山奥に行ったのに山には登らなかったはなし(ほとんど読み物です)

2020.01.23(木) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
0
休憩時間
0
距離
110 m
のぼり / くだり
5 / 1 m
1

活動詳細

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昨年11月以来、「旧十石峠道を歩きたい」と思っていて、しかしながら「旧十石峠道はどれなのか」がとんとわからん。 上野村の白井宿からカイト山までと言うのは、このYAMAPでもレポが掲っているけど、他の区間になると「酷道299号」とか言われて、旧十石峠道を探すことはできない。 実際、車でなら長野から十石峠を越えて上野村経由志賀坂峠越えは真っ暗な夜も含めて3回通ってるし、藤岡から塩沢峠を越えて神流町経由戸坂峠越えもしたことがある。 前の車も、その前の車も、走るのがとても楽しい車だったから、山道を走るのも大好きで、十石峠道が酷道だとは少しも思わなかった。 が、しかし藤岡から神流川沿いに上っていく十石峠道は、下久保ダムがあることで、鬼石から高く巻いて万場宿に至る。 今の道が、そのまま十石峠道とは思えない。 ある人は、「昔は山の上を歩く方が近道だから旧道は山の上ですよ」と言う。 となると桜山や雨降山を越えて御荷鉾山を通る道か… そうすると長井屋の饅頭や万場宿などは通らない。 では御荷鉾スーパー林道かと言うと、これは歴史が新しい道だけれど、古道をつなぎつなぎに作ったのだとしたら、間違いではないかもしれない。 と言うことで、これは実地に調べるしかあるまいね。 まずは上野村と神流町の図書館で資料を調べ、街道のことに詳しい人を探し、出来れば実地に山に入ってみる。てことで、かねてから計画の十石峠道を探す旅に、一昨日出発しました。 が…前日夜に仕事から帰宅した後に準備を始め、さらに飲まなきゃいられない酒を飲んだことで、起床が9時過ぎ‼️ 朝飯食ったら出発は10時半をまわり、慌ててスタート🚗 地形図を自宅門扉の上に忘れる。 本庄児玉I.Cで下りた12時半を過ぎてから神川町のコンビニの駐車場で宿を探す。 準備不足ってぇか、泊まれる所がありましぇん😨 たぶん釣り客もいない季節、昨年の台風の影響もあるのか。 確かに車のナビは、11月と同じように通行止めの✖︎印がたくさん。 前日に予約する時間はなかったけど、昼過ぎに予約の電話がいけないのか、どこも「今は民宿やってません」、中には「今日も明日も満室です」(ホント?)、万馬の今井旅館さんは「工事中です」(ホントでした。)。 で、やっとこさ上野村のヴィラせせらぎの予約が取れたのが午後2時。😰 これが、後でびっくらこくんだけど、もう昼飯なんか食ってられませんよー 何か調べる時間なんかもありません。 コンビニでおにぎり 頬張って、それだけで、もう、真っ直ぐ上野村を目指します🚗 午後4時ぴったり、予約の時に言った時間ぴったりにヴィラせせらぎに着きました。 二階建てのキレイな建物。 ここにイタリアかいなって感じの素敵な建物で、銘木の産地ならでは、木が床に天井に、ふんだんに使われています。 部屋は清潔なツインで、部屋も木材がたくさんで、柔らかくも温かい感じ。 風呂も気持ちの良い温泉で、石造りの露天も良いですね😊 食事は、予約が遅かったので鍋メインのディナーです。 山の中なのにプリプリで新鮮な造り🐟 猪豚鍋🍲 漬物が旨ーい❣️ なので、まずは🍺で、日本酒利き酒3種を2回に、最後にグラスで日本酒一杯🍶 日本酒は、全部群馬の酒ですよ☝️ 部屋でもワンカップ飲んじゃったりしての朝が来た🌅 朝ごはんは、これはもう納豆にとろろに焼きのりに温玉に佃煮にって、ご飯の友が「これでもかっ❣️」って😋 ご飯も味噌汁も美味しかったですよ〜〜〜♪ チェックアウトです。 