あこがれの冬期赤岳

2020.01.18(土) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 1
休憩時間
1 時間 43
距離
8.4 km
のぼり / くだり
1305 / 75 m
DAY 2
合計時間
5 時間 58
休憩時間
1 時間
距離
10.1 km
のぼり / くだり
243 / 1480 m

活動詳細

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あこがれだった冬期の赤岳に、グループに参加させていただき登ることができました。 私にとって冬期赤岳は片手がピッケルでふさがれている上に邪魔になることもある。さらに岩にもっこり積雪のためつかむ岩の見極めが難しい。鎖が雪に埋もれているのでルート見極めがとても難しい。アイゼンで裸岩を上り下りしなくてはならず、凍った岩肌を確認しながらアイゼンをしっかりけりこみ体を安定させなくてはならないなどハードルが高いと感じます。 まだ、一人では歩く自信はないな~。冬の北横岳、天狗岳、権現岳は登ったことがありましたが、赤岳はレベルが違うと感じました。今回グループに参加させていただけありがたや。 一人と異なりペースが速かったためか、行者小屋についた時には私の足はお泊りムードとなります。今日はそのまま尾根の天望荘まで行かなくてはなりません。しっかりストレッチをしましたが、短時間では筋肉にたまった疲労は抜けきれず。地蔵の頭に登りますが、足に脂肪酸がたまりすぎてなかなか足が上がりません。頭の中を無にする修行をしながらやっとの思いで地蔵の頭へ。足元だけを見て歩くことができました。リーダーありがとうございます。 地蔵尾根で登ります。ようようの思いで地蔵の頭につくと、私のグループに2名跪いて雪をかいています。雪にうずまったお地蔵さんを掘り上げ、お参りしてました。なんでも、アイゼン足元に変な石があるなと思ったらお地蔵様の頭だったとか。申し訳なく一生懸命掘り出して謝っていたとか。そのおかげで土曜日は曇り、天気予報では翌日は天気が良くなかったのに、日曜日は好天に恵まれました。お地蔵様ありがとうございました。 土曜日の天望荘までは小雪がつらつくことがある曇っていたので山頂が見えず。ソロ山雪がほとんどで、初めてのグループ参加。休憩の取り方、歩行速度が異なると疲労感がかなり違うものですね。 夕食はデザートを含めバフェスタイルで食べ放題。これは素晴らしい。同行これが楽しみで毎年こちらに訪れているとか。特に杏仁豆腐とタラの芽の山菜てんぷらはその方の大好物で2回もお替りしてました。 天望荘は宿泊客が少なく、すべての客が個室になってました。私たち5人グループは111号室と一回の一番奥の部屋を割り当てられました。窓は閉鎖されているにもかかわらず、冷気が室内に少しづつ窓から流れ込むような寒い部屋。係りの方にお願いして1回にジェットヒーター一つを置いていただきましたが、さすが一台では寒い。二階はそれなりに暖かかったのにだいぶ残念。 寒さに用心して、テント泊で普段使っているダウンパンツとダウンブーツ、ダウンジャケットを着こんで用意された寝袋に寝たら大正解。快適に一晩過ごすことができました。 何よりよかったのが、天気が良かったこと。夜、凍った宿の扉を開けて外に出ると、富士山、甲府市、星空が頭上に広がります。月明かりに照らされ星空に浮かび上がった横岳、赤岳山頂。日の出時間に山頂に行くと、奥秩父の山々、丹沢方面の山々、富士山、南アルプス、御嶽山、北アルプスから八ヶ岳の山々とどこまでも、見渡せます。白いはずの山肌を朝日が染める色で、刻々と変化する眺め。素晴らしいの一言。こんな素晴らしい山々を見ながら下山できるなんて贅沢な時間を過ごさせていただきました。 文三郎尾根を下ろうとすると、軽い雪のためわずかな風で先行者のトレースが消えています。ベテランのリーダーが的確にルートをとっていただいたため、無事下山できました。尾根付近から鎖が出るところま、石が露出していたり、雪が軽く積もっているだけでアイゼンが効かない所がある、手でつかめる岩が見つからないところなのに、落ちたら結構下まで滑り落ちそうだったりと初めての経験の連続。スリリングな楽しい時間を過ごすことができました。

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