二ッ？いや、 三森山

暖冬なので福島もギリ行けるかな。 うつくしま百名山、行っておきたい。 などと前日夕方からいわき市へ。 十王ダムの駐車場で車中泊して、すき家で朝食して、登山口へ。 やはり冷え込みはユルい。 主要な登山口は東側のようだが、どうもはっきりしない。 ヤマップも地図が無いし、二ツ箭の投稿ばかりで登った人が見当たらない。 とりあえず東側はヘタすりゃ長距離の林道歩行になりそうな予感がする。 南側にある池の方へ向かう。 農村部の県道をひた走りやがて採石所、両側に金網が張られた鉱山になる。 そこを過ぎると一気に荒れる。 所々に陥没、落石。 タイヤの側面を擦ったらパンクして終わる。 気を付けてると林道は砂利道になる。 砂利を押し固めたような道、ガードレールも無いし怖い道。 やがて分岐点、朽ちた一般車通行止めの看板が一応ある。 どうしよう。 一応行けそうだが不安だ。 やめておこう。 スペースに停めて出発する。 少し歩いたところで林道は大荒れ。 おお、やめといてよかった。 眼下に溜池が見えるが水量は少ない。 南岸をトコトコ進むも、本当に登山口あるのかなと不安になってくる。 溜池の西端に三森山の標識があり、小さな沢を軽く渡渉して対岸の林道に渡る。 わかりづらいが正面が登山道。 テープが付いている。 いきなりなかなかの急登。 倒木が多いが問題なく、道も結構しっかりと付いている。 グイグイ登ると、東側からの道と合流する。 ここから更に急坂が増す。 落ち葉も堆積しズルズルする。 山頂付近になると更に急になり、ちょっと危険なレベルの坂になる。 一応ロープが付いている。 あまりにも急すぎて立ち休みしているとズルリズルリと滑り落ちていく。 ようやく山頂に到着。 一部だけ展望があり、煙がなびく広野火力発電所が遠く見える。 うーん、第一原発が見たいな。 山頂から西側への道があるのだが、ヤマップ経路が無いのでどこに行くかわからない。 三森神社？検索しても出てこない。 諦めて往路を下山するしかない。 超急坂を慎重にズルズルと下る。 落ち葉サクサク下山。 溜池に到着、この池は周回できるのかな。 ちょっと北岸を進んでみる。 林道は続いているがヤブヤブ。 ガレ沢で林道は途切れ、対岸に歩道らしきものは見当たらない。 何か強引に通ったような踏み跡がうっすらと付いているのが見える。 やめておこう。 林道を戻り渡渉点に戻る。 沢を南岸に渡り、林道を駐車場に進む。 ん？ 何か服に細かい種らしきものがびっしりと付着している。 つまんで取ろうとしたが、つまんでいると指先が何かヌルヌルする。 匂いをかぐと機械油の匂いがする。 あ臭っ！ なんじゃこりゃ。 うわ、凄い嫌！ 上着をフリース着にして失敗だった、それはもうびっしり付着している。 チマチマとつまんで取るがきりがない。 ああん、もう手が臭い。 ヒルやマダニ以外にも付着して恐ろしいものが増えてしまった。 歩きつつ、ひらすら払い続ける。 駐車場に到着。 あらかた落ちたところで一休み。 ヤマップ経路も無く、長く荒れた県道、超急坂、謎の臭い種。 なんともめんどくさい山でした。