活動データ
タイム
17:45
距離
24.7km
のぼり
2228m
くだり
2229m
活動詳細
すべて見る【アクセス】 伊那市桂小場登山口からスタート。小黒川キャンプ場に向かい、登山口2kmほど手前が冬季ゲートで行き止まりです。停められる車は10台ちょっとほど。カーナビには小黒川キャンプ場を目的地にセットすると良いと思います。手前のキャンプ場の駐車場にも駐車できそう。 【天気】 1日目 ☁️〜🌨 2日目 ☀️ 【コース状況】 冬季ゲート〜大樽小屋 最初の林道は雪の下が凍結していますのでチェーンスパイクが必要。樹林帯はピンクテープの目印は少なめですが、日曜日に登山者が入ったためしっかりとしたトレースができてます。最初は10cmほどの積雪で標高を上げていくと積雪が深くなりますが、お天気の良かった日曜日には、標高の低く日当たりの良い登山道のの雪はもう溶けていました。 大樽小屋〜将棋頭山 大樽小屋周辺からはさらに積雪が増えていきます。茶臼岳分岐点手前ではトレースを外すと膝上くらいまで踏み抜くことも。 将棋頭山〜木曽駒ヶ岳 吹き溜りでは膝上くらいまでのラッセル、雪が吹き飛ばされたところは氷結していますがアイゼン、ピッケル はなんとか効きました。稜線にある岩を直登するか巻くかは、トレースの有無やその時の状況でご判断を。 行きはスタートからチェーンスパイクを付けて大樽小屋てアイゼンに換装、帰りは野田場でチェーンスパイクに換装しました。山頂手前の氷化した急斜面が核心部だと思いますが、滑落しても谷では無く稜線上に戻るので危険性は少ないかと。 【感想/記録】 ロープウェイでアクセスが容易な木曽駒ヶ岳ですが、今年はロープウェイの橋脚に不具合が生じて運休中です。ならば山麓の登山口から登ってみましょう。ロープウェイができる以前は山麓の桂小場登山口がメインのコースだったそうですが、今はあまり利用されていないようです。長丁場のコースと天候次第では山頂にたどり着けるか不安もありましたが、途中の大樽小屋か西駒山荘冬季小屋を利用して1泊で最低でも将棊頭山へ。 ■1日目 タイム 08:23 距離 9km 上り 1,665m 下り 55m カロリー 3271kcal 雪国富山でも今季は積雪が0cmと異常な暖冬が続いています。自宅から道中の奥飛騨にも雪はなく、平湯から上高地周辺でようやく道路脇に雪が見られました。前泊した長野県辰野町のホテルまで路面の積雪は無し。おかげで自宅から3時間15分で到着となりました。 土曜日の未明に5時45分頃にホテルを出発し、桂小場登山口の手前ゲートには6時半頃に到着。準備をして50分頃に出発。駐車していた車は2台で、トレースから先行者も2名。林道を歩き桂小場登山口からは樹林帯の緩やかな登山道を進みます。歩きやすいのは良いのですが、曇り空のせいもあって眺望が無いのが残念。 大樽小屋に到着したら中に入って、休憩がてらちょっと早めの昼食のパンを食べました。気温は−4℃ほどなのでジャケットを着て、アイゼンに換装して出発。でもすぐに暑くなってジャケットは脱ぐ羽目に。標高を上げていくと新雪が深くなり、アイゼンでもスリップするし、木の枝が登山道をふさいでうっとおしい。お天気が悪かったためか先行したお二人は早々に下山を決められたようで途中ですれ違い。 お天気は粉雪が舞う曇り空でしたので、稜線に出る前にアウターを着ました。13時半前にようやく稜線に出ましたが、見通しは悪いもののホワイトアウトではなくてホッとしました。ほぼ無風でしたがヤマテンの予報では晴れ間もあるはずなのに。稜線のトレースはほとんど消えているので、歩きやすそうなルートを選び雪稜を進むと、14時20分頃に将棊頭山山頂に到着。冬季小屋に入れるか心配だったので、すぐに西駒山荘を目指します。 冬季小屋へ行くと心配していたことが現実となり、残念ながら入り口はスッポリと雪で埋まっていました。退却か掘り起こしを強行するか15時半を目処に、入り口をスコップで掘り出そうとしましたが、雪の結合が悪い砂のようなサラサラの雪で、掘ったそばから崩れていきます。