宝登山の臘梅と賑わう長瀞アルプス、そして御嶽山(坊山)の巡礼。 2020/2/1

2020.02.01(土) 日帰り

今年になってから初めてのKZ氏との山行。私の都合で、午後の早めに帰宅したい旨を伝えると、宝登山(ほどさん)に臘梅を観に行きましょうとのお誘い。宝登山はロープウェイもある有名な山だが、都心からは案外遠くて、これまで一度も訪れたことが無い。早めに帰りたいのに遠いが、一般登山道の行程なのでそれほど時間は掛からない。それで行くことにした。 絶妙の接続で朝の八時前に長瀞駅に到着。朝食を国道沿いのコンビニエンスストアで摂り、気持ちのよい朝の参道を歩く。入山前に寳登山神社に参詣。本殿は極彩色の彫刻意匠が見事で、解説文を読みながら描かれているストーリーを理解する。今日は二月一日で、もうすぐ節分追儺(ついな)祭が行なわれる境内には御福豆が頒布されていたので、お土産に購入した。KZ氏のお御籤は末吉だった模様。 登山道は車道を兼ねた蛇行する道で、特筆すべきこともなく宝登山ロープウェイ山頂駅に到着した。登りついてみると、展望の良さに吃驚する。奥秩父から奥武蔵まで、秩父盆地を取り巻く山々を見渡せる。園地に広がる臘梅園は咲き揃い、多くの観光客が楽しんでいる。花の香と陽光の暖かさで、茫洋とした気持ちで散策した。 宝登山の山頂を確認後、西側から下山の途に掛かる。木段の設えてある山頂直下はものすごい急傾斜で、困憊したハイカーが続々と登ってくる。急降下して一旦林道を歩き、程無くして所謂長瀞アルプスに入った。尾根道は穏やかなアップダウンであり、枯木の風景も心地好いのだが、擦れ違うハイカーの多さに驚く。長瀞町の宣伝が功を奏しているのか、アルプスというネーミングで安直に人が集まっているのか。お互い様なのだけれど、夥しくやってくる人々と挨拶を交わし続けていると、だんだんストレスが蓄積されてくる。 天狗山分岐点の指導標で長瀞アルプスと別れて、ようやく人影が消え、落ち着いた雰囲気になった。(もっとも、こちらの道も『神まわりコース』という名で、長瀞アルプスのハイキングコースとして案内されてはいるのだが) 標高342m点が天狗山ということになっているが、山名標も眺望も無い処だった。そのまま尾根を下り、東南に尾根が分岐する処で、立派な石碑と鳥居のある小ピークに達した。御嶽山の手製山名標があって首肯するが、のちに麓で読んだ地元の説明文では「坊山の頂には御嶽神社がある」とあった。Yamapでは「御嶽山(坊山)」となっている。 小休止の後、そのまま尾根を下ると、白峯神社があり、この山域を説明する絵地図があった。天狗山、坊山の一帯が霊山であり、地神塔や碑を巡るようになっているようだった。ここで南南東に延びていく細長い尾根と別れ、坊山から派生する尾根に合流すべく、トラバース気味に続く道を辿る。 尾根に合流してしばらく下っていくと、広場になっている処に降り立つ。「防山不動明王」の像と碑があり、坊山は防山?と、少々考えてみるが、よく判らない。 ジグザグに切ってある「神まわりコース」の道は、それでも急勾配で、無意識に足早になる。冬枯れの向こうに麓の町が広がり、気持ちのよい踏路であった。民家の姿を確認すると、程無く鳥居が現われて、登山は終了。地元の方が書いたとおぼしき説明板によると、やはりこの山一帯を天狗山と呼び「秩父御嶽講の霊山」とあった。 翌日は所用のため、早朝に出発しなければならないので、正午のチャイムが鳴り響く長瀞の町から帰途に入る。KZ氏と西武秩父駅に戻り、構内のフードコートでビールの乾杯。私は秩父名物わらじカツ丼、KZ氏は炙りサーモン丼を食す。満腹になって西武秩父線に乗る。帰りの車中でふたりとも爆睡状態。気がつくと飯能駅に到着していた。

久しぶりに秩父鉄道。西武秩父駅から御花畑駅まで、ギリギリの接続時間。楽しみにしていた駅蕎麦は断念。後部運転室のウィンドウに武甲山。

久しぶりに秩父鉄道。西武秩父駅から御花畑駅まで、ギリギリの接続時間。楽しみにしていた駅蕎麦は断念。後部運転室のウィンドウに武甲山。

久しぶりに秩父鉄道。西武秩父駅から御花畑駅まで、ギリギリの接続時間。楽しみにしていた駅蕎麦は断念。後部運転室のウィンドウに武甲山。

長瀞駅に到着。観光地に来たなと思わせる駅前風景だが、時刻は朝の八時前で閑散としている。飲食店は未だ開いていないので、朝食は国道沿いのコンビニで済ませることになった。

