くと、新調したスナップクライミングのパックをどっこいしょと下ろし、切り株に腰を下ろした。 竹皮に包まれたフランボワーズショコラを取り出し、ひとつまみ口に放り込みお湯を沸かして珈琲を淹れる。 昔は、バンダナに包んだコーヒー豆を、レッドウイングのエンジニアブーツで蹴飛ばして粉にし、それをパーコレーターにぶち込んだコーヒーが一番うまいとおもうとったが、、正直いうと、あれはまずいのぉ、、フォッフォッフォ。 山間におじいさんの高笑いは響く。 帰りはお千代保稲荷（おちょぼいなり）に寄って玉屋の串カツを食らって帰りました。金ピカの大将を初めて見ました！