活動データ
タイム
08:23
距離
22.5km
のぼり
1368m
くだり
1244m
活動詳細
すべて見る遠州は遠江国一宮 小國神社の神体山として崇められる本宮山を起点にして、東方には白山・春埜山・大日山・大尾山・粟ヶ岳へと山並が連なり、太平洋に突き出た駒形神社の御神体である御前崎(御前岩)を経由し、笠原荘の熊野山々を巡りながら再び峯中路を踏み分け、小笠山から法多山へ到達する春の入峯修行が存在しました。西方には光明山を経由し、秋葉山を遥拝して湖北の三岳山・竜ヶ岩山・富幕山から湖西連峰を縦走して山麓の普門寺へと繋がる秋の入峯修行が存在しました。(「遠州の霊山と山岳信仰ーその源流と系譜ー」より)。その歴史ある道を、かつての修験者達のことを想像しながら踏破してみたい!という歴史ロマン溢れる山行を2017年から細々と続けています。 もう2020年、踏査の山行はそこそこの回数行ってると思うんですが、調べてみたら未だに全ルートの10%程度しか歩けていないことが判明。これでは先に自分の寿命が尽きてしまいます。車を使うと周回コースしか取れないので、1回の踏査でたくさんの距離を歩けないのが原因かもしれない…。というわけで、今後は公共交通機関を使った縦走タイプの踏査を増やして、距離を稼ぐことにしました。 今回はその第一弾として、春峯と秋峯共通のスタートである「岩室寺~本宮山~林道百古里線起点」区間を、敷地駅から一の瀬バス停まで縦走して踏査してきました。今回の踏査ポイントは「獅子ヶ鼻公園トレッキングコース~本宮山」と「四等 西山南~林道百古里線起点」の2点。特に後者はネット上に全く情報が見つからなかったので、文字通り「探検」になってしまいました。 詳細は写真のコメントを読んでいただくとして、結果をまとめると「敷地駅~岩室寺~本宮山~林道百古里線起点~一の瀬バス停」の安全に歩けるルートは、今回の踏査では確定できませんでした。「四等 西山南~四等 西山北~林道百古里線起点」の区間で「急な傾斜の下降」や「危険な沢沿いの下降」で強行突破してしまった感じで、とても人に案内できるルートではありません。 しかし、国土地理院地図に載っていない作業道(古い林道?)を発見できたことと、普通の歩行ペースで(走ったりしないで)駅からバス停までの移動を余裕をもってできることが確信できたことは貴重な成果でした。今回の経験と反省を活かして再び踏査すれば、強行突破しないでも通過できるルートを見つけられるような気がします。
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