#128 ウトナイ湖で迎える朝。

2020.01.18(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
50
休憩時間
50
距離
36 m
のぼり / くだり
0 / 0 m
51

活動詳細

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週末土曜日、出張で苫小牧に。 朝6:00に到着したフェリーを降りて、 9:00からの現地スタッフとの打ち合わせまで お腹周りを気にしはじめたサラリーマンは 健康的に朝活してみる。 朝活といっても、 マイナス16℃の氷結した沼のほとりに立ち、 カメラ抱えて日の出までボーッと待っているだけ。 僕のように物好きも数名いるには居るが。。 活動距離ゼロ、消費カロリー不明、 じわりじわりと体温を奪う冷気。 やがて白とコバルト色の世界に太陽が昇る。 眩い光が凍った世界に命を吹き込む。 さながらそれは、 世界が目を覚まし脈動をはじめるようで。 さながらそれは、 色味を欠いたモノクロの世界が 金色のあくびをしているようで。 旅の始まりである。 大袈裟な、無意味にドラマチック仕立ての 0泊3日の短い旅であるが。。

ウトナイ湖 新年、1月もあっという間に半ばを過ぎて、
新年、1月もあっという間に半ばを過ぎて、
ウトナイ湖 いつもよりも暖かい日々が続いています。
いつもよりも暖かい日々が続いています。
ウトナイ湖 新年ならではの会合、イベントに翻弄され、
新年ならではの会合、イベントに翻弄され、
ウトナイ湖 週末の夜、
サラリーマンは少なめの荷物で旅にでる。
週末の夜、 サラリーマンは少なめの荷物で旅にでる。
ウトナイ湖 着いたのは海を隔てた北海道、苫小牧市。
着いたのは海を隔てた北海道、苫小牧市。
ウトナイ湖 理由? この日の午前中に予定している現地スタッフとのミーティングのため出張したもの。
理由? この日の午前中に予定している現地スタッフとのミーティングのため出張したもの。
ウトナイ湖 わずかに日の出の遅い北海道、
白みかけた凍える世界。
気温はマイナス16℃。
わずかに日の出の遅い北海道、 白みかけた凍える世界。 気温はマイナス16℃。
ウトナイ湖 朝の黄昏時を震えながらみていました。
朝の黄昏時を震えながらみていました。
ウトナイ湖 放射冷却で氷結していない沼の一部から湯気のような【けあらし】が立ち昇っている。
放射冷却で氷結していない沼の一部から湯気のような【けあらし】が立ち昇っている。
ウトナイ湖 原理はドライアイスのようなもの。
原理はドライアイスのようなもの。
ウトナイ湖 冷えて乾燥した外気に、
沼から蒸発した飽和した水蒸気が冷やされ
霧状に昇華したもの。
冷えて乾燥した外気に、 沼から蒸発した飽和した水蒸気が冷やされ 霧状に昇華したもの。
ウトナイ湖 やがてコバルト色からグレーに変わる地平線。
やがてコバルト色からグレーに変わる地平線。
ウトナイ湖 夜明けが近い。
夜明けが近い。
ウトナイ湖 そうしてカウントダウン。
3、2、1…
そうしてカウントダウン。 3、2、1…
ウトナイ湖 日の出だ。
日の出だ。
ウトナイ湖 日の光が凍った世界に熱を与える。
日の光が凍った世界に熱を与える。
ウトナイ湖 凍った枯れ草にも、
凍った枯れ草にも、
ウトナイ湖 雪の花の咲いた沼のほとりにも。
雪の花の咲いた沼のほとりにも。
ウトナイ湖 太陽の光を受けた部分から雪の花は溶けて
ガラスのような透明な氷に変わっていく。
太陽の光を受けた部分から雪の花は溶けて ガラスのような透明な氷に変わっていく。
ウトナイ湖 キツネだろうか?
キツネだろうか?
ウトナイ湖 この一瞬の様子をみようとカメラ抱えた連中は腹這いで沼のほとりに転がる。
この一瞬の様子をみようとカメラ抱えた連中は腹這いで沼のほとりに転がる。
ウトナイ湖 これが、
これが、
ウトナイ湖 こうして、
こうして、
ウトナイ湖 こうなった。
こうなった。
ウトナイ湖 朝日に照らされた【けあらし】がオレンジ色に。
朝日に照らされた【けあらし】がオレンジ色に。
ウトナイ湖 その様子をカメラに収めるカメラマンたち。
その様子をカメラに収めるカメラマンたち。
ウトナイ湖 オレンジとパープル、
紅茶のパッケージみたいな配色だなぁ。
オレンジとパープル、 紅茶のパッケージみたいな配色だなぁ。
ウトナイ湖 太陽はどんどん昇る。
太陽はどんどん昇る。
ウトナイ湖 あたりの霜を溶かしながら、
大地にエネルギーを与えていく。
あたりの霜を溶かしながら、 大地にエネルギーを与えていく。
ウトナイ湖 ドラマチックなシーンを見ることができて、
ドラマチックなシーンを見ることができて、
ウトナイ湖 かじかんで感覚を失いかけた手足の指先から痛みを覚え、この場から退散することにした。
かじかんで感覚を失いかけた手足の指先から痛みを覚え、この場から退散することにした。
ウトナイ湖 ラムサール条約の野鳥のサンクチュアリは
静かに、穏やかに、目を覚ました。
ラムサール条約の野鳥のサンクチュアリは 静かに、穏やかに、目を覚ました。

動画

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