江戸時代に祀られたらしい馬頭観音を探しに入った旧街道で神々し過ぎる枯れ巨木と出逢う。

2019.10.22(火) 日帰り

活動詳細

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江戸時代に祀られたらしい馬頭観音が、高原地区の石見冠山への登山道の入口よりさらに奥の山の峠にあると聞き、探しに入りました。 3度、入っています。 一度目は途中で断念し、2回目に馬頭観音を見つけることでき、3回目に枯れ巨木だけを撮影するために入りました。 馬頭観音に向かう途中は、嘗て「桑ノ木」という集落があった場所です。 高原地区の語り草によりますと、 「山武士堂」という谷の道もあり、江戸時代から明治初期には広い山林の原木で製炭し、野たたらや野鍛冶等の「たたら業」がこの地区に暮らした方々の主産業であり、これらの作業跡が点在しており、馬頭観音が祀られている峠の山道は、生産品を牛馬の背で運ぶ主要街道であったそうです。 馬頭観音を探しに入る途中、2か所で炭焼き窯跡を見つけました。 石見冠山への登山は、野原谷ルートが一般的のようですが、 高原からの円の板ルートもあります。 冠山には登ったことはありませんが、円の板にある三滝には頻繁に撮影に行っています。 『馬頭観音へのルート』 円の板地区を過ぎると道幅は狭くなり、落石、倒木に注意しながら多目的ダム付近にある駐車スペースに車を止めて歩きます。 高原地区からの石見冠山への登山道の入口は、三滝の少し奥を左に入る道と多目的ダムの手前からの2か所あります。 三滝にはよく撮影に行くので、タイヤ痕を時々見ることがありますが、踏んだらパンクしそうな落石がある場合もあるので、注意が必要です。 多目的ダムの駐車スペースから林道を約30分弱徒歩で進むと枯れ巨木があります。 枯れ巨木から約10分弱、嘗ての街道を進むと馬頭観音があります。 枯れ巨木の周りには、炭焼き窯跡もあり、人々の暮らしがそこにあったことを伺い知れます。 馬頭観音のある峠には鉄塔もあることから、山道は時折整備されている様子が伺えましたが、その先は藪だらけです。 嘗ては井原地区に向かう街道でしたが、今、越えることは不可能です。 馬頭観音は、交通の難所に祀られていることが多く、先人たちは大変な想いで山を越えていたのだろうと、馬頭観音を見て先人たちに想いを馳せました。 撮影時期は前後しますが 当時のことを思い出しながら、投稿しています。

冠山(石見冠山) 神々し過ぎる枯れ巨木
神々し過ぎる枯れ巨木
冠山(石見冠山) 円の板集落の終わり
ここから道は狭くなります。
円の板集落の終わり ここから道は狭くなります。
冠山(石見冠山) 三滝
三滝
冠山(石見冠山) 三滝の案内
三滝の案内
冠山(石見冠山) 三滝を越えて間もなく道でキジ?と遭遇
三滝を越えて間もなく道でキジ?と遭遇
冠山(石見冠山) 林道
林道
冠山(石見冠山) 石見冠山登山道入口
公民館行事でここから冠山に登ることもあるそうです。
石見冠山登山道入口 公民館行事でここから冠山に登ることもあるそうです。
冠山(石見冠山) 右側に駐車スペース。奥に多目的ダムあり。
馬頭観音は左の道を進みますが、普通車で入ることは困難の為、歩きました。
右側に駐車スペース。奥に多目的ダムあり。 馬頭観音は左の道を進みますが、普通車で入ることは困難の為、歩きました。
冠山(石見冠山) 季節は10月ですが藪だらけの道。
季節は10月ですが藪だらけの道。
冠山(石見冠山) 初めて探しに入った際、藪だらけで終着地点がわからず、10分位歩き諦めて引き返しました。
初めて探しに入った際、藪だらけで終着地点がわからず、10分位歩き諦めて引き返しました。
冠山(石見冠山) 車では入れない道です。
車では入れない道です。
冠山(石見冠山) このT字路?を左に進みます。右はどこに行くのか不明。
この辺りの山には鉄塔があり、たまに整備に入られているようです。
このT字路?を左に進みます。右はどこに行くのか不明。 この辺りの山には鉄塔があり、たまに整備に入られているようです。
冠山(石見冠山) 轍があり、車が入ることもあるんだ、と何故か安心感。
轍があり、車が入ることもあるんだ、と何故か安心感。
冠山(石見冠山) 一般車両が入ることはほぼ不可能ですが、ここを左に進みます。
一般車両が入ることはほぼ不可能ですが、ここを左に進みます。
冠山(石見冠山) 苔むす道
苔の絨毯
苔むす道 苔の絨毯
冠山(石見冠山) 苔の絨毯の回復力が凄い!
踏んでも元に戻る!
この辺りで巨大なカエルと遭遇して、絶叫しました。
苔の絨毯の回復力が凄い! 踏んでも元に戻る! この辺りで巨大なカエルと遭遇して、絶叫しました。
冠山(石見冠山) 苔の絨毯を抜け、植林の中に突如圧倒的な存在感の木を発見!
苔の絨毯を抜け、植林の中に突如圧倒的な存在感の木を発見!
冠山(石見冠山) 太陽の光が真上付近から差し込み、神々しさに圧倒されました。
太陽の光が真上付近から差し込み、神々しさに圧倒されました。
冠山(石見冠山) インスタ用にタイマー自撮り。
インスタ用にタイマー自撮り。
冠山(石見冠山) 枯れていますが、その姿は竜のごとく生き生きとしていました。
近くに炭焼き窯跡があるので、この木だけ切られていないのには、おそらく訳があると推測します。
この森のご神木的な存在感。
枯れていますが、その姿は竜のごとく生き生きとしていました。 近くに炭焼き窯跡があるので、この木だけ切られていないのには、おそらく訳があると推測します。 この森のご神木的な存在感。
冠山(石見冠山) ご神木を後に、さらに奥に進んでいきます。
ご神木を後に、さらに奥に進んでいきます。
冠山(石見冠山) さらに進むと完全に車は入ることができない山道になります。しかし、ここは嘗ての街道でした。
さらに進むと完全に車は入ることができない山道になります。しかし、ここは嘗ての街道でした。
冠山(石見冠山) 人が入っている跡があり、整備されている感じがあります。
人が入っている跡があり、整備されている感じがあります。
冠山(石見冠山) 馬頭観音のある峠に向かう嘗ての街道。
馬頭観音のある峠に向かう嘗ての街道。
冠山(石見冠山) 峠にありました!
馬頭観音
峠にありました! 馬頭観音
冠山(石見冠山) 顔が三つあります。
わかりにくいのですが、頭の上には馬。
顔が三つあります。 わかりにくいのですが、頭の上には馬。
冠山(石見冠山) 2年前にこの馬頭観音を探しに入った方の話によりますと、倒木の下になっていて、後日、堂を修復されたそうです。
この先は嘗て空田という地区に行くことができた街道ですが、今は、藪だらけの為、進むことはできません。
2年前にこの馬頭観音を探しに入った方の話によりますと、倒木の下になっていて、後日、堂を修復されたそうです。 この先は嘗て空田という地区に行くことができた街道ですが、今は、藪だらけの為、進むことはできません。

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