吹雪と白銀の丹沢主稜・主脈縦走（西丹沢ＶＣ〜檜洞丸〜蛭ヶ岳〜蛭ヶ岳山荘１泊〜丹沢山〜塔ノ岳〜大倉）

年に数回しか取れない連休が取れ、どうしても蛭ヶ岳山荘に泊まってみたくなり行ってきました！ 自分の住む県の最高峰からの夜景とご来光を冬の澄んだ空気の中で見てみたかったのです 始めに言っておくと今回の山行（の１日目）は厳しいものとなり、とてもおすすめ出来るものではありません 南岸低気圧により雪が降るのは間違いなかったのですが積雪は多くて１０㎝、てんくらＢ、他の山気象サイトでも午後には雪も止むとの予報でしたので大丈夫だと思って出発しました 結局…１日中猛吹雪でした！！積雪も３０㎝を越え、吹き溜まりは４０㎝以上になりました…南岸低気圧恐るべしです！ 檜洞丸〜蛭ヶ岳間を歩いたのは私たちだけでトレースは全く無し！私はもう最後へばってしまって相方に付いて行くのがやっと…そんな中で最後までラッセルしてくれた相方を褒めてあげてください もう完全に私より体力あります、体力オバケです（笑） いや笑い事ではないな、登山初心者の頃の私たちだったら確実に遭難していたでしょう 蛭ヶ岳山荘の管理人さんにはたいへんご心配をおかけしました 約束の１６時到着が厳しくなり山荘に電話を入れたところ、午前中に登山を取りやめるように電話をくれていたことが判明（機内モードにしていて着信せず） 怒られるどころか「この吹雪の中よくぞ来てくれた、特に西丹沢ＶＣから来たあなたたちはスゴいよ！」と目一杯褒めてくださいました 今回の経験を今後の山歩きの糧にします、ありがとうございました！ この日の宿泊者は全部で６名 西丹沢ＶＣから檜洞丸経由で来た私たち、大倉から鍋割山〜塔ノ岳〜丹沢山とロングコースを来たソロ男性、青根から来た３人グループでした 奇しくもそれぞれがそれぞれ別のルートで吹雪と積雪に負けずにここまで来たことになります なんか妙な連帯感がありましたね〜 翌朝はまさに南岸低気圧一過のど晴天！ 澄みきった空気の中、そこには素晴らしい絶景が広がっておりました 管理人さんの「どーだよこの景色！素晴らしいだろう？こんな絶景、滅多に見れないぞ！頑張った者へのご褒美だな！」 ３人グループのリーダーさんの「この日に宿泊した者だけの特権ですね！」 グッときましたよ…今思い出しても感動の涙が… またひとつ夢が叶いました！ これだからめちゃめちゃ辛くてもしんどくても登山はやめられないよね（笑）