活動データ
タイム
02:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る江戸時代に祀られたらしい馬頭観音が、高原地区の石見冠山への登山道の入口よりさらに奥の山の峠にあると聞き、探しに入りました。 3度、入っています。 一度目は途中で断念し、2回目に馬頭観音を見つけることでき、3回目に枯れ巨木だけを撮影するために入りました。 馬頭観音に向かう途中は、嘗て「桑ノ木」という集落があった場所です。 高原地区の語り草によりますと、 「山武士堂」という谷の道もあり、江戸時代から明治初期には広い山林の原木で製炭し、野たたらや野鍛冶等の「たたら業」がこの地区に暮らした方々の主産業であり、これらの作業跡が点在しており、馬頭観音が祀られている峠の山道は、生産品を牛馬の背で運ぶ主要街道であったそうです。 馬頭観音を探しに入る途中、2か所で炭焼き窯跡を見つけました。 石見冠山への登山は、野原谷ルートが一般的のようですが、 高原からの円の板ルートもあります。 冠山には登ったことはありませんが、円の板にある三滝には頻繁に撮影に行っています。 『馬頭観音へのルート』 円の板地区を過ぎると道幅は狭くなり、落石、倒木に注意しながら多目的ダム付近にある駐車スペースに車を止めて歩きます。 高原地区からの石見冠山への登山道の入口は、三滝の少し奥を左に入る道と多目的ダムの手前からの2か所あります。 三滝にはよく撮影に行くので、タイヤ痕を時々見ることがありますが、踏んだらパンクしそうな落石がある場合もあるので、注意が必要です。 多目的ダムの駐車スペースから林道を約30分弱徒歩で進むと枯れ巨木があります。 枯れ巨木から約10分弱、嘗ての街道を進むと馬頭観音があります。 枯れ巨木の周りには、炭焼き窯跡もあり、人々の暮らしがそこにあったことを伺い知れます。 馬頭観音のある峠には鉄塔もあることから、山道は時折整備されている様子が伺えましたが、その先は藪だらけです。 嘗ては井原地区に向かう街道でしたが、今、越えることは不可能です。 馬頭観音は、交通の難所に祀られていることが多く、先人たちは大変な想いで山を越えていたのだろうと、馬頭観音を見て先人たちに想いを馳せました。 撮影時期は前後しますが 当時のことを思い出しながら、投稿しています。
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