わしのアタマん中では、「ここは上野村の村立施設」と思っていたのです、会計までは。 チーン♪ いや、サービスも施設も最高❣️ 文句なし❣️ でも…高かった… 思ってたのより、倍くらい高かった… さて、まずは国指定重文の旧黒澤家住宅に行きます。 走っていて途中で気付いたのは、現在の街道にも、真っ直ぐ走っているのと回り道になっているのがあること。 出来るだけ回り道を通って行くことにします。 回り道は、神流川に沿って通っている。 これ、ひょっとして… 旧黒澤家住宅は素晴らしい保存状態ですね。 ものすごく太い大黒柱に高い天井、見たことない迫力の神棚(ホント迫力なのだ❣️)、広い茶の間。 このまま250年😳 で、実のところ、ここの番をしているお母さん(おっちゃんのわしから見てお母さん、ちなみにお母さんも黒澤さん)にドリンクとチョコを貰いまして、それからお話が始まりました。 十石峠道は、現在ある街道がそのまま十石峠道であり、御荷鉾スーパー林道は旧道ではない。 峠道の下久保ダムの部分は、ダム湖に沈んだ集落を結んで旧道があって、今も残る回り道が本来の峠道である。 てことは、旧十石峠道を歩くのは、舗装道路を歩く事に他なく、山歩きと言うのであれば上野村からカイト山までの道だけになってしまうのでありました。 調査は、あっけなく終わったのでした😅 お母さんとは、その後も「秩父困民党」や蕗味噌の作り方、お母さんの嫁入りの頃の上野村周辺の話をして、とても楽しかった。 お土産にオニグルミをいただきました。 枝垂れ桜とヤシオが綺麗に咲く話を聞いたので、また行きますよ😊 昼飯は、十石そば福寿庵。 天ぷらもりそばの大盛りを頂きましたが、ホントに美味しい蕎麦です。 天ぷらは、山菜天ではなかったけれど、プリプリの海老天に、地場産と思える肉厚椎茸とどでかい舞茸天が最高でした👍 その後、上野村図書館に行って、上野村の歴史やら民族やら地誌やら調べたけど、峠道についてや御荷鉾スーパー林道については詳しく書かれておらず、おそらく神流町の図書館も同じような結果だと思われ、推測の域を出ないけれども、十石峠道は↑に書いたとおりで間違い無い。 下久保ダムに沈んだ集落や峠道を調べるのは、今となっては栓なき事ではあるけれども、どなたかご存知の方あればお報せ願いたいもんです。 まだまだ終わらな〜〜〜い😁 図書館を出て回り道を入った所、路上に小さなパン屋の看板を発見😳 こんなところにパン屋がある…見回すと、古民家の軒にパン屋の看板が掛かっている。 「mugiccoぱん」は、大阪から移住された方です。 そう言えば、以前テレビで見たことがあった。 パンを注文して薪ストーブが焚かれた暖かい店内でまっていると、温かいライボス茶とラスクを出して頂きました。 醤油の搾かす(もろみのカスってことね)を混ぜたラスクは、なんとも香ばしく、でも煎餅のパリパリじゃなくサクサクで、とても美味しかった。 フォカッチャとマフィンとサンドを買いました。 サンドは食べちゃったけど(噛み応えが好き、小麦をシッカリ味わえ、具のポテトもイイな)、残りは明日頂きます。 春になったら、またパンを買いに行きます❣️ 実家に行くと父に約束していたので、志賀坂峠を越えて小鹿野から行くか迷ったけれど、長井屋の饅頭が欲しかったので、万場経由で鬼石を目指します。 回り道があれば出来るだけ回りますが、もうあまりありません。 時間も午後4時近くなり、もう饅頭は売り切れかと思いながら長井屋さんに寄ると、残り少なくも自宅と実家と兄宅の分を買うことが出来ました。 こないだ食べてからのお気に入りです。(今回は、饅頭の断面も撮影しました。) 6時過ぎに実家に到着し、父と食事に向かいます。 わし、大戸屋の炭火焼塩サバ定食、好きなんだよね〜😋 家で、塩鯖をこんな風に焼けないしょ❣️ ま、上野村がとても好きになった旅でした。😊

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