結局時間が足らなさそうで体力も無くなり入り口を掘り出すのは諦めました。ここがダメなら大樽小屋まで退却かと思っていましたが、ドラえもんに貰ったどこでもドアを持っているのを思い出し、無事小屋の中に潜入できました😎。 小屋の中で着替えたらココアを飲んでようやく安心できて一息つけました。小屋の隙間からは容赦無く雪が吹き込んでおり、風の強さが伺えます。時折外を見ても曇り空で夕日も期待できず。17時頃に夕食を食べて熱燗を呑んで、時間があったのでiPhoneでamazon prime videoを見て19時前には横になり、いつの間にか寝てしまいました😪。 ■2日目 タイム 09:23 距離 15.7km 上り 504m 下り 2,119m カロリー 3504kcal 翌朝は4時前に起床し温度計で室温を確認すると−9℃ほど。中華製シュラフでも暖かく凍死せずに済みました(笑)。お湯を沸かしてコーヒーを飲んで、朝食を食べて出発の準備を進め、長い雪稜歩きになるので、ウェアはダウンパンツにインサレーションジャケットを着込んで防寒対策もしっかりと。ここからはピッケルを持って5時45分頃に過ぎに出発。トレースが薄いのでヘッデンの灯りが頼りですが、ルートを外してしまいYAMAPでルートを確認。急斜面をラッセルして登ると稜線に出られました。 最初は広い雪稜歩きになりますが、ラッセルとなる吹き溜りは避けたくても所々ある古いトレースは薄く分かりづらい。しばらく歩いていると東の空が赤く染まってきて、南アルプスのスカイラインが見えてきた。吹き溜りではラッセルに、吹き溜まっていない雪面は氷化して硬く、場所によって雪質が全然違う。気温は−14℃ほどで風もそこそこ強くて歩くのが辛い。 急斜面を登っている間は山陰になって、ご来光やモルゲンは無理かな思っていましたが、ちょうど斜面を登り切った場所で6時58分頃に、富士山の横からご来光が見え、木曽駒ヶ岳の山腹が黄金に染まり、最高のモルゲンが見られました😄。出発の時間を計算した訳でもなかったのにラッキーでした。ここからは山頂までははまだ長く、トレースを参考に岩場を巻いたり、直登したりして登ります。 強風と薄い空気で登るのが辛く、ご来光も見られたので何度も引き返せば楽なのにと思いましたが、直前に見ていた平出和也さんのカラコルム シスパーレの激闘の記録を思い出し、こちらはただの楽な雪稜歩きと思って進みます。また現れた急斜面は氷化してカチカチでしたが、アイゼンの歯を効かせて無事登り、また標高を上げていくとようやく山頂が見えてきました。8時頃に無事木曽駒ヶ岳に登頂。周りは宝剣岳や空木岳、南や北アルプスの山々、御嶽山、八ヶ岳連峰の山々が360°に広がります。こんなにお天気が良い日で人気の木曽駒ヶ岳なのに誰もおらず、山頂をしばらく独り占めできました👍。撮影を済ませたら行動食を補給して名残惜しくも下山開始。 下りでは快晴の下で美しい山並みを見ながら雪稜歩きが楽しめました。日差しがあり風も弱くなってきたの途中で、暑くなり前にアウターとインサレーションジャケットを脱いでウェアを調整。最後は緩やかな登り返しから、ちょっとしたラッセルになり10時頃に小屋に到着。昼食のパンを食べて荷物をまとめて11時10分頃に出発。将棊頭山までは斜面をちょっとラッセルで登り返し山頂に到着。また周りの山々を撮影してから雪稜を下りますが、お天気が良いのでもう登頂した方のトレースを追って下ります。風が強くなり雪や氷の粒が飛んで顔に当たり痛い。樹林帯手前にまで来ると急に無風になり暑くなりそうなので、ジャケットを脱いで出発。 樹林帯はストックを使って小走りでドンドン標高を下げて、大樽小屋に到着したらちょっと休憩。また緩やかな登山道を小走りで下り、野田場に到着したら給水してチェーンスパイクに換装。この後の登山道は雪が溶けたり、もう土が出てスパイクに雪が団子になって歩きづらい。登山口に到着したらお腹が空いたので、残りのパンを食べて最後の林道を歩いて冬季ゲートに到着。 