長瀞駅に到着。観光地に来たなと思わせる駅前風景だが、時刻は朝の八時前で閑散としている。飲食店は未だ開いていないので、朝食は国道沿いのコンビニで済ませることになった。

長瀞駅に到着。観光地に来たなと思わせる駅前風景だが、時刻は朝の八時前で閑散としている。飲食店は未だ開いていないので、朝食は国道沿いのコンビニで済ませることになった。

入山前に寳登山神社に参詣。御眷属の狛狼(?)の表情が物々しい。

本殿は極彩色の彫刻意匠が見事で、解説文を読みながら描かれているストーリーを理解する。

節分追儺祭の直前だったので、豆をお土産に購入してみた。

入山前に寳登山神社に参詣。御眷属の狛狼(?)の表情が物々しい。 本殿は極彩色の彫刻意匠が見事で、解説文を読みながら描かれているストーリーを理解する。 節分追儺祭の直前だったので、豆をお土産に購入してみた。

入山前に寳登山神社に参詣。御眷属の狛狼(?)の表情が物々しい。 本殿は極彩色の彫刻意匠が見事で、解説文を読みながら描かれているストーリーを理解する。 節分追儺祭の直前だったので、豆をお土産に購入してみた。

登山道は林道のダラダラ登り。つまらないな~と言い合いながらも、久しぶりに一緒に登るKZ氏と近況を語り合う。

高度が上がり景色が広がってきたところで休憩所の東屋。梁からぶら下がっているゴム製ロープ。用途はザック掛けか、とKZ氏。

試しにぶら下げてみた。やや違和感。

登山道は林道のダラダラ登り。つまらないな~と言い合いながらも、久しぶりに一緒に登るKZ氏と近況を語り合う。 高度が上がり景色が広がってきたところで休憩所の東屋。梁からぶら下がっているゴム製ロープ。用途はザック掛けか、とKZ氏。 試しにぶら下げてみた。やや違和感。

登山道は林道のダラダラ登り。つまらないな~と言い合いながらも、久しぶりに一緒に登るKZ氏と近況を語り合う。 高度が上がり景色が広がってきたところで休憩所の東屋。梁からぶら下がっているゴム製ロープ。用途はザック掛けか、とKZ氏。 試しにぶら下げてみた。やや違和感。

宝登山ロープウェイ山頂駅に到着。初めて来たが、展望の良さに吃驚。園地に広がる臘梅園は咲き揃っている。林道を登って観光地にやって来た感覚。

宝登山ロープウェイ山頂駅に到着。初めて来たが、展望の良さに吃驚。園地に広がる臘梅園は咲き揃っている。林道を登って観光地にやって来た感覚。

宝登山ロープウェイ山頂駅に到着。初めて来たが、展望の良さに吃驚。園地に広がる臘梅園は咲き揃っている。林道を登って観光地にやって来た感覚。

東から南の眺望。蓑山を前景に、武甲山から奥武蔵の山々。山容と電波塔で甲仁田山を確認。ふたりで大喜び。

東から南の眺望。蓑山を前景に、武甲山から奥武蔵の山々。山容と電波塔で甲仁田山を確認。ふたりで大喜び。

東から南の眺望。蓑山を前景に、武甲山から奥武蔵の山々。山容と電波塔で甲仁田山を確認。ふたりで大喜び。

西側斜面の臘梅園。花付きはこちらの方がよいみたい。両神山の山容が、いつも眺める横瀬町からに比べると、より鋸歯状の迫力があるような気がする。

宝登山の山頂を確認して、西側から下山。木段の設えてある山頂直下はものすごい急傾斜。困憊したハイカーが続々と登ってくる。

西側斜面の臘梅園。花付きはこちらの方がよいみたい。両神山の山容が、いつも眺める横瀬町からに比べると、より鋸歯状の迫力があるような気がする。 宝登山の山頂を確認して、西側から下山。木段の設えてある山頂直下はものすごい急傾斜。困憊したハイカーが続々と登ってくる。

西側斜面の臘梅園。花付きはこちらの方がよいみたい。両神山の山容が、いつも眺める横瀬町からに比べると、より鋸歯状の迫力があるような気がする。 宝登山の山頂を確認して、西側から下山。木段の設えてある山頂直下はものすごい急傾斜。困憊したハイカーが続々と登ってくる。

途中で林道を経由し、いわゆる長瀞アルプスに入る。尾根道は穏やかなアップダウンで、枯木の風景も心地好い。が、擦れ違うハイカーの多さに驚く。お互い様なのだけれど、だんだんストレスが蓄積されてくる。

