中山仙境・田原山(鋸山) バスハイク

2019.12.07(土) 日帰り

活動詳細

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【貸切バス】 室見丘6:05→太郎丸団地6:20→早良口6:35→西新パレス前6:40→天神日銀前6:50→都市高速→太宰府IC→基山PA→院内IC→中山仙境前田登山口9:55→中山仙境→中坊中登山口12:30(車中昼食)→胎蔵寺駐車場13:18→田原山→妙善坊登山口駐車場16:30 →山香温泉 風の郷16:35/17:10→院内IC→基山PA→天神日銀前20:10 中山仙境(高城・夷耶馬) 歩行距離 3.2km 行動時間 1:56 標高差 +423 -345 前田登山口10:02~P189 10:26~4番札所10:33~下坊中分岐10:33~無明橋10:53~高城11:13~12番札所11:29~隠洞穴11:41~中坊中登山口11:58 田原山(鋸山・八方岳)  歩行距離 3.0km 行動時間 1:56 標高差 +390 -359 胎蔵寺駐車場13:19~熊野権現社鳥居13:30~熊野摩崖仏13:33/37~妙善坊分岐13:56~無名岩14:03/10~囲観音堂分岐14:12/16~股覗き岩14:28~八方岳14:42/49~妙前坊分岐15:09~鋸山妙善坊登山口15:15 (熊野摩崖仏 拝観料300円、山香温泉 風の郷 入浴料500円)   「国東の山は低山だけど、奇岩が多くて楽しめますよ」と教えていただき、揚々と参加した今回のバスハイクでした。もちろん楽しかったです。でもそれ以上にいろんな経験ができた山行でした。 最初は気持ちの良い登山道でしたが、すぐに鎖場が出てきて、それから先は岩の上り下りの連続でした。岩や鎖を掴んで足をかけ、登っていくのはとても楽しかったです。どの岩も、鎖場も、登れば絶景が待っています。でも下るのは……足元が見えず、怖くて、常に冷や汗に手を握り、緊張していました。 一番ドキドキしたのは、田原山で岩を下るときでした。岩に打ち付けられた金属の足場はありましたが、奥行きがなく、一見、足を乗せられないのではと思いました。それも、一つ二つは見えますが、その下は見えません。でも、ここを降りなければほかに道はありません。その前の中山仙境でも難所で立ち往生して、時間をかけてしまっていたので、しっかり自分で降りなければと思い、一歩目の足をかけました。「そうだ、さっき『岩から体を離さないと、足元が見えないよ』と教えてもらったんだった。体を離そう!」と思いましたが、恐怖心が勝ち、思考も体の動きも固まってしまい、体を離すどころか、二歩目も下ろせません。先に降りていた坂本さんや、待ってくれている班の方に、「もう少し左を下げて、次は右」「ゆっくりでいいんよ」「焦らなくても大丈夫よ」と声をかけてもらいながら、やっと降りることができました。降りてみれば5~6歩のことでしたが、とても長い時間のように感じました。 降りた後に少し離れた場所で、他の方が降りて来るのを待っていたとき、不意にぼろぼろと涙が出てきました。怖かった、でも無事に降りられて、緊張が解けた安堵感が一番大きかったと思います。ただそれだけではなく、皆さんにかけてもらった優しい言葉が沁みたのと、それで降りられた感謝と、自分で降りられないふがいなさと、様々な感情がごちゃ混ぜになっていました。 下山中に車道近くから振り返ると、やはりとても美しい山でした。ごつごつとした岩肌に陽が当たり、影が差して凸凹が浮かび上がり、独特の形容をしています。奥にはきれいな青空が広がり、手前ではふわふわのススキが風になびいていました。その様子を見ながら、またここに来たいなと思いました。今の私には難しいけれど、もっと経験を積んで自信がついたとき、また登りに行こうと思います。

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