雪があったら。。(実践地獄)

2020.02.01(土) 日帰り

活動データ

タイム

04:40

距離

5.0km

のぼり

459m

くだり

461m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 40
休憩時間
2 時間 6
距離
5.0 km
のぼり / くだり
459 / 461 m
2
26
1 35
7
43
3

活動詳細

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~☆~★~今回は完結編?できれば先週の天国編(四国剣山)を読んでから先に進んでほしい~★~☆~ 今回は日本百名山に名を連ねる山陰の秀峰大山、その山系の殿に屹然と切り立つ三鈷峰に挑戦する。その山名は三角に屹立した頂が法具の三鈷杵に似ているとこに由来する。大山山系は日本海に面した独立峰でありこの時期は北からの季節風に運ばれた雪に深く覆われる。南壁の容姿は穏やかで伯耆富士と呼ばれる反面、北壁、東壁の峻険な岩が切り立つ厳しい表情を併せ持ち、登山の他にスキーや観光地としても人気を博している。 さて、この日は久しぶりの寒気により前日までにかなりの積雪があり絶好の冬山登山日和となった。これまでの暖冬、少雪の鬱憤を晴らすような本来らしい雪山の様相を表している様子だ。 逸る気持ちが押さえられずに登山道に程近い駐車場に早々夕方6時に到着する。翌早朝のに出発に向け豪円湯院の湯に浸かり日頃の激務の疲れを癒す。閑散とした湯舟では私の鍛え抜かれた肉体を、その趣味の男達が虎視眈々と狙っている。湯煙の中を軽く肘鉄を当てながら男色家ぎりぎりを僅か数センチの隙間をすり抜け急いで自慢のTバックを身に付ける。 まだ夜も空けきらぬ早朝から山行を開始する。大山寺を過ぎると装着したスノーシューが深さを増した新雪に空転するなか、勢いだけでユートピアへの登山道に歩を進める。帰りのことが少しだけ脳裏をよぎったが、まあ明日までには帰れるだろうとあまり頓着もせず山行を続行する。 今回の装備も万全を期するため25kg超を背負っての山行となる。アイゼン、ピッケルはもとより万が一に備えたビバーク用のツェルト、雪洞用のスノースコップ、スノーソウ、食料は最低限の二日分にガスバーナー、着替え、ロープ等々と冬の山ではごく一般的な装備だろう。加えて今回は深い雪に備えてスノーシューを準備する。たしかに三鈷峰までの登山道はきれいに整備されており無雪期ならば初級者向けの山であろう。しかし厳冬期の山は時に辛く厳しく、そして容赦なく登山者に牙を剥くこともある。いかなる困難な状況下でも冷静な判断で一つしかない命を守ることに全力を注ぐことが必要なのだ。 覚悟を決めて登山道に取りつく。予想以上の積雪と山陰では珍しく水分の少ないパウダースノーからこの先の困難が予想される。 山頂へは下~中~上宝珠越のルートを選択する。このルートで唯一気を付けなければならないのが出発してすぐにある尾根まで谷伝いの急登だ。特に積雪期は降り積もった雪と一緒に雪崩落ちる危険を伴う。 キックステップで斜面のやや上方に爪先を蹴り込み足場を確保しつつ、雪面に余計な体重を預けすぎないように慎重に歩を進める。。。。 先週のイメトレが役に立ったのは歩を進めて僅かに3分くらいの間だけだ。妄想と違って実践はまさに地獄なのだ。。。 すぐに腰下までの新雪に埋もれ、それでも両側から集めた雪を膝で押し固めては乗り越えようとするが、すぐさま流れ込んで来るまるでクッションに詰められたビーズ状の新雪のラッセルに手こずる。途端に全身が汗ばんで息もあがってくる。それでもしばらく無心で雪と格闘した後、今来た道を振り返り、苦労の割に僅かな距離しか進んでいないことを見てこれから進む道のりに暗澹とした気分となる。 息を整えつつふと見下げた谷下では悪鬼の如く髪を逆立てて猛然と雪斜面を登ってくる猛者の姿が迫ってくる。その表情からは1週前に富士山頂を極めた自信が伺え、そんな様を見て私は恐慌をきたしおののいていると、雪のなかにある足下からの寒気に襲われ仕方なく強行軍を再開する。 雪との格闘の末にようやく急登を抜けて前方に広がる雪原を目の当たりにした私はまるで金縛りにあったようにしばし呆然と立ち尽くす。前日からの積雪でこの先に続く登山道を埋め尽くした深々とした新雪にあるロリコン小説家の言葉を思い出す。「雪と女はバージンに限る。。。」私ならば手練れ熟女のあれやこれやのテクニックであそこまで導いてもらいたい。もしも女神が存在するならば、これこそが女神の存在を肯定し、我々が女神を崇める理由であろう。桃尻こそが超自然であり、その超自然こそが桃尻であり、今ある私の根底を成すのだ。 それが1分間なのか、はたまた1時間なのか、時間の感覚を忘れて妄想をし尽くした後、わたしは女性への畏敬の念、そして感謝の念を胸に抱きつつ誰もまだ踏み入れていない山頂までのバージンスノーにロリコン小説家の気持ちを少しだけ理解しながら私の痕跡を刻んでいく。 さて、ここで言う山頂とは三鈷峰ではなく宝珠山だ。つまり今回は三鈷峰からは撤退したことを意味する。 谷を挟んだ向こう側に屹立する三鈷峰をコーヒーを楽しみながらじっくりと堪能する。非常に悔しいがまた来ることをあまたの女神様に約束して下りにかかる。選択したルートの先にはスキーゲレンデがあり楽に下山できる。 ゲレンデではお決まりのスキーを楽しむ。スノーシューの側面を使ってシュプールを描き最後にバックフリップを成功させ、一人悦に浸る。 最後にもう一度言っておこう。 「いかなる困難な状況下でも冷静な判断で一つしかない命を守ることに全力を注ぐことが必要なのだ」 そのためには命の拠り所となる聖なる桃尻を夢見ることこそが大切なのだ。 いや~、文章の塗り替えって難しいですね😁結局エロに頼るしかないわ~ 今度は続編のユートピアリベンジ編で会いましょう🎵 ※勿論今回は95%以上ノンフィクションですよ~(笑)

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