途中にある野上峠には、なんだかふざけた掲示物が下がっている。余り愉快ではない。

途中で林道を経由し、いわゆる長瀞アルプスに入る。尾根道は穏やかなアップダウンで、枯木の風景も心地好い。が、擦れ違うハイカーの多さに驚く。お互い様なのだけれど、だんだんストレスが蓄積されてくる。 途中にある野上峠には、なんだかふざけた掲示物が下がっている。余り愉快ではない。

途中で林道を経由し、いわゆる長瀞アルプスに入る。尾根道は穏やかなアップダウンで、枯木の風景も心地好い。が、擦れ違うハイカーの多さに驚く。お互い様なのだけれど、だんだんストレスが蓄積されてくる。 途中にある野上峠には、なんだかふざけた掲示物が下がっている。余り愉快ではない。

分岐点で長瀞アルプスと別れてからは、ようやく人影が消えて、落ち着いた雰囲気になった。

山と高原地図「奥武蔵・秩父」(私が持ち歩いているのは2012年の古いもの)では、山頂ポイントは記されておらず、一帯を「天狗山」としている。

標高342m点がYamapでは天狗山となっているが、山名標も眺望も無い処だった。

そのまま尾根を下り、東南に尾根が分岐する処で、立派な石碑と鳥居のある小ピークに達した。

御嶽山の手製山名標があり首肯するが、のちに麓で読んだ地元の説明文では「坊山の頂には御嶽神社がある」とあった。Yamapでは「御嶽山(坊山)」となっている。

分岐点で長瀞アルプスと別れてからは、ようやく人影が消えて、落ち着いた雰囲気になった。 山と高原地図「奥武蔵・秩父」(私が持ち歩いているのは2012年の古いもの)では、山頂ポイントは記されておらず、一帯を「天狗山」としている。 標高342m点がYamapでは天狗山となっているが、山名標も眺望も無い処だった。 そのまま尾根を下り、東南に尾根が分岐する処で、立派な石碑と鳥居のある小ピークに達した。 御嶽山の手製山名標があり首肯するが、のちに麓で読んだ地元の説明文では「坊山の頂には御嶽神社がある」とあった。Yamapでは「御嶽山(坊山)」となっている。

分岐点で長瀞アルプスと別れてからは、ようやく人影が消えて、落ち着いた雰囲気になった。 山と高原地図「奥武蔵・秩父」(私が持ち歩いているのは2012年の古いもの)では、山頂ポイントは記されておらず、一帯を「天狗山」としている。 標高342m点がYamapでは天狗山となっているが、山名標も眺望も無い処だった。 そのまま尾根を下り、東南に尾根が分岐する処で、立派な石碑と鳥居のある小ピークに達した。 御嶽山の手製山名標があり首肯するが、のちに麓で読んだ地元の説明文では「坊山の頂には御嶽神社がある」とあった。Yamapでは「御嶽山(坊山)」となっている。

御嶽山(坊山)からそのまま尾根を下ると、白峯神社があり、この山域を説明する絵地図があった。天狗山、坊山の一帯が霊山であり、地神塔や碑を巡るようになっているようだった。

下山の途上で広場になっている処に降り立つ。「防山不動明王」があり、坊山なのか防山なのか?と、少々考える。

御嶽山(坊山)からそのまま尾根を下ると、白峯神社があり、この山域を説明する絵地図があった。天狗山、坊山の一帯が霊山であり、地神塔や碑を巡るようになっているようだった。 下山の途上で広場になっている処に降り立つ。「防山不動明王」があり、坊山なのか防山なのか?と、少々考える。

御嶽山(坊山)からそのまま尾根を下ると、白峯神社があり、この山域を説明する絵地図があった。天狗山、坊山の一帯が霊山であり、地神塔や碑を巡るようになっているようだった。 下山の途上で広場になっている処に降り立つ。「防山不動明王」があり、坊山なのか防山なのか?と、少々考える。

冬枯れの向こうに麓の町が見渡せる、気持ちのよい登山道が続いていた。

冬枯れの向こうに麓の町が見渡せる、気持ちのよい登山道が続いていた。

冬枯れの向こうに麓の町が見渡せる、気持ちのよい登山道が続いていた。

武野上神社の近くにある鳥居をくぐって下山。地元の方が書いたとおぼしき説明板によると、やはりこの山一帯を天狗山と呼び「秩父御嶽講の霊山」とあった。

翌日は所用で早出なので、本日はこれで終了。KZ氏と西武秩父駅に戻り、構内のフードコートで乾杯。私は秩父名物わらじカツ丼、KZ氏は炙りサーモン丼。満腹で帰りの車中は爆睡で、気がつくと飯能駅に到着していた。