今回も無事ご来光を拝めて、快晴なのにあの木曽駒ヶ岳山頂を1人占めできるという幸運に恵まれました☺️。ロープウェイが運休なのは関係者の方々や、木曽駒ヶ岳の登山を楽しみにしていらっしゃった方には残念でしたが、こんな機会でもないとなかなか麓から長い距離を登れないですね。 【注意点や反省点】 大樽小屋までは圧雪や凍結箇所があるのでチェーンスパイクがあると安心です。荷揚げした水は1.9㍑でギリギリ。荷揚げしたアルコールはアルミ缶の日本酒1本だけ。 西駒山荘冬季小屋は10名ほど泊まれる広さ。トイレは無いので携帯トイレを使用しました。 標高の低い場所ではソフトバンクはほぼ不通ですが、標高を上げていくと登山道や稜線上では4Gでつながりました。 雪を扱うのでテムレスがあれば良かった。 今回の忘れたもの コーヒーカップ、酒のつまみ、休憩時に使用するクッション。 【Apple Watch等による計測結果】 ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal) 2,196 1,826 エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分) 342 281 スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間) 14 15 登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階) 45 140 ウォーキングの距離(km) 20.6 25.0 歩数(1日で歩いた歩数 / 歩) 28,693 34,828 心拍数 (1日で最低、最高の心拍数) 46〜147 51〜145 体重 63.0 -> 61.5
活動の装備
- その他(Other)MONTANE BLACK ICE 2.0 JACKET
- その他(Other)NatureHike シュラフ ULG700
- カシオ(CASIO)PRO TERK PRT-B50FE-3JR
- その他(Other)iphone11pro
- その他(Other)JETBOILMICROMOCOOKINGSYSTEM(CARBONGASNOTINCLUDED)byJetboil
- ニーモ・イクイップメント(NEMO Equipment)テンサーインシュレーテッド
- その他(Other)Apple watch series3
- ティートンブロス(Teton Bros.)TBジャケット
- パーゴワークス(PaaGo WORKS)FOCUS
- その他(Other)COCOHELI(ココヘリ)会員証
- オリンパス(OLYMPUS)M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
- オリンパス(OLYMPUS)OLYMPUSミラーレス一眼OM-DE-M1MarkIIボディー
- オークリー(Oakley)OAKLEYオークリーPRIZMプリズムサングラスRADARLOCKPATHレーダーロックパスOO9206-28009206-289206-28
- モンベル(mont-bell)ウインタートレッキンググローブ Men's
- その他(Other)ハンドシューペーター マウンテン
- その他(Other)ウェザーテックライトオーバーグローブLブラック235701
- マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)South Col 70 OutDry
- モンベル(mont-bell)LXF-12アイゼン
- モンベル(mont-bell)アルパインクルーザー 3000
- サーモス(THERMOS)山専用ステンレスボトル FFX-900
- その他(Other)ポーラーエクストリームDFパンツPWP13A0011(Men's)
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