宗像四塚連山縦走―自然林、響灘、草花、野鳥

2020.01.21(火) 日帰り

活動データ

タイム

07:47

距離

14.3km

のぼり

1516m

くだり

1537m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 47
休憩時間
1 時間 24
距離
14.3 km
のぼり / くだり
1516 / 1537 m
3
25
14
13
4
45
42
24
14
48
10
10
31
12

活動詳細

すべて見る

昨年の4月に湯川山に登ったときに、城山まで縦走(宗像四塚連山縦走)してみたいと思いました。今回、教育大登山口から城山に登り、湯川山門前登山口まで縦走しました。宗像四塚連山縦走については多くの活動日記があり、登山コースについて詳しく紹介されています。ここでは宗像四塚連山縦走の魅力について書きます。 ・特異な地形  文献によると、中生代は約2億5217万年前から約6600万年前に相当し、恐竜が生息していた時期である。「中生代に堅硬な火山岩が分布したため、差別浸食に打ち勝って周囲より突出した地形(残丘地形)を作った(G8:宗像市北東部の残丘山地群;https://munahaku.jp/wpcontent/themes/munahaku/img/nature/environment_report/report01/chosa_hokoku_0203.pdf#search=%27%E5%AE%97%E5%83%8F%E3%81%AE%E5%9C%B0%E5%B1%A4%27)。」 中生代前には、宗像地域の地形に高い山々は存在しなかったが、風雨に浸食されたときに、硬い火山岩の塊が残って連山になったと考えられます。四塚連山の谷の部分は大きな固い火山岩が少なかった場所であり、浸食によりが形成されたのでしょう。  宗像四塚連山のように4回も登り降りする縦走コースは福岡近郊には見られません。アップダウンの多いルートは、ときにはきつく感じますが、登り降りの度に眼前の風景が移り変わる面白さがあります。 ・自然林と大木  城山山頂から湯川山山頂まで約10kmの距離です。この長い距離の間は自然林の連続で、杉林や竹林がわずかにあるだけです。殆ど自然林で覆われた山は、福岡近郊でこれまで登った山の中ではかなり珍しい部類です。四連山の中で最も大きな山である孔太子山からは響灘や平野の展望はありませんが、豊かな自然林に癒されます。 火山岩が多い、低山にしては急斜面が多い、海が近く漁業が盛んであったなどが、植林が余り行われなかったなどの理由として推定されます。近年は宗像地域の人々の自然保護の意識が高かったことが宗像に関する資料から分かりました。樹木の名前には疎いですが、城山付近のブナやカシの大木には名前が表記されており、写真を撮りました。 ・響灘の展望  城山山頂、金山山頂と地蔵峠の間から響灘方向と皿倉山や帆柱山方向の展望があります。湯川山山頂からは、人工的な建築物が殆ど見えない響灘方向の美しい風景が見られます。山頂近くのハンググライダー基地は、芦屋方向の雄大な風景を楽しめる絶好のスポットです。 ・門前登山口付近の草花と野鳥  門前登山口付近には小さなお寺、畑、梅や桜の木々、季節の草花、鐘崎方向の海など昔からの古里の感じが溢れています。冬なのに様々な春の草花が咲いていました。今回は、梅の花の蜜を吸いに来たメジロ、人に対する警戒心が薄いジョウビタキが梅の木の下を動き回る様子を飽きずに眺めました。

湯川山・城山・孔大寺山 承福寺(門前登山口)の梅の花とメジロ
承福寺(門前登山口)の梅の花とメジロ
湯川山・城山・孔大寺山 梅の木の下を歩いていたジョウビタキ
梅の木の下を歩いていたジョウビタキ
湯川山・城山・孔大寺山 枯れた花の形は面白く、風情があります。
枯れた花の形は面白く、風情があります。
湯川山・城山・孔大寺山 図鑑を調べたけれど?
図鑑を調べたけれど?
湯川山・城山・孔大寺山 ホトケノザが小川の岸に咲いていたのでバックが暗くなりました。
ホトケノザが小川の岸に咲いていたのでバックが暗くなりました。
湯川山・城山・孔大寺山 門前登山口では早春です。
門前登山口では早春です。
湯川山・城山・孔大寺山 アオキの実は塊の形が様々です。
アオキの実は塊の形が様々です。
湯川山・城山・孔大寺山 ツルシキミの実。この実が赤くなります。
ツルシキミの実。この実が赤くなります。
湯川山・城山・孔大寺山 JR教育大前駅を出発。ホームから車内に旧知のSさんを発見してびっくり。
JR教育大前駅を出発。ホームから車内に旧知のSさんを発見してびっくり。
湯川山・城山・孔大寺山 城山登山口
城山登山口
湯川山・城山・孔大寺山 城山山頂
城山山頂
湯川山・城山・孔大寺山 イスノキ(マンサク科)
イスノキ(マンサク科)
湯川山・城山・孔大寺山 ツブラジイ(ブナ科)
ツブラジイ(ブナ科)
湯川山・城山・孔大寺山 アカカシ(ブナ科)
アカカシ(ブナ科)
湯川山・城山・孔大寺山 金山南岳山頂
金山南岳山頂
湯川山・城山・孔大寺山 金山北岳山頂
金山北岳山頂
湯川山・城山・孔大寺山 金山北岳から響灘方向
金山北岳から響灘方向
湯川山・城山・孔大寺山 来な山北岳と地蔵峠の間から見える山々
来な山北岳と地蔵峠の間から見える山々
湯川山・城山・孔大寺山 孔太子山山頂(499m)は500mに1m足らず。
孔太子山山頂(499m)は500mに1m足らず。
湯川山・城山・孔大寺山 5がありました。「五位の石」
5がありました。「五位の石」
湯川山・城山・孔大寺山 孔太子山山頂付近の温度は8度。3月頃の気温でした。
孔太子山山頂付近の温度は8度。3月頃の気温でした。
湯川山・城山・孔大寺山 孔太子山から垂水峠への急坂を下山している「やまぴょん」さん。城山から湯川山までほぼ同じ時間帯に縦走されていました。
孔太子山から垂水峠への急坂を下山している「やまぴょん」さん。城山から湯川山までほぼ同じ時間帯に縦走されていました。
湯川山・城山・孔大寺山 湯川山中腹の城跡?ここから0.9kmで山頂の表示がありました。城山から9km歩いた後の最後の急坂はヘビーでした。
湯川山中腹の城跡?ここから0.9kmで山頂の表示がありました。城山から9km歩いた後の最後の急坂はヘビーでした。
湯川山・城山・孔大寺山 湯川山山頂のベンチでは二人の方が昼食を楽しんでおられました。
湯川山山頂のベンチでは二人の方が昼食を楽しんでおられました。
湯川山・城山・孔大寺山 湯川山山頂から響灘方向を見ると、地島が見えました。船以外の人工物は見えません。
湯川山山頂から響灘方向を見ると、地島が見えました。船以外の人工物は見えません。
湯川山・城山・孔大寺山 山頂でお会いした方からハンググライダー基地の展望が良いと教えてもらいました。芦屋方向がきれいに見えました。
山頂でお会いした方からハンググライダー基地の展望が良いと教えてもらいました。芦屋方向がきれいに見えました。
湯川山・城山・孔大寺山 門前登山口の近くです。春には花の群落が見られそうです。
門前登山口の近くです。春には花の群落が見られそうです。
湯川山・城山・孔大寺山 承福寺では梅の花が咲いていて小鳥が集まってきます。
承福寺では梅の花が咲いていて小鳥が集まってきます。
湯川山・城山・孔大寺山 梅?
梅?
湯川山・城山・孔大寺山 なつかしい風景です。
なつかしい風景です。
湯川山・城山・孔大寺山 梅の蕾?
梅の蕾?
湯川山・城山・孔大寺山 湯川山(門前から)
湯川山(門前から)
湯川山・城山・孔大寺山 門前バス停から赤間駅に向かいました。
門前バス停から赤間駅に向かいました。

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