武野上神社の近くにある鳥居をくぐって下山。地元の方が書いたとおぼしき説明板によると、やはりこの山一帯を天狗山と呼び「秩父御嶽講の霊山」とあった。 翌日は所用で早出なので、本日はこれで終了。KZ氏と西武秩父駅に戻り、構内のフードコートで乾杯。私は秩父名物わらじカツ丼、KZ氏は炙りサーモン丼。満腹で帰りの車中は爆睡で、気がつくと飯能駅に到着していた。

武野上神社の近くにある鳥居をくぐって下山。地元の方が書いたとおぼしき説明板によると、やはりこの山一帯を天狗山と呼び「秩父御嶽講の霊山」とあった。 翌日は所用で早出なので、本日はこれで終了。KZ氏と西武秩父駅に戻り、構内のフードコートで乾杯。私は秩父名物わらじカツ丼、KZ氏は炙りサーモン丼。満腹で帰りの車中は爆睡で、気がつくと飯能駅に到着していた。

久しぶりに秩父鉄道。西武秩父駅から御花畑駅まで、ギリギリの接続時間。楽しみにしていた駅蕎麦は断念。後部運転室のウィンドウに武甲山。

長瀞駅に到着。観光地に来たなと思わせる駅前風景だが、時刻は朝の八時前で閑散としている。飲食店は未だ開いていないので、朝食は国道沿いのコンビニで済ませることになった。

入山前に寳登山神社に参詣。御眷属の狛狼(?)の表情が物々しい。 本殿は極彩色の彫刻意匠が見事で、解説文を読みながら描かれているストーリーを理解する。 節分追儺祭の直前だったので、豆をお土産に購入してみた。

登山道は林道のダラダラ登り。つまらないな~と言い合いながらも、久しぶりに一緒に登るKZ氏と近況を語り合う。 高度が上がり景色が広がってきたところで休憩所の東屋。梁からぶら下がっているゴム製ロープ。用途はザック掛けか、とKZ氏。 試しにぶら下げてみた。やや違和感。

宝登山ロープウェイ山頂駅に到着。初めて来たが、展望の良さに吃驚。園地に広がる臘梅園は咲き揃っている。林道を登って観光地にやって来た感覚。

東から南の眺望。蓑山を前景に、武甲山から奥武蔵の山々。山容と電波塔で甲仁田山を確認。ふたりで大喜び。

西側斜面の臘梅園。花付きはこちらの方がよいみたい。両神山の山容が、いつも眺める横瀬町からに比べると、より鋸歯状の迫力があるような気がする。 宝登山の山頂を確認して、西側から下山。木段の設えてある山頂直下はものすごい急傾斜。困憊したハイカーが続々と登ってくる。

途中で林道を経由し、いわゆる長瀞アルプスに入る。尾根道は穏やかなアップダウンで、枯木の風景も心地好い。が、擦れ違うハイカーの多さに驚く。お互い様なのだけれど、だんだんストレスが蓄積されてくる。 途中にある野上峠には、なんだかふざけた掲示物が下がっている。余り愉快ではない。

分岐点で長瀞アルプスと別れてからは、ようやく人影が消えて、落ち着いた雰囲気になった。 山と高原地図「奥武蔵・秩父」(私が持ち歩いているのは2012年の古いもの)では、山頂ポイントは記されておらず、一帯を「天狗山」としている。 標高342m点がYamapでは天狗山となっているが、山名標も眺望も無い処だった。 そのまま尾根を下り、東南に尾根が分岐する処で、立派な石碑と鳥居のある小ピークに達した。 御嶽山の手製山名標があり首肯するが、のちに麓で読んだ地元の説明文では「坊山の頂には御嶽神社がある」とあった。Yamapでは「御嶽山(坊山)」となっている。

御嶽山(坊山)からそのまま尾根を下ると、白峯神社があり、この山域を説明する絵地図があった。天狗山、坊山の一帯が霊山であり、地神塔や碑を巡るようになっているようだった。 下山の途上で広場になっている処に降り立つ。「防山不動明王」があり、坊山なのか防山なのか?と、少々考える。

冬枯れの向こうに麓の町が見渡せる、気持ちのよい登山道が続いていた。

武野上神社の近くにある鳥居をくぐって下山。地元の方が書いたとおぼしき説明板によると、やはりこの山一帯を天狗山と呼び「秩父御嶽講の霊山」とあった。 翌日は所用で早出なので、本日はこれで終了。KZ氏と西武秩父駅に戻り、構内のフードコートで乾杯。私は秩父名物わらじカツ丼、KZ氏は炙りサーモン丼。満腹で帰りの車中は爆睡で、気がつくと飯能駅に